上原館〔大友館・西山城〕（大分市）

上原館は、豊後守護の大友氏の館です。
鎌倉時代後期に大友氏泰が築いたとも云われていますが、はっきりとしたことはわかっていないようです。
かつては大友氏の中心的居館と云われており、大友義鑑が、嫡男の大友義鎮（大友宗麟）を廃嫡しようとし、義鎮派の家臣に殺害された二階崩れの変もこの館で起きたとされていましたが、近年上原館の北東側に大規模な大友氏遺跡が発見されたことから、この館の位置づけについては再検証が必要だそうです。
現在は天満社付近に土塁などが残っていて「西山城大友屋形跡」の石碑が建っています。
平成26（2014）年10月6日に一部が史跡大友氏遺跡に追加指定されています。

Photo Canon EOS 5D MarkⅡ
H22.7.16
住所: 大分県大分市上野丘西10