高井鴻山記念館(小布施町)
高井鴻山の隠宅翛然楼などを修復した高井鴻山記念館
2018年01月11日
高井鴻山記念館は、高井鴻山の隠宅翛然楼(ゆうぜんろう)など、現存する邸宅の一部を修復したものです。高井鴻山は、豪農商高井家(市村本家)に生まれ、名前は健、字を士順、通称三九郎といい鴻山と号しました。
鴻山は広く学問を修め、特に漢詩・書画にすぐれ訪れる文人墨客が相つぎました。
中でも江戸の浮世絵師葛飾北斎を招いて、この地に多くの傑作をとどめさせています。幕末維新期には、巨万の家産を傾け、国の安泰と郷土の平和を図り奔走しました。しかし中央からの採算の要請にもかかわらず、自ら政治に参画することを好まず、晩年は教育指導者として名を成しました。
もと高井家は、間口30間(54m)奥行きは80間(144m)の広大な屋敷に、本宅をはじめ蔵などが軒を連ねていましたが、明治11(1878)年の火災その他の理由で多くを失いました。現存する悠然楼を中心とした簡素なたたずまいは、文人であり経世家としての鴻山をよく語るものです。
(現地説明板などより)
開館時間 9:00~17:00(7月・8月のみ18:00まで)
入館受付は閉館30分前まで
※1月1日は時間短縮開館 10:00~15:00
休館日 12月31日
入館料 大人300円 高校生150円 中学生以下無料
住所: 長野県上高井郡小布施町小布施805−1
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