
その18になりました。
その17で着地したものの、タイヤが回らずあたふたした状況からの続きです。
この写真、よく見ると右フロントはイン側を向いてます?
着地後の残作業としては以下を考えてはいました。
①車高調整&DIYアライメント調整(暫く走ってから再度調整要かも?)
②エキマニバンテージの焼き入れ
③エンジンの耐熱塗料の完全乾燥(180℃で30分)※少し走るだけ
④その他、暫く走ってマイナートラブルの除去(作業ミスを含めて)
現状では10cmも動かすとフロントタイヤが「ギューっ!」と鳴って回らない状態なので、まずはタイヤを真っすぐにしないことには先に進めません。
そこで以前(
その12)、Ckさんとアライメントの話をしていたときに「タイヤの中心の高さに目をやって、そのタイヤの前後が丁度重なった先に見える位置でそのタイヤの向きが分かるよ」と教えてくれたのを思い出し、フロントのタイロッドを調整して(ある程度)真っすぐに調整してみることにしました。
当時の写真ではないので分かりにくいですが、イメージとしては目を左に移動しながら赤丸と黄丸のタイヤの端が重なるところを探し、その先の見えるところ(今回はリアのプロテクターのちょっと内側)までタイロッドを調整しました。(左右でトウ0になるイメージです)
すると、嘘のように軽く動くようになりました。。。
これでようやく前後のクルマの入れ替えが出来ました。ただロングアームになったこともあり、フロントの車高が異常に低くなったため、2cmほど車高調のネジを回し、下側のアームが水平になるくらいにしておきます。なおリアの車高は事前の調整で大丈夫そうでした。(あまり低くするとショックが底付きします)
とりあえず見た感じは大丈夫そうな状態になり一安心です! (^O^)/
流石にこんな状態で走るのは危ないので。。。残作業①のDIYアライメント調整を行います。流れとしては以前行った
アライメント調整と同じですが、ワイド化やアームを替えたこともあり再度掲載します。
①4輪のタイヤ位置をマーキング
まずは4輪の位置を太めのマスキングテープ等でマーキングし、クルマを前に移動します。
②水平台をセット
この駐車場は左前に流れるように水勾配があるため、あらかじめ「水平モルタル」で作成した水平台を4輪の位置にセットし、厚さの異なるベニア板を組み合わせ、水準器を使って水平になるよう設定します。
③車を水平台に載せる
水平台を一旦横におき、クルマをマーキングした元の位置に戻します。
前輪に輪留めをつけて、後輪>前輪の順にジャッキで持ち上げて水平台に載せます。※写真では忘れてますが、タイヤとの間に滑りをよくするクリアファイルを一枚挟みます。
④4輪とも空気圧を揃えて、ステアリングを固定する。
空気圧は1.8にセットしました。
ステアリング固定具をセットします。
⑤メープルA1ゲージ(フルセット)をセットし、まずは前後のトレッド幅(差)の測定する
写真は右リアですが、錘を中心から垂らし位置を左右でマーキングし、メジャーで幅を測ります。
フロントも同様にマーキングして計測し、トレッド幅(差)を計算します。
結果は以下。
リア:1790mm フロント:1750mm 差:40mm(片側20mm)
⑥フロントのキャンバー、トウを測定する
右フロントのキャンバー測定です。
<右フロントのキャンバー> 目盛外ですが定規で測ってポジキャン+2°00′
<左フロントのキャンバー> こちらも目盛外のポジキャン+2°10′
なんかの間違いでは?と思うくらいポジキャンです。。。見た感じもポジキャンなので合ってるのか? (*^_^*)
次にトウの測定です。
紐を前後につなげ、⑤で測定したトレッド差(片側20mm)を反映します。
<リアは基準線より20mm内側に紐をかけます>
<右フロントのトウ> トウアウトの+0°05′
<左フロントのトウ> トウインの-0°10′
⑦リアのキャンバー、トウを測定する
フロントとリアのセットを入れ替えて同じように測定します。(省略)
⑧測定結果(まとめ)
前後のトレッド幅:40mm(片側20mm)
左側 右側
フロント・キャンバー +2°10′ +2°00′
トウ -0°10′ +0°05′
リア ・キャンバー +0°30′ -0°30′
トウ 0°00′ 0°00′
リアは調整できないのですが、
その14で行った右側のラジアスアームの長さ調整の結果、リアのトウが左右ともゼロで揃いました!
リアのキャンバーはホーシングが傾ているのかな?
この測定結果からすると、フロントのキャンバーをゼロもしくは少しマイナスに持ってきて、トウをゼロに調整するのが基本になりますね。
⑨フロントのキャンバー調整
キャンバーはアッパーアームの写真赤丸の上のナットを外し、短くすることで調整します。(上のナット17mm、下のナット22mm)
手前のところ(上下)にもピロの調整ネジがありますが、キャスター角でも調整するんでしょうか。面倒なのでここは弄らず (^^♪
とりあえず一番短くしてみました。
<左フロントのキャンバー> 0°00′
<右フロントのキャンバー> +0°30′
⑩フロントのトウ調整
キャンバー調整で明らかにトウアウトになったので測定してタイロッドで再調整します。
<調整前> 左側 右側
フロント・キャンバー 0°00′ +0°30′
トウ +2°10′ +1°20′
<調整後> 左側 右側
フロント・キャンバー 0°00′ +0°30′
トウ 0°00′ 0°00′
※キャンバーも再度計測し直してます。
⑪調整結果(総まとめ)
各種調整をした結果をまとめると以下になります。
左側 右側
フロント・キャンバー 0°00′ +0°30′
トウ 0°00′ 0°00′
リア ・キャンバー +0°30′ -0°30′
トウ 0°00′ 0°00′
前後のトレッド幅:40mm(片側20mm)
少し走るとアライメントも変わるのかもしれませんが、ちょっと様子をみてみます。次はいよいよ試走(準備作業を含む)になります。
Posted at 2025/09/14 22:21:04 | |
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