パワーステアリングオイルポンプ交換

購入時からパワステポンプのプーリー軸シールからオイルが滲んでました。
滴るほどではありませんが、タンクもロワレベルまで来ているため、交換しておきます。
今回は、予算の兼ね合いもあり、中古ポンプを購入しています。

16mmのストレートロングメガネレンチで、補機ベルトのテンショナーを緩め、六角レンチで周り止めをして、パワステポンプ周辺のベルトを外しておきます。
ここから先、余分なエアを噛ませない為に、一切ハンドル操作をしてはいけません。

リザーバタンク分を抜けるだけ抜いておきます。
スペースが狭く、100ccシリンジ＋ホースが活躍しました。

高圧・低圧ホース類を外します。

プーリーの位置を変えながら、3本のボルトを緩めます。
1本はロングボルトとなっています。

外れました。
あとは、逆の手順で組み立てていきます。

ポンプを取り付け、新品ガスケット(銅ワッシャ)を使い高圧ホースを締め付け、低圧ホース・プレッシャスイッチ線をつけた後は、オイルのエア抜きをします。
まず、写真のインジェクターコネクタを抜き、新品オイルをＦＵＬＬレベルまで注入し、クランキングを10秒×数回行います。間は30秒以上空けます(スタータ・バッテリ負荷を減らす為)。
オイルがＬＯＷレベルまで来たら、再度補充し、数回クランキング。
オイルレベルの変化がなくなって来たら、インジェクタをつなぎエンジンを始動します。

エンジンを始動したら、ポンプからうなり音が無いことを確認し、念のためハンドルを据え切り5回程度繰り返し、オイルレベルに変化が無いことを確認できたらエア抜き終了。
オイルラインを外す前から操舵をしていなければ基本的にラック＆ピニオンの左右の部屋側にはエアが回らないはずのため、油圧回路の一番短いラインでエア抜きを行うことが出来ます。
抜いたパワステオイルは濃い色になっていました。
リフレッシュをかねて、その後1Lほど希釈しながらオイル交換をして完成。試運転で漏れ無いことを確認しました。