別府晋介誕生地（鹿児島市）

別府晋介は、弘化4（1847）年吉野村（現在の鹿児島市吉野町）の実方に生まれました。
桐野利秋は従兄弟で、実の兄弟のように仲が良かったと言われています。
戊辰戦争では城下四番小隊の分隊長として転戦しました。明治2（1869）年には鹿児島常備隊の小隊長となります。
明治4（1871）年には上京し、近衛陸軍大尉に任ぜられ、翌明治5（1872）年には少佐に昇進しました。
西郷隆盛が下野し鹿児島に帰郷すると、別府晋介も鹿児島に帰郷し、私学校創設に尽力しました。
明治8（1875）年には、加治木外四郷の区長となりました。
西南戦争が始まると、別府晋介は加治木・国分・帖佐・重富・山田・溝辺郷の兵を募って独立大隊を組織し、西郷軍の先発隊として熊本へ北上し、熊本城を攻撃しました。
西郷軍が田原坂で敗れ、各所を転戦しましたが鹿児島城山に戻りました。
政府軍の流れ弾に被弾した西郷を「御免なったもんし（お許しください）」と叫び、西郷を介錯し、その後、弾雨の中で自決しました。
享年31歳でした。
（現地説明板より）

Photo Canon EOS 5D MarkⅢ
H26.7.19
住所: 鹿児島県鹿児島市吉野町