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TCM Markのブログ一覧

2020年12月23日 イイね!

VIP-TFR

   何時もならカウンティーの航空局から オラが空港のマネージャーに知らせが来て。マネージャーが下々の者にお達しするのだけど。 今回は、来なかったお知らせ。 誰かが忘れたのか❓

   ともあれ、訓練校のギャレットが教えてくれたので、知った事なんだけど。。。 トランプさんがおウチに帰って来てらっしゃる。 お陰様でオラが空港には、飛行規制が掛かった。



   FAAのサイトにもお知らせ(NOTAM)が有った。現地時間で23日午後5時から1月1日午後6時45分まで、オラが空港での離発着は、禁止と、、、。 これを書いている23日6時30分、飛行機の爆音が一切しない。とても淋しい気持ちになる。

   そして、どうしても思い出すのは、911テロの当日。 初めて飛行規制が有り、そういうモノだと知った。あの日の飛行規制は、米国全土一斉で全ての民間機が飛べなくなった。前代未聞の大事件だった。

   数日後規制が解除された。されたと同時に、当時のボスの飛行機に乗せて貰った。「This is what we missed for a few days. This is why we do what we do. 数日やけど、飛べやんで淋しかったよなぁ。 これをする為に私ら働いてるんやでぇ。」 みたいな事を呟いていたボス。 其れを聞いて 「そうやよなぁ。」って思ったのさ。。。



🅼
Posted at 2020/12/24 08:41:36 | コメント(2) | トラックバック(0) | | 日記
2020年11月29日 イイね!

割れた頭で、割に合わない仕事

日付穴埋投稿也


   軽飛行機(訓練機)が緊急着陸した。 この空港は、滑走路が三本三角に有るので助かった。 パイロットがパニクら無くて助かった。 高度が有ったので助かった。



   離陸して間もない機体は、激しい振動で揺れた。 出力が激減。 高度が保てない。 推力無しで旋回すれば揚力が落ちる、高度が下がる。 幸い三角の一辺から隣の辺に移って着陸出来た。



   訓練校の女将が、「調べろ~❕」と依頼してきた。 四気筒の内一本が圧縮しない。 オヨヨ。 排気バルブが割れたか❓ ズ~っと前に割れたバルブ見せて貰ったこと有るよね、と思い出していた。 作業を進めてもそれとは違う事が判る。 まさか、ピストンに穴が空いた❓ ボアスコープで見るけど穴は、無い。



   問題の気筒を圧縮上死点に持って来てShop Airをぶち込む。 轟々台風が如く空気漏れ。その個所は、ハッキリしない。 取り敢えず気筒を外した。



   そいつの頭には、、、



   きつめのヒビが、、、。パックリと、、、、。


   青ざめちゃうよね。 滅茶ニックってさ。 エンジンの設計に関わってないし、製造にも、関わっていない。 普通、その機体を使う事(Use or Abuse)も無いし。。。。 なのに、事故が発生したら、「あの滅茶ニック なにしたん❓」って思われるし、言われるし、訊かれる。 割に合わん仕事だよね。 ホント、そう思う。 そんな事、整備学校では、一切教えないし、、、、、。


   好きでなきゃ、やっちゃぁいけない仕事やわね。



🅼
Posted at 2020/12/06 04:58:02 | コメント(2) | トラックバック(0) | | 日記
2020年09月19日 イイね!

Fuel Nozzles And Hoppe's

日付穴埋投稿也




   航空機用ピストンエンジンには、気化器搭載と燃料噴射搭載の両方が有る。 燃料噴射型エンジンには、Fuel nozzles(燃料噴射口)が備わっている。 定期検査整備時には、其れを外して掃除する。 機器に設置してその性能を検査、、、、は、しない。(笑)。 掃除するだけで十分なので、、、、。


   この日入って来たエンジンに装備されていたノズル。結構オヨヨ状態。でも、試運転で振動が酷かったなどは、感じられなかった。



   噴射口周りには、カーボンが積もってる。



   ノズルは、この液体に漬け込む。カーボンが融ける。



   漬け込む時間は、溶液の良し悪しで変わる。 



   ノズルの本体と芯は、分離出来る。

以前人を雇っていた頃、修理にだしたシリンダーをエンジンに装着して試運転した整備士が居た。 「絶好調だ」みたいな事を言った。 後にワタシが試運転する事になった。 エンジンは、とても不調だった。 「絶好調整備士」を呼んで「どういう事やねん。」って、、、。 Troubleshootingしたら、ノズルの芯が無かった。 シリンダー修理に出した時ノズルを外して無かったらしい。 修理工場へ行って、「ノズルの芯」見なかった❓って尋ねた。 幸いそれは、発見されていた。 「誰の部品か判らなかったが、その内に、誰かが尋ねて来るだろうと思っていた。」と笑われた。 絶好調だとしたまま、顧客に機体を引き渡したとしたらどうなっていただろうと思えば、ゾッとした。 「絶好調部品無くした整備士」は、その後仕事も無くした。



   部品洗浄タンク、ブラシで軽く擦るとカーボンがとれる。 溶液が、古くなって来た様だ。 今回は、イマイチ取れてないカーボン。 でも性能に影響有るか無いかと言えば、影響なしなので、問題無し。



   これが溶液、ホッピィス。 鉄砲を掃除する時に使うモノ。 以前は、悪マートやら、Kマートなど雑貨屋で入手出来た。 前回は、スポーツ用品店で買った。昔は、雑貨屋で銃販売してた銃が社会問題として大きく取り上げられ、今では、銃販売してない。 したがってホッピスも売ってない。  今回射撃場に行ったが、在庫切れだった。 オヨヨ。 しょうがないので、E湾から取り寄せた。 これ一本あれば数年買わなくて済む。 次回買う時は、何処から買う事に成るのだろう❓ ふと、そう思った。




🅼
Posted at 2020/11/05 14:39:36 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 日記
2020年09月10日 イイね!

壊れたエンジンは、叩いて治す。

壊れたエンジンは、叩いて治す。日付穴埋め投稿也。


   定期検査で入って来た。 エンジン試運転、性能チェック。異常は感じられない。 何時もの様に、コンプレッションテストを行う。



   80psi(圧縮空気)を送りこんで、検査。



   上の計器が最低60psiを示して欲しいところ。 10psiしか表示していない。 オヨヨ。 空気漏れは、排気バルブからだ。 この気筒、飛行時間100時間前にもこの様な結果だった。  オーナーと相談。 



   前回同様、ひっぱたいて治す事にした。 黒い打ち出の小槌の登場だ。 ひっぱたけば、大判小判がザックザク~🎶



   ロッカーカバーを外し、片手でプロペラが回らない様にし、圧縮空気を送りながら、此処をひっぱたく。 



   治ってしまった。 大判小判いただきだな。( ´∀` ) このエンジン、オーバーホールからそんなに飛んでないのに、この症状が出て来てる。 OHしたこのショップ。 過去にこんな事無かったのになぁ。 下手な技術者がやったのかな❓

   ともあれ、このままでは、チョット心配なので、バルブ飛び出し整備を施す事にしよう。 なんかしなきゃ、100時間後に同じ症状が発生するかも知れないしね。



🅼
Posted at 2020/10/02 21:22:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2020年09月09日 イイね!

飛び出す排気バルブ

日付穴埋め投稿也。



    とある顧客が定期検査を依頼した。 飛行中エンジンから偶に振動が来ると言うことも含めて 見て欲しいと。 「飛行中」で、しかも「偶に」起こる症状。 地上でどうやってどうしたら良いモノか❓ 常連客なので過去の整備は記録してある。 考えられる項目を一つ一つ取り除く。 Process of eliminationだ。 そして浮かんで来るのが、排気バルブの摺動問題。 俗に云う Sticky Valveだ。 このエンジンでは、よくあり得る問題だし。。。。四気筒の内どの気筒が其れを起こしているのかを知るのが課題。

   Compression Testを行うと、疑わしい気筒がどれか判った。 第一気筒だ。 この気筒のバルブ摺動性が向上するよう作業をする。



   カバー、ロッカーアーム、プッシュロッド等を外すと、問題が見えた。



   滑らかに回っていないので、片べり(異常摩耗)している。 滑らかに稼働するよう整備を行う。



   圧縮工程の始まりの位置にピストンを持って来る。 気筒内にロープを送り込む(圧縮空気の役目をする)。 プロペラを回転方向に動かなくなる迄 まわす。


 
   専用工具を用いバネを外す。



   ロープを抜き取り、バルブを燃焼室内に落とす。



   専用リーマーを用い、、、、



   優しくグリグリする。 航空機用ガソリンには、鉛が含まれていて、エンジンの使用時間がかさむと燃焼副産物として固体化した鉛がバルブガイドとバルブステムに積もる事がある。積もった鉛がバルブの摺動を渋らせる。 バルブがキッチリ閉まらない状態になる。 圧縮効率が低下し、パワーロスや振動に繋がる。 ここで何をしているかと云うと、リーマーでグリグリしてバルブガイドに積もった鉛を削り落としている。



   次にバルブステムを引っ張り出す。 



   (・_・D フムフム 目視点検するが、GGE Eyesでは、よく見えない。



   取り敢えず、自作専用工具でシコシコする。



   シコシコしたら鉛が気持ちよく擦れ取れて来る。 ( ´∀` ) 作業範囲が限られているので根気の要る仕事だ。

   積もった鉛を取り切ったら全てを元に戻す。 飛び出たバルブをいかにして元に戻すかは、企業秘密なので公開しない。 (´∀`*)ウフフ。

   この作業は、八月に行った。 以来顧客は、数回飛んでいるが、エンジンの振動に関する文句は訴えていないので、作業が成功したに違いない。




🅼
Posted at 2020/10/01 10:38:22 | コメント(2) | トラックバック(0) | | 日記

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「Check Engine Lightですねぇ。。。 エンジンが欠落してないかチェックしろっていう警告灯ですね。。。。。。」
何シテル?   09/01 11:58
ねぇ。 あんた 日本車 持ってる? 何に乗ろうがあんたの勝手やけどさ。 日本経済に貢献してよね。 だから、一台ぐらいは、日...
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