旧割烹小幡（酒田市）

旧割烹小幡は映画「おくりびと」のロケ地です。
建造が昭和元（1926）年頃と伝えられ、当時の建築物としては珍しく、奥の和風建造物と洋風の3階建てで構成されています。
昔の割烹らしく大きくかなりの部屋数もあり、戦後の頃より洋館の1階部分ではダンスホールとしても使われていました。
映画「おくりびと」では、主人公の小林大悟（本木雅弘）が納棺師として就職する「ＮＫエージェント」の社屋という設定で使われました。
撮影時外観は現在の状態に多少手が加えられた程度で、ほぼこのままでの撮影となりました。
建物内部はＮＫエージェント内の事務所はセットでの撮影が多かったのですが、2階にあがる階段や鶴乃湯のお母さん（吉行和子）の納棺シーンなどでも撮影に使用されました。
作中のＮＫエージェント2階、植物だらけの社長（山崎努）の部屋のシーンでは実際この建物3階部分内部からの眺めを生かしたそうです。
（現地説明板などより）


Photo Canon EOS 5D MarkⅢ
H27.5.3
住所: 山形県酒田市日吉町2丁目9－37