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2017年01月28日 イイね!

道路のふしぎ2:坂道にある標識の〇%って何?

道路のふしぎ2:坂道にある標識の〇%って何?前回、道路の事を扱った洗い越しの記事が好評でした。
ブログで初めてイイネが100を超えました。ありがとうございました。

今回も皆さんの意外と興味のないご存知ではない道路のふしぎをご紹介していきたいと思います。
今回のテーマは、坂道について取り上げたいと思います。


皆さんは、坂道を通行する時にこんな標識を見かけた事があるかと思います。

※北茨城市の小山ダム付近

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下りの勾配が9%ある」という警戒標識で、本名を「下り急勾配あり(212の4)」というものです。
もちろん、上りもあります。
この9%という数字はどの程度の坂道を指しているのでしょうか。

水平距離分の垂直距離を百分率で表していますので、1%とは100mで1mの勾配が発生する事を指します。
単位を細かくするならば1mで1cmですね。
つまり、この写真の場合なら100mで9m下がるくらいの下り勾配となっている訳です。

ちなみに鉄道の場合は坂道に対する耐性が低いので単位が小さく、勾配を千分率の「〇‰(パーミル)」で表します。
1‰=0.1%ですね。1,000mで1mの勾配が1‰です。


首都高3号渋谷線の池尻付近。
3%の上り勾配により、自動車の速度が落ちて渋滞してしまいます。
同じく上り勾配による渋滞で有名な東名高速道路の大和トンネル付近は2%の上がり勾配となっています
このわずかな勾配でも、自動車の速度に大きな影響を与える重要な数字となります。
道路はその規模によって、道路につけられる勾配に制限がついています。
細かい数字は省きますが、簡単に言えば都市部の高規格道路ほど厳しく、田舎の一般道ほど緩くなります。
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話が逸れましたが、9%勾配の現場写真です。
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そこそこきつい坂道に見えるでしょうか。

勾配は解りましたが、角度はどのくらいあるでしょうか。
三角定規を思い出しますと、恐らく30度くらいはあるでしょうか。
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実際は9%という勾配は、角度で言えば5.1度しかありません。
30度というと、苗場スキー場の上級者用スロラームコース並みの傾斜面となります。勾配で言うと58%弱となります。
「これは45度はあるぞ」なんて思うきつい坂道でも、実際の角度でいうとそうでもありません。
45度という角度になると、階段が無ければ登るのは難しいレベルです。
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では、勾配の標識はどの程度の数字を指す事があるのでしょうか。

警戒標識は道路管理者が必要があると判断した場合に設置され、必ずしも設置されるものではありません。
統計は解りませんが、一般的には7~14%程度の坂道を強調する事が多いように思います。
15%を超えてくるケースは稀です。

中にはぶっ飛んだ数字が書いてあるケースもあります。
20%を超えるあたりから標識マニアからの注目度が高くなり、現在、日本で最も大きな数字は37%であるようです。
山の中にあると想像しがちですが、これらの急勾配の殆どは市街地に存在します。


どんな勾配なのか、わたし、気になります!
という事で、30mm下げの86で行ってきました。


現場は神奈川県相模原市の上鶴間です。
東京都町田市の南町田に隣接しています。
南町田のココスでえろぽんさんとキャンにゃんさんとバイキングした覚えが…。
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関東指折りの28%勾配です。
元々32%表記の標識でしたが、線形改良か測量修正が行われ28%にシールで張り替えられています。
32%という数字は日本一急な勾配標識とされていた時期があるくらいの物で、一時期話題になっていた時期もあるそうですよ。
(2017年現在は、東大和市に37%の標識があるそうです)

ちなみにクソ勾配ですが生活道路として住民に重用されていますので、車で長居は出来ませんでした。周りは住宅の敷地ばかりで一時駐車も難しそうです。
迷惑をかけるのはご法度なので、手短に済ませましょう。
※標識以下の2枚の坂道の写真はマッキータウンぶろぐ様よりお借りしました。
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この坂、どうなっているかというと……。
坂の中腹を過ぎた付近で一番急勾配になります。
登りから中腹で左折するミッションはさすがに死んでしまいますので行いません。
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横から見ると、勾配がわかりやすいですね。
〇の滑り止めが終わったアスファルト部分からやや緩やかになります。
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では、86で下ってみましょう。
ちなみに頂上側にしか勾配標識はありません。

途中、車から降りて撮影する私を、通行人の方々は奇異の目で見られていた事を覚えています。
この写真だと緩やかに見えますが、実際は上の写真のような角度となっています。
リップのクリアランスが一番厳しいと思う場所で撮影しました。
擦らないか擦るかの、変な汗が出るあたりのエキサイティングな感じになります。
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EZ LIPが接地し、尊い犠牲になりました。
最近は、EZ LIPを痛めつけるためにブログを書いている気もします。
速度は1~2kmで侵入し、無事腹下は擦らずに降りる事が出来ました。
速度があると、サスが動いて悲惨な結果になる恐れが十分あります。
当たり前ですが洗い越しの時と同じく、この手の車が通るべき道ではありません。
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とは言っても、ここが日本有数の急勾配であるというのは警戒標識に勾配が書いてある場所での話に限ります。
前述のように、警戒標識は道路管理者が必要と判断した場所にだけ設置されます。山を削って造成した住宅街や私道には、警戒標識がないだけで急勾配の坂道は多くあります。
例えば、町田市の玉川学園は山を削って出来た町で、お年寄りや足の不自由な方にはひたすら厳しい坂の町です。
過去に通勤と通学で使っていましたが、この28%の坂道よりも急な坂が多くあると感じます。
また、急勾配になっていても、住宅街の中は車の通行を考えて、始めと終わりに緩やかな坂を組み合わせる等して車が擦りにくいような工夫がなされている場合もあります。

※北茨城市の水沼ダム付近の駐車場。恐らく30前後の勾配ですが、相模原市のそれと違い水平⇒急勾配となっているので進入するだけで下を擦ります。
昔、進入しようとしてバキバキ言ったのでそれ以来降りようと思ったことはありません(笑)

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ちなみに、ダイハツのCMで有名な「べた踏み坂」こと江島大橋ですが、勾配は5~6%程だそうで、横から見ると割と緩やかです。一見すごそうな坂に見えるけれども実際はそこまでべた踏みしなくて良いようです。
(そりゃ、こんな立派な橋を作って急勾配だったら困るよね…)
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また、酷道で有名な308号線、いわゆる暗峠は勾配が最大31%と言われていますが、その勾配のまま螺旋を描くようにカーブしているため、実際に走ると相模原市の28%よりかなりきついと思われます。
(画像wikiより)
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坂道の魅力、いかがでしょうか。
もしも坂道を通る時に少し興味を持ってみて頂くと、いつもの道も新鮮に見えるかも知れません。


坂道が好きな方は、腕(脚?)に自信のある自転車乗りの方、道路/標識マニアの方が多いようで、車好きの方には少ないようです。


私は嫌いです!

Posted at 2017/02/02 07:48:14 | コメント(6) | トラックバック(0) | 道路のふしぎ | クルマ
2017年01月17日 イイね!

「趣味はドライブです!」って何?

「趣味はドライブです!」って何?「ご趣味は何ですか?」

みんカラユーザーの方々ならば「趣味はドライブです」という回答が多く出てくるかと思います。


世の中には、この趣味は割と浸透しているようで、就職面接の履歴書や結婚相談所登録書での趣味欄に書く方も多いようです。
中には「音楽鑑賞・映画鑑賞・ドライブは無趣味の言う三大無難な趣味」なんて意見も見かけましたが。


温泉巡りや観光が好きな方なら、ドライブ=旅行というイメージかも知れません。
温泉が好きだから、運転も好きだよ、と。
みんカラのプロフィール欄では「旅行・ドライブ」と、旅行とセットになっていますしね。
しかし、ここでは「趣味はドライブ」という事は「趣味は運転する事」という前提で語りましょう。

↓86納車後、意味もなく東京から箱根に来てしまった時の写真。本当に何の目的もなく、箱根に来ました。



趣味というものは、時に他人から理解を得難いもので「趣味:ドライブがマジで理解できない」「ドライブほど理解不能な趣味はない」という声もあります。

なぜ理解出来ないのかというと「わざわざ運転する事」、これに尽きるようです。
「そもそも運転は手段であり楽しくない。運転しなければ事故に遭わない、ガソリンも外食代も使わないで済む。ドライブはただ金を使って疲れるだけ。目的地もないなんてありえない。」


※↓偏見を持たれやすいドライブの例。
東北を目的地なく走行中、地図から見つけた旧道に向かい、南側・北側それぞれの閉鎖ゲートで撮影…。



主張する事は解ります。私も車を所有する前まではそう考えていましたし、全く外れているとも思いません。経済的で合理的だと思います。


では「趣味はドライブ」とは何なのか…。
「運転する事が楽しいから」…だけでは、彼らに説明するにはちょっと物足りない。

もっとこう…あるだろう!!表現が!!




ここで、以前まとめられていた「じーんとくるスポーツカーの名言集」というスレッドがあります。


スレッドの内容的には、半ば盲目的に上から目線で(輸入)スポーツカーが担ぎ上げられており、(輸入)スポーツカー(輸入)スポーツカーうるせえ!と思うくらいなのですが(笑)この中の書き込みに一つ、惹かれるものがありました。



上から目線のスポーツカー云々は置いておいて……

要は「目的地に行くのではなく、自分の好きな車に乗る事自体が好き」という書き込みがありました。

「今日は休日で朝から〇〇方面を走りたいから、目的地を××にしてとりあえず行ってみるか」
「仕事が終わって明日は休みだから、とりあえず△△まで行ってみるか」
「今日の予定が突然白紙になったから、とりあえず□□まで行ってみよう」
「とりあえず乗ってみよう」

とても素敵な事だと思います。

↓「とりあえず」以前行った旧道へ乗り入れてみました。誰も来ない空間で愛車を撮影なんてのも楽しい。




時間があれば、自分の部屋の分身の様な愛車にとりあえず乗ってしまう。
思い立ったら愛車とどこかに気軽に旅立って、ふと旅先で見つけた店や気になった場所に立ち寄ってみる…。
目的地があれば、そこまでの道程を楽しむ。ワインディングロード、四季折々の景色…。
個人的には「趣味はドライブ」とはこのような……ガソリン代や外食代を支払う価値に見合う「心が豊かになる文化的な趣味」を指すのだと思います。


私の「ドライブ」は走りのウエイトよりも、その土地の景色や風景、文化を感じる事が楽しみです。
何より、愛車と行くのが一番楽しいですね。
自分の車が無ければ、どこかフラッと行きたいとも思いません。
電車や飛行機で行く程の場所にも行きたいと思いません(笑)
あくまで自分の車と一緒に行ける場所が楽しいのです。

↓インターネットで見る事と、実際に往訪して観るのでは大きな違いがあります。



いかがでしょうか。

「運転技術を試すのが好きなんだが」
「計画立てて家族で楽しむのが好きなんだけど」
という方、大勢いらっしゃると思います。
ただ、私に運転技術も無ければ独り身でございます故……。
一つの視点としてご覧になって頂ければと思います。


これで合コン、街コンでも胸を張って「趣味はドライブ」と言えるでしょう。
さぁ、どうぞ!

僕「趣味はドライブです!!」


あ、独り言になってしまいました。
(そもそも高萩に人いないしね~)
Posted at 2017/01/18 22:19:10 | コメント(13) | トラックバック(0) | 道路のふしぎ | クルマ
2017年01月01日 イイね!

【酉】土足で屋根に乗っかられた跡を見つけた

【酉】土足で屋根に乗っかられた跡を見つけたある日、会社の上司から、86に足跡がある事を教えてもらいました。

茨城随一の田舎で、人気も多くない中での犯行でしょうか。



どうやらホシは、リアガラスから足跡をつけ始めているようです。




シャークフィンアンテナの横を通ったのち、かなり蛇行して右側に寄りますが、すぐにヘアピンカーブを曲がってフロントガラスまでたどり着いたようです。





そしてフロントガラスまで行きつくと、行く場を失い…





ボンネットまで滑り落ちたようです。




何故かボンネットのセンターを通って、千鳥足でフロントバンパーまで歩いたようです。





AMAZONで評判の良い鳥よけ
を隣に設置しているのですが、全く効果がありません。
鳥よけにフンされる始末です。




でも面白いので、しばらくこのままにしてあります。



トリ年の今年もよろしくお願いします。
(今気づきました)
Posted at 2017/01/01 00:00:07 | コメント(6) | トラックバック(0) | 86 | 日記

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