庄内藩校致道館(鶴岡市)
庄内藩の藩校で国の史跡に指定されている旧致道館
2012年08月26日
致道館は、9代藩主酒井忠徳が退廃した士道を刷新して藩政の振興を図るために文化2(1805)年に創設した学校です。
致道館の名称は論語の一節「君子学ンデ以テソノ道ヲ到ス」に由来します。
当初は、鶴岡駅前通りにありましたが、政教一致の趣旨から文化13(1816)年10代藩主忠器によって鶴ヶ岡城三の丸内に位置する現在地へ移されました。
約1万5千平方メートルの広大な敷地には、現存する建物の他に神庫や養老堂、句読所をはじめ舎生の寄宿する本舎などの学舎が建てられ、武術稽古所、さらには矢場や馬場までありました。
明治6(1873)年の廃校に至るまでのおよそ70年間、致道館は荻生徂徠の学風を伝承し、且つ孝悌忠信を重んじて武士道を体得し、お互いに切磋琢磨して多くの人材を輩出しました。
その後、鶴岡県庁舎、鶴岡警察署、朝暘第一、第二尋常小学校などへの変遷を経て、昭和26(1951)年に国の史跡に指定されました。昭和40(1965)年から4年間にわたる第1期保存修理の後、昭和47(1972)年から一般公開されています。
開館時間 9:00~16:30
休館日 毎週水曜日(水曜日休日の場合は翌日以降の平日)、12/29~1/3
料金 無料
Photo Canon EOS 5D MarkⅡ
H24.7.15
住所: 山形県鶴岡市馬場町11-45
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