ロ481号客車展示施設 うえまち駅（佐川町）

口481号客車は明治39（1906）年に鉄道作業局新橋工場（現在の大井工場）で製造され、国内に唯一現存する四輪木造二等客車です。今のグリーン車に相当し、全国に32両配車されました。
大正13（1924）年には土讃本線須崎〜日下間の営業車として活躍し、昭和5（1930）年まで活躍しました。
鉄道建設に尽力した佐川町出身の元宮内大臣、田中光顕伯の功績をたたえ、昭和8（1933）年、鉄道省から佐川町に寄贈され、以後青山文庫（現在の佐川文庫庫舎）横で列車閲覧室として町民に愛され、長く使用されていました。
しかし、老朽化や青山文庫改築のため昭和43（1968）年、再度国鉄へ譲渡され、多度津工場職員の技術と熱意により昭和49（1974）年客車が復元され、工場内で展示されてきました。
そして令和3（2021）年3月、JR四国協力のもと、53年ぶりに再度移設されました。

営業時間　9:00～17:00
定休日　　月曜日※祝日の場合は開館し、翌日は休館。

Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R4.9.24
住所: 高知県高岡郡佐川町甲１４７４