デリカスタムVol.53 尻下がりの解消~リフトアップコイルスペーサー装着~
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
愛車デリカD:5を購入して2年と9ヶ月ほど経過し、走行距離も8.5万kmに近づいてきました。
で、最近、足回りのへたり言うか、尻下がりな感じがしてまして、購入当時は問題なかった急角度の登り段差を上がるときにリアのマッドガードが路面と接触することも頻発するようになりました。
それ自体は大したことなく問題ではないのですが、やっぱり気になります。
まあ、ラゲッジには、ほぼいつも海釣り道具などが積んでるので仕方無いのかもしれませんが・・・・
なので、せっかくデタッチャブルボルトに交換していた三列目シートを、先日、外してみました。
で、今回はリアサスにJAOSのリフトアップコイルスペーサーを装着してみました。
部品は昨日、前橋市にあるBigRun群馬より着弾。
出かけていたカミさんに引き取ってきてもらいました。
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Beforeです。
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地面からホイールセンターを通ってタイヤハウスの縁まで約78センチです。
因みホイールは純正の18インチで、タイヤはOPENCOUNTRY R/Tの225/55R18の純正サイズでサスペンション関係はノーマルです。
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まずはリジッットラックで車体をあげて、リアタイヤを外します。
で、装着方法はロアアームを外してスプリングを外して装着するのですが、横着を考え、ジャッキでサスペンションを下から持ち上げ、スプリングが縮んだところをスプリングコンプレッサーで固定して足回りを下げれば、スプリングの上が開くんじゃないかと思ったのですが、最近のクルマはのび側もしっかりしているので、スプリングの自由長も長いし、何よりロアアームのスプリングが載ってるお皿が大きくてスプリングコンプレッサーでスプリングを縮めきれませんでした。
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で、今回の作業で難儀した作業の一つがこれ。
スタビライザーのリンクを外すことでした。
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ボルトが錆びてしまっており、オイルスプレーを吹き付けて緩めては締め、緩めては締めを繰り返しながら10分以上の時間をかけてスタビリンクを外しました。
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次にロアアームを固定しているボルト2本(1本はショックアブソーバーを固定している)を外します。
こっちのナットはすんなりと緩みました。
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ボルトを抜くといきなりロアアームが下がるので、ボルトを抜く前に下からジャッキで押さえて置く必要があります。
というか、ジャッキで押さえつつロアアームの高さを調節しないと、スタビリンクのボルトもロアアームのボルトもテンションがかかって抜けません。
で、写真のようにボルトを抜いて、ジャッキを下げると・・・
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ロアアームが下がってスプリングが外せます。
このとき、ロアアームが下がりきらない場合は、ロアアームの車体側(支点になってる)のナットを少し緩めると下がりきってスプリングが外せるようになります。
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外したスプリングです。
泥汚れなどもありましたので、せっかくなので、スプリングも、ロアアームのお皿も水洗いします。
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でリフトアップコイルスペーサーがこれ。
コレをコイルスプリングと車体の間に挟むことで、2~2.5センチほどリフトアップできるというモノです。
尚、指定部品以外を使って車高を上げた場合、40mm以上は構造変更の車検が必要となります。
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コレをスプリング上部の消音材(ゴム部品)の上に載せて車体に着けるのですが、ただでさえ長いスプリングにスペーサーが付いたので車体とロアアームのお皿に上手くハマリません。
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なので、スプリングコンプレッサーを使って、スペーサーの分だけスプリングを縮めて車体に取り付けます。
後は、分解したときの逆手順で組み付けていくだけですが、ボルトを通る穴の位置の調整や、ロアアームの前後位置の調整など、大変で写真を取り忘れてしまいましたが、何とか装着完了しました。
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Afterです。
何インチものリフトアップじゃないので、これだけでは判りませんね。
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で、家の周りを一回りしてサスペンションを馴染ませて計測してみると・・・
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Beforeと同じく地面からホイールのセンターを通ってタイヤハウスの縁までで約81センチ。
約3センチのリフトアップになりました。
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こうに比べてみるとタイヤとタイヤハウスのクリアランスが少し違うように見えます。
説明書には、作業時間:約1時間とありましたが、車体を一気に持ち上げる門型ジャッキなどもなく、油圧フロアジャッキ2台とパンタグラフジャッキなどを駆使して約2時間の作業となりました。
皆さんがD.I.Yで装着する場合は、できればローダウン用ジャッキがあった方がいいかもですね。
オイラ、デリカ用に買ったRV用のハイリフトジャッキだったので、下がりきったロアアームの下に、いきなり入れられなかったので別のジャッキを使っての作業となりました。また、普通車用の油圧フロアジャッキは上げ下げする際にアームが円運動となるため、ロアアームを引っ張ってしまい、位置調整が難しかったので、できれば垂直に上がるパンタグラフジャッキやボトルジャッキの方が位置調整や高さ調整はしやすいかもしれません。
で、午後になってカミさんと買い物に行き、少し遠回りをして80kmくらい走ってきました。
スプリングを替えた訳ではないので、乗り心地が変わることはありませんでした。
で、帰宅後の計測でも、概ね81センチをキープしてました。
コレで、駐車場の輪止めなどにマッドガードを引っかけるコトも少なくなるでしょう。
それにしても疲れました。
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