二層うだつの町並みの近くにある歴史的建造物・旧永井家庄屋屋敷
2024年10月29日
旧永井家庄屋屋敷は、徳島県美馬郡貞光町字西浦に現存しており、平成6(1994)年2月18日、貞光町〔現在のつるぎ町)文化財保護条例の規定に基づき、貞光町指定有形文化財に指定されました。
にし阿波お勧めビューポイント100選にも選定されています。
寛政3(1791)年建築の旧庄屋屋敷で、敷地は約550坪あり、二層うだつの町並みから50mほど西にあります。
敷地面積、約550年の屋敷に主屋棟である「モヤ」1棟。付属棟である「ネドコ」1棟、「蔵」1棟、そして、「主門」、「裏門」、「内門」、「板塀」、「井戸」等が配され、周囲を築地塀がぐるりと取り囲んでいます。
建築のみならず、主屋棟「モヤ」より望む、主題が鶴亀蓬莱と枯滝の構成による庭や県内屈指の古木である「御所柿」は、屋敷全体の文化財的価値を高めています。
また、この屋敷に立ったとき、そこから望める近景と遠景がバランスして、とても美しい景観を保っています。それはとりもなおさず、屋敷の木や庭、そして、建物群が、周辺の町並みや周囲の山々の自然景観ともよく調和していることを示しています。
現在、管理・所有者はつるぎ町(旧貞光町)ですが、もとよりここで生活を営なんでいた永井家は、「庄屋屋敷」と町民に親しまれている呼び名のとおり、江戸時代には代々庄屋職を勤めていました。明治以降は、医者として、生業を立てていたようです。また、付属棟の「ネドコ」は、隠居屋とともに藍のネドコとして機能していたことが想像できます。
貞光町は、この庄屋としての特徴を良く残す、貴重な歴史的文化遺産「永井屋敷」を保存整備するとともに、ここで公開と活用とが一体となった活動が営まれるように、また、それが「地域生活の中で人々が文化財に親しみ、文化財を活用した町づくり」に発展するよう、平成7(1995)年度に企画事業、平成8(1996)、9(1997)年度に保存整備事業(修復工事)を行いました。
入館時間 10:00〜17:00
休館日 第3水曜日 年末年始
入館料 無料
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R6.9.28
住所: 徳島県美馬郡つるぎ町貞光字西浦37