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2020年12月12日 イイね!

NSXの話(3.メンテ維持編)

NSXの話(3.メンテ維持編)
これまで、NSXのボディカラーや購入先の話をしました。

前回の通り、NSXの購入を諦めました。

他の候補にも目を向けてみます。
リトラクタブルヘッドライトと言えばMR2、180SX、NAロードスター等等ありますが、個人的に好みの形をしているのがRX-7FD3S。
うわ、懐かしい写真。
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ただ、特殊なエンジンを載せた走りを極めたハードでストイックな車というイメージが強く、私の用途とはちょっと違うかな……。単純に色々な面で難しそう。

ならばポルシェは?
ケイマンとかボクスターとかの中古。爽やかなブルーが超かっこいい。
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さすが、過去の写真を見れば何でも出てくる。
でも、いつの時代のもかっこいいから今じゃなくていい気がする。
そりゃ6気筒から4気筒になったとか、色々あるだろうけど。
NSXは年式的に今買わないと二度と買う事は無いと思うから。

という事で、とりあえずカーセンサー等の新着情報をチェックする等、アンテナは張っていました。
NSXの相場は上がる一方で、私が調べ始めた頃よりも100万円前後高くなっています。
当然、状態が良い個体はさらに値上がっていますし、青いNSXも出てきません。
これはもう諦めか?まぁ、お金を使わないからいいかと思いながら過ごしていました。

秋口、ふとカーセンサーに青いNSXが上がっているのを見つけました。
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これは僥倖か…?なんかやたら明るい青だな…候補になかったが…。
本体価格は…?ん~…、すっごくお金が必要だけど…なんとかなりそうか。
どんなNSXだ…?とにかく見にいこう!
数日迷いましたが、ノリさんのアドバイスも頂いて販売業者へ電話で往訪予約をしました。

そして実際に行ってみた…。事前に電話をしていた事もあって、既に外に出してありました。
スーパーカー的なオーラ、ハンパない。異様なスタイリング。異様に青い。
圧倒されます。
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うわー、青い。ひたすら明るい青。そして形が非日常的すぎる。
これ、本当に買ってもいいのかな……?色々な意味で…。
ノリさんから頂いたアドバイスを担当者に認しますが、特に問題はないようです。
平静を装っていましたが、舞い上がっていたのでマトモな写真がありません。
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この日、諸経費と気になる場所の補修を含めた見積書をもらいました。
総額費用は、私が思っていた金額と同じでした。
即決するにはさすがに金額がデカいので数日の猶予を頂きました…。


さて、ここまで触れてきませんでしたが、NSXを維持する為には考えるべきポイントがあります。
購入する前にNSXに懸念される事項を上げてみましょう。

1.故障しやすいのか
NSXは故障しやすいと言われています。
とはいえ、30年経過していればどんな車も同じ懸念があります。
部品は高いものの、OHやリビルド品を入手できる事や、故障しやすい箇所は対策が立てられます。
エアコン、パワステ、ALB、O2センサー、リレー、オルタネーター、ラジエーター他…。
まともに交換すると数十万円の請求が発生します。
ここでは個別に触れませんが、NSXを購入して長い諸先輩方が詳しく記載してくれています。
運良く直近で交換、又はOHしている個体が手に入ればラッキーですね。
実車を見る時にチェックしておきましょう。

2.部品は高いのか
これは1.にもかかってくる事です。
タイミングベルト交換はエンジン降ろしながら行った方が楽だと言われている等、整備に手間暇がかかる事もあります。クラッチの交換も大変のようです。
また、MRゆえに前方から後方まで太いクーラントホースが通っています。劣化すると一気に噴き出し、オーバーヒートする恐れがあります(結構経験者が多い)。
エキスパンションタンクも紫外線に晒されていると簡単に割れてしまいますので、定期的な交換が必要です。
消耗品自体もちょくちょく値段が上がっています。
前述と同じく、消耗品を直近で交換されているかどうかを見ておくと、維持が楽になるでしょう。

3.アルミボディは鈑金出来ないのか
バンパーとリトラクタブルカバー以外はアルミボディである為、修理費が高くつくと言われています。
鈑金出来ない事は無いですが、出来るショップは限定されます。
もらい事故で自分の過失が1だったとしても、負担が大きくなってしまいます。
車両保険無しで乗っていると、かなりのプレッシャーと言えるでしょう。
出来れば盗難、いたずら対策としても有効な一般タイプの車両保険加入を推奨します。

4.車両保険に入りにくいのか
3.にかかってきますが、ネット上でも「車両保険に入れない、或いは少額しか認めてもらえない」「ガレージやセキュリティの有無など保管状況を実際にチェックされる」等の話を聞いた事があります
これらは保険会社の代理店によって対応が大きく変わります。ダイレクト系は苦手な分野のようです。
私の利用している代理店に事前見積したところ、購入額と同じ車両保険を付ける事が出来、保管状況等の確認も一切ありませんでした。
車両保険に入れなかったり、保管場所をチェックされる場合も実際にあるのだと思うのですが、ネット上の書き込みだけでは分からない事があると感じました。
そして月々の保険支払いが高いのか?これは半分正解で、半分は外れです。
保険料率ランク(2020年1月より17段階)で見ると
対人:2
対物:1
搭乗者:4
車両:9
となっています(NA1、2021年1月~適用)。
この車格で驚くべき料率です。上記3点はフィットよりも低い。
ノリ&トコさん曰く「皆、お金持ちなので保険を使わずに直せてしまうせい」。マジかよ。
ちなみに86は
対人:8
対物:7
搭乗者:5
車両:10
と、全ての点でNSXを上回っている為、同じ条件であれば86の保険料の方が高額です。
なお、これがNA2になると
対人:12
対物:1
搭乗者:9
車両:11
となります。
NA2=中後期型のMTを意味する為、ATの多いNA1よりも速度を出す方が多いのかも知れません。審査も厳しい恐れがあります。
保険料が高いという噂は半分は当たっていると言えます。
NA2を購入予定の方は注意しましょう。

6.盗難されないのか
NSXは、比較的盗難されにくい車と言われています。
理由としては、海外への輸出目的で盗んでいく不届き者は車両を解体して持ち出すようですが、アルミボディの為に、元に戻す事が困難だから…という理由だそうです。
そして北米でもアキュラNSXとして販売され、生産台数は日本で作られた数を上回ります。
国内専用車では無かった事も、狙われにくい理由の一つかも知れません。

7.駐車する場所が限定されるのか
理想はガレージ付き一戸建て、カーポート付き一戸建て、マンション下の雨の当たらない1F、地下駐車場…。
人目に付かない、天気に左右されない保管状況が最高でしょう。
私は最悪な「集合住宅の青空駐車」な訳で、この点に関してはNSXを持つ資格がないと言えます。
事情もあるので、カバー等の工夫でどうにかするしかありません。
最終手段として実家に投げるという方法もあるので、あまり深く考えないようにします。

こんなところでしょうか。

気になるところはこのような所になります。
意外と行けそうですね。

重要なのは、NSXの話を聞ける方がいる事かと思います。
直接聞けるのは心強い。

次回に続く…?


Posted at 2021/12/27 21:31:43 | コメント(1) | トラックバック(0) | NSX | 日記
2020年12月10日 イイね!

NSXの話(1.青いボディカラー編)

NSXの話(1.青いボディカラー編)
少し、初代NSXの話をしたいと思います。

私はあまり車に興味がなく、NSXという車を長らく知りませんでした。
知ったのは、2014年~2015年くらいに高速道路のPAに止まっているのを見た時だと思います。
よく分からんがカッコイイと思って写真を撮ってありました(笑)
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といっても、86を買ったばかりだったので乗り換え等は当然考えてなく、存在を知っただけです。
しかし、2018年にインパクトブルーに参加されたノリ&トコさんの青いNSXを見たら、これはカッコよすぎ!なんだこの車は!個人的に国宝として認定しました。
深緑色のシャーロットグリーンパールをDIYでラッピングという、Youtuberも真っ青な神テクで青くなっています。
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とりあえず、2018年頃からNSXを中古車検索サイトを見始めてみました。
インパクトブルーで青いNSXを見たので、私も青い個体を選びたいです。
しかし、以下の理由により、純正で青い個体は希少で入手が難しい事が分かってきました。

①一番売れた時期に青が選べなかった。
NSXは、私の以前書いたブログにもあるように青色が豊富な車種です。
しかし、それは15年間という長い販売期間の中での話です。
NSXの販売台数を見ると、日本で販売された7,300台余りのうち、4,500台程が1990年~1991年式となっています。中古車検索すると、最安値はいつもこの年式です。
1年新しくなると50万円程価格が上がっていき、1997年の中期以降となると1000万円に届く価格になります。
生産された6割以上のNSXが90-91年式ですが、この期間には青色の設定がありません。
ちなみにシルバーは15年間、常に2種類(セブリングシルバーメタリック、カイザーシルバーメタリック後にシルバーストーンメタリックと入れ替え)ありましたが、これはNSXがアルミ製である事を強調する為だという話を聞いた事があります。
人気があり長命だった赤、銀、黒が全体の8割ほどを占めているようです。
※1991年NSXのカタログより
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②中期以降でしか青は殆ど見かけない
肝心の青はいつから出てくるのか?
歴史を振り返ってみましょう。

初の青色としてモンテカルロブルーパール(B66P)が1992年より登場します。深めの落ち着いた青です。
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同年に、ステッチの色から100万円の本木目パネルまで選べるにて、特別色として選べました。
中期型となった1997年に標準色となりますが、前述のように中期以降はプレミア価格となっています。以降、2003年まで選択出来ました。
※標準色でもNSXのパールカラーは+150,000円(1997年カタログ参考)。
カスタムオーダープラン時代も含めれば10年以上選択可能だった為、生産台数で考えれば、最も見かける可能性のある青色となっています。
インサイトやS2000のボディカラーにも採用されており、この色を見る事はさほど難しくありません。
同じ工場で作られた関係からか、NSXとS2000と初代インサイトは共有している色が多いです。
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1996年にカスタムオーダープラン特別色として、グランプリレッド(ルマンレッド(R501)と共にフェニックスブルー(B82)が登場します。OP価格350,000円。
1998年2月まで選択出来る事を確認、当年中に終了。
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ポールリカードブルー(資料によってポールリカールブルーとも)という名称が正式のようです。ホンダのカタログには一貫してフェニックスブルーの記載ですが、パーツリストではポールリカードブルー。何故?
名前が3つも分かれている理由は判りません(^-^;
S2000typeS専用色のアペックスブルーパールや、FK8後期に設定されたブーストブルーS660のプレミアムビーチブルーパール等が専用色として用意された事を考えると、ホンダは明るい青色が好きなようです。
NSXが選択できる青色の中で、唯一のソリッドカラーです。


ネットで見てもベースグレードでは殆ど見かけず、タイプSの色というイメージが強いです。
タイプSの価格も訳の分からない事になっています。
カスタムオーダープラン専用色としての設定しかない為、希少価値が高いです。他車種にも採用はありません。
※マスダオート フルハウス様より引用
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1999年9月に、標準色として青紫色のサーキットブルーパール(B501P)が設定されました。
NSX専用色です(インサイトにもあった?確認出来ず)。
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採用は2001年11月までと期間が短く、この3年間は全グレード併せても200台に満たない生産数。
NSXを求める多くの方が赤、銀、黒を選ぶ中、白や黄色と張り合って、尚且つモンテカルロブルーパールと悩んで敢えてサーキットブルーパールを発注する方は、もはや相当のマニアしかおらず、かなり希少カラーです。
中古車検索や専門店の販売履歴に載っているのも殆ど見た事がなく、ある意味お金を積んでも買えない純正色となっています。
ちなみにエンブレムは2021年1月現在も取り扱っていますので、色の実物を見る事は可能です。
※マスダオート フルハウス様より引用
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2001年12月に、鮮やかなロングビーチブルーパール(B510P)が登場します。
後期型カスタムオーダープラン専用色で、別途50万円を要します。
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ホンダWEBサイト上では、熱い思いで相当に力を入れて開発した旨が記載されており、当時NSX-Rをカスタムオーダーした際に設定された例を見かけます。
同記事では、2002年~2005年で88台がラインオフされたとありますが、同期間で849台が生産された北米のアキュラNSXの話です。
記事内のいう「ホンダらしく不人気色をあえて復活させた」のではなく、NSXにとって特別なカラーであった為にオマージュしたのだと思います。
日本では、全グレード全色併せて2002年~2005年で260台程しか作られていないので、オプションカラーで別途50万円するとは思えない程の人気カラーだと思います。
希少ではありますが、個体自体は取り扱いがそこそこあり、予算があれば手に入れる事が出来るでしょう。
ミッションやグレードにもよりますが、殆どが価格応談。推測ですが、1,500~3,500万円程で購入できるでしょう(国家予算並)。
直接関係ないですが、当時放送していた仮面ライダー555の敵が乗ってくる車両としてロングビーチブルーパールのNSXがチラっと登場します(別話でS2000も出ます)。
※マスダオート フルハウス様より引用
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③選べる色が多すぎた
NSXの人気カラーは、赤、銀、黒である事は既に述べました。
特にレアなカラーは、Googleで検索しても姿すら出てきません。
赤いNSXが好きと言っても、フォーミュラーレッド、ニューフォーミュラーレッド、クランベリーレッドパール、ルマンレッド、モンツァレッドパールと多種多様に分かれています。

NSXnet.com様の画像を加工
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グレードとカラーの組み合わせの中には、選択できるにも関わらず一台も製作されなかったものもあるようです。
前述までの事情も併せて、様々なカラーバリエーションがある程、欲しい青色と遭遇出来る確率が減るという事です。
つまるところ、NSXに於いては純正の青色は全て希少なのです。


青いボディカラーのNSXを手に入れる手段は…
①業者に全塗装またはラッピングを依頼する。
②DIYで塗る、ラッピングする。
③出品されるまで待つ


①についてですが、欲しい色を手に入れる一番近道な手段だと思います。
NSXは年式が古い為、全塗装された例は多く、本体自体の希少性から売買価格の影響を受けにくいようです。
通常、エンジンルーム内を塗装するには困難ですから、元色を考えると黒か銀色辺りでしょうか。
中古車検索で見かけた黒いNSXは、エンジンルームが真っ赤でした…(^-^;
問題点は、80~100万円程度の予算は別途見ておく必要がある事。
予算に限りがあるので、本体の価格は抑えなければならない。
内燃機関や足回りのメンテならともかく、外装の塗装だけにそんな費用を投資する意味があるのか?という疑問が湧きます。
また、分解する際に色々なパーツが古くて再利用不可の場合、見積外の費用が多く出てくる事が予想されます。
長く乗ってきた相棒や長年憧れた車両に行うならまだしも、まだ乗ってもない高額な車両に、最初からそこまで考えて買うのは厳しいでしょう。
業者によるラッピングは、全塗装よりも維持に気を使いそうです。値段も全塗装と大差は無いか高いようで、選択肢には入りません。


②についてですが、DIYで外装を塗装・またはラッピングするには、道具や部材はもちろんですが、広い敷地や保管場所が必要となるでしょう。一朝一夕で出来るものではありません。
さらに、知識と技術と根気とやる気がなければ、やらなければ良かったというくらいの損害が出る恐れが強いです。
私には1つも条件が揃いませんので、諦めます。


③についてですが、前述のように出品自体が貴重です。
かろうじてモンテカルロブルーパールが出るかも?という具合です。
好みに順位をつけるなら「①ロングビーチブルーパール、②モンテカルロブルーパール、③フェニックスブルー、④サーキットブルーパール」というように思っていました。
特にモンテカルロブルーパールは、私の86に近い色なので親近感があります。

NSXの青色について、だいぶマニアな話をしてしまいました。
青いボディカラーの事は大体わかりました。
Posted at 2021/01/17 19:23:56 | コメント(3) | トラックバック(0) | NSX | クルマ

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何シテル?   04/29 21:00
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