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羽黒山南谷別院跡(鶴岡市・旧羽黒町)

山形県指定史跡に指定されている芭蕉も訪れた羽黒山南谷別院跡
2015年05月10日
カテゴリ : 山形県 > 観光 > 社寺・教会
南谷は俳聖松尾芭蕉が奥の細道行脚の際、門人曽良と6日間逗留し、一句吟じた場所です。山形県指定史跡に指定されています。
寛文2(1662)年、時の羽黒山執行別当(最高責任者)天宥法印が拓きました。
当時、羽黒山頂にはいくつかの寺院があり、本社・寂光寺(今の三神合祭殿の前身)が類焼するのを防ぐためそれらの寺院を山内に下ろして移築しました。
寛文2(1662)年に築かれた南谷の紫苑寺もその一つで豪華絢爛な大寺院でありました。しかし、奥の方に位置するため、なにかと不便だったので、自然に迎賓館のような機能を果たすようになり、いつしか別院と呼ばれるようになりました。芭蕉の滞在所にあてられたのも、こうした関係からです。
その後、江戸中期の文政年間に覚諄(かくじゅん)別当がこの地の静寂を愛し、しばしば句会を催したりしましたが、覚諄別当隠居後はほとんど足がふみ入れられることはなく、庭園も荒れ、建物もいたみ、ついに倒壊してしまったので、その跡には八幡坂上(今の三の坂の上)にあった玄陽院という寺を移し、秋の峰の一の宿に当てられるなどしました。
その後、明治の神仏分離の際、全て倒壊され、今残っているのは玄陽院の礎石のみです。
覚諄別当が建立した松尾芭蕉の
「有難や 雪をかほらす 南谷」の句碑があり、最近では環境省認定かおり風景100選にも選ばれ、俳句愛好者も多数訪れています。
また、芭蕉来山当時の南谷の風景を復元されようと地元・手向の若者を中心としたボランティアの人々により心字池等が整備・復元されたので、院をめぐって池を配し、周囲の自然を巧みに取り入れた閑寂幽邃名園の面影を偲ぶことができます。(現地説明板より)

Photo Canon EOS 5D MarkⅢ
H27.5.2
住所: 山形県鶴岡市羽黒町手向字手向

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