長瀞城〔長瀞陣屋〕（東根市）

長瀞城は建長年間（1249～56）に西根氏が築城したと伝えられています。
応永21（1414）年頃に最上満家が入部し、この城に隠居したとされているが詳細は不明です。
戦国時代には天童氏家臣の長瀞左衛門が在城し、天童氏に仕え最上氏と争ったといわれています。その後、天童氏が最上義光によって滅ぼされると、義光は郡代として遠山外記を派遣して長瀞城に入城させました。
江戸時代に入り、最上氏が改易されると幕府直轄領となりましたが、寛政10（1798）年には米津通政が武州久喜より1万2,000石で入部し、長瀞陣屋を築きました。
長瀞陣屋を長瀞城を利用し、二の堀の内側を陣屋として使用しました。
その後4代目政敏の代、戊辰戦争の際には庄内藩と結んだため新政府軍のの放火により居館はすべて焼失しました。
現在は宅地化されていますが、二の堀跡がよく残っています。

Photo Canon EOS 5D MarkⅢ
H27.5.4
住所: 山形県東根市大字長瀞