こんばんは
今回はFD3S RX-7のブースト圧の話をしようと思います。
最初に言っておきますが
私はド素人です!
鵜呑みにせずに参考程度にしてください!あと間違ったこと書いてる可能性も高いです!間違いに気づいたらご指摘頂けると幸いです。
さて、RX-7などターボ車にはブースト圧という言葉が良くでてくると思います。
ご存知だとは思いますが、インマニ(エンジンに入っていくところ)内の空気の圧力のことを指しています。自然吸気の車の場合はバキューム圧なんて言ったりもするかと思います。
ターボ車はタービンによって空気を圧送して高出力を得ます。
通常、大気圧と同じ圧力(エンジン停止中など)では0kPaとなります。
エンジンを動かし、アクセルの踏み込み量が少ないときには負圧(マイナス)となります。これはタービンからの圧送よりもエンジンが吸い込む空気量のほうが多いからです。
アクセルの踏み込み量が大きくなり、タービンの回転数が上がると正圧(プラス)となります。エンジンにより多くの空気を送り込もうとタービンで空気を押し込む感じですかね
とまあ、この辺は基本ですね
さて、ここでFDの話にしましょう
まずFDには純正でブースト計が付いている場合があります。
5型からかな?
今までは油圧計が装備されていた位置にブースト計が代わりに装備されている場合があるんです。油圧計が壊れやすかったためって話らしいです。
で、このブースト計結構正確な数値を示してくれるのですが・・・
この通り、目盛がわかりづらく、マイナスもプラスも大きな数値がないんです・・・
結構正確な動きをするのに目盛がないので正確な数値が読めないんです。
そこで社外のブースト計を装着する方が多いです、私ももちろん付けました。
一番右のメーターです。
RX-7にはこのブースト計と水温計は最低限必要となるメーターだと私は考えています。
なぜ、ブースト計が必須なのかといいますと
ブースト計の数値でエンジンのコンディションがある程度把握できるからです!
どういうことなのかといいますと
まず負圧ですが、負圧はエンジンが空気を吸い込もうとする力で発生します。
ロータリーエンジンは圧縮比で調子がある程度わかります。
アペックスシールなどがダメになると圧縮が落ちてくるんですね、アペックスシールは燃焼室の壁の役目を担っているので壁に穴が開けば(アペックスシールとハウジングの隙間が大きくなる)と十分な圧縮比を得られないのは想像がつくかと思います。
さてエンジンが空気を吸い込もうとする力もこのアペックスシールが悪くなると弱くなります。隙間の有るピストンで空気を吸い込もうとしても上手く吸えないのと一緒です。
したがってアイドリング中の負圧の数値を読み取ってやるとある程度コンディションがわかるのです。
ただ、、、どこでインマニの圧力を測るのか、アイドリングの回転数、エンジンオイルの種類、メーターによっても測定誤差が生じるので、他のFDと比べて負圧の値が大きくないから調子が悪いと決め付けることもできません。
あくまで目安程度です。定期的にもしくは調子が悪くなってきたと感じたらディーラーなどで圧縮を測定してもらうなり、点検してもらうなりするのが一番かと
ちなみに私のRX-7はアイドリングで-0.58~-0.6kPaを示します。圧縮も一年前の計測では大変良い数値を示しています。現状軽量プーリーを装着していること以外は完全ノーマルです。
次に正圧ですが・・・
こちらはエンジンとタービンに関わってきます。
FD3Sはシーケンシャルツインターボという特殊な機構を備えているため、故障率も高めです。
またロータリーエンジンも他のレシプロエンジンと比べると高ブーストには耐えづらいのでオーバーシュートにも特に気をつけねばなりません。
私は幸いなことに調子が良いので問題がでたことはありませんが、0.5病といわれるブーストが0.5kPa以上かからなくなったり、ブースト圧が1kPaを軽く越えてしまったりといったトラブルが発生するようです。
特に想定しているブースト以上にブーストがかかってしまうオーバーシュートなどはエンジンの即ブローに繋がることもあるので要注意です。
ノーマルのFDのブースト圧に関するデータも少ないので私と同じノーマルで乗っている方は自分のブースト圧が心配になったりしているのではないでしょうか?
6型タイプRBにおいてのみになりますが、今回載せておこうと思います。
気温や踏み方でもブーストの値は変わるのでこちらも参考程度にお考えください。
まず、踏み込んでいくと最大ブーストがかかり、高回転(おそらく5000回転付近)ではブースト圧は下がります。
最大ブーストは0.85~1.05kPa程度かかるようです。その後約0.75kPa程度になっているようです。
低回転時に高いブーストをかけてトルクを出し
高回転時にはブーストを下げてエンジンを保護するような設定らしいです。
FD3Sはコンピューター側でブースト圧を制御しているのでこのようにブースト圧はフラフラとしています。最初は壊れているのかと思いました(笑)
常に1kPa以上かかっているようであれば何かしら怪しいと思われます。
マフラーを変えただけでもかなりブースト圧はあがるようです。
またブースト圧があがると必要とされる燃料も増えます。
純正コンピューターのマップでは燃料が足らなくなることも多々あるようです。
あまりFDのことを知らずに購入してエンジンを壊す人の多くはマフラーを変えたりエアクリを変えたりすることで生じるブースト圧の上昇に燃料が足らなくなって壊すことが多いようです。
気をつけましょう!
抜けの良いマフラーを入れたら確実に燃調は必要になるそうです。
6型RB以外については乗っていないので残念ながらわかりません。
EcoCPUで有名な
中村屋さんのブログでとても参考になることが書かれています。読んでみてはいかがでしょう?私は参考にさせていただきました。
やはりブースト圧の管理と水温油温の管理は基本ですかね、長く壊さず乗りたいものです。
長くなりましたが、今日はこの辺で・・・
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2012/10/24 21:46:23