
実に普通な感じで、我が家のDS3
トロワの紹介を続けますよ~。
僕がブックマークに入れている、『
Life Meets Speed!』というサイトがありまして。
管理人の内藤さんと愉快な(?)仲間たちによる、ちょい斜めな視点からの歯に衣着せぬ車とバイクの解説や試乗記のサイトで、2007年頃から現在も(更新頻度は低いですが)更新が続いていて、かなりのボリュームがある愉快な内容(絶対に万人ウケはしませんがw)になっています(ちなみに、
内藤さんはみんカラIDも所有)。
そのLife Meets Speed!のDS5の試乗記の中で、「シトロエンが作ってるのって自動車のカタチをしたクルマ以外の何かですよね?」という名言が出るほどの変態車メーカーがシトロエンなのですが、残念ながら(?)我が家のトロワちゃんことDS3に関しては、シトロエン度はかなり低いと言わざるを得ないと思います。
Life Meets Speed!にはDS3の試乗記は残念ながら無い(V6エキも無い…というか、僕の所有した事のある車は一台も無いw)のですが、DS5の試乗記の中の「DS3やDS4はあまり印象に残らなかった」という一文がそれを裏付けるかの様です。
そもそもDS3は、コンポーネントがプジョーの208と共通ですので、シトロエンの純血度が低いことは言うまでもありません(エンジンはBMWですしね)。
しかしながら、そんなDS3にもシトロエンらしさが残っているとしたら、それはデザイン(見た目)!特に、今回紹介するインテリアに尽きるのではないでしょうか!?(ホントカ?)
というフリから入って、実際にトロワのインテリアを見ていきましょうw

まずは、ドライバーズシートからの眺め。
なんつーか…
この風景だけでDS3買って良いんじゃないかと(前述のLife Meets Speed!によると、DS5はホントにそのレベルとの事)思います。他のことは気にすんな!的な感じでw
僕は、各国の車の作り方のポリシーってのは、グローバル化が進んだ今日でも、なんだかんだ言いつつ結構強く残っている気がしてまして…。
例えば、ドイツ車で言えば『車体しっかり(してる感じに)作っといたから、他のことは気にすんな!』、イギリス車は『軽くしといたから、他のことは気にすんな!』(あ、これは会社規模的にロータス以下メーカーだけか?w)、イタ車は『テンション上がる様にしといたから、他のことは気にすんな!』、アメ車は『デカくしといたから、他のことは気にすんな!』ですかね?(非難必至w)
日本車は『便利にしといたから、他のことは気にすんな!』か、『(長期的な視点ではどうか知らんけど)エコにしといたから、他のことは気にすんな!』辺りじゃないかと?
もちろん、全ての車がそうだと言うわけではありませんが、全体的な傾向はこういう感じがあるのではないかと思っている次第(最後で日和ったw)。
さて、その流れで言うと、フランス車はなにかって言うと…
『オサレにしといたから、他のことは気にすんな!』ではないでしょうか?w
ですから、このカッコ良さげなステアリングが、(そもそもD型というだけで使いにくいのに)シルバーの部分と革巻きの所に段差があって握りにくくて違和感あるとか、チルト&テレスコ機能あるけど(
あおえくにはありません)、一番下げて一番手前にしても僕の身長(174cm)で遠いとかとか…を気にしてはいけないのでしょうw
ステアリング回りをもう少し解説すると、輸入車ですから、ウィンカーレバーは左側です。これで、我が家の車は、2台とも右ハンドル左ウィンカーになって、間違えなくなりましたw
今までは、右ハンドル左ウィンカー(あおえく)と右ハンドル右ウィンカー(
ガンちゃん)だったので、たまに間違えるのは致し方なく…。
むしろ、左ハンドル左ウィンカー(
986・
RS)と右ハンドル右ウィンカー(
しろくん・ガンちゃん)2台体制時代の方が、ポジションごと違っていて間違いにくかった様な気がします。
ちなみに、トロワのウィンカーには軽く動かすと3回だけウィンカーが点滅する機能(ワンタッチウインカーとか3ターンシグナルというらしい)が付いています(やはりあおえくには付いていないw)が、これがホントに軽い力で作動してしまうので、車線変更などで自動でウィンカーが解除されない時にレバーを戻すと、結構注意していないと逆側に3回点滅させてしまい、恥ずかしい(で済めばまだマシですけど)思いをしてしまいます。未だに時々…(;´∀`)
尚、ワンタッチウインカー以外にも今まで所有して来た車たちには一切付いていなかった、自動防眩ミラー、オートライト、オートワイパー、オートクルーズ、電動収納ドアミラー等の豪華(?)装備がトロワには標準装備で付いていて、車にアレもコレもやってもらう事になれていないオサーンは戸惑っておりますw
平均的な日本人の感覚だと、『高額な車=すごい装備の付いている車』なイメージがあると思うのですが、あおえくやRSの値段で“装備なんてナイナイ尽くし”って事を知ると、不思議そうな顔をして「それなのに、なんでそんなに高いの?」と言われる事しばしばですが、イマドキは車体価格で270万弱(現行はほぼ300)の車でも至れり尽くせりなんだからそう思うのもやむを得ない話ですわなw
さて、次はメーターにぐぐっと寄ってみましょう。

メーターは、僕が所有して来た車の中では、ダントツカッコいいですw
あ、でも、見やすいかどうかとかは、全く別問題でwww
メーター周りというか、この横一列は、カーボン柄パネルでスポーティーな印象を醸し出していますね。
右のオドや燃料計表示をするデジタルメーターが、こんなオレンジじゃなくて、青掛かった白色とかだともっと格好いいと思うのですが…?
PCをわりと黎明期から見てきたオサーンにとって、このオレンジはごく初期の液晶画面色(多色カラーディスプレイじゃなかった)なんだよねー(;´∀`)

このオレンジメーターには、シフトアップを促す表示も出ます。
これは、(5速で走っていて)6速にシフトアップしろ(Audi S1はコレ式)…ではなく、(4速に入っていて)5速にシフトアップをしろ、です。
まぁ、別にいいんですけど、現在のシフトは表示してくれません(S1は表示)。
2000rpmくらいで表示するので、輸入車の(日本のエコカーに対する)燃費対策はMTのこんな所まで来たのかよ…とちょっと頭クラクラしたのですが、86とかも同じ機能があるそうなので、やっぱりイマドキはエコが絶対正義なんだなと思った次第。

視線を左方向に移すと、センターにあるのは、車の様々な情報を表示するマルチモニター。
やはりここもオレンジなのが…。
表示言語は7種類から選べますが、JPは無い…|ω-`*)

マルチモニターの通常表示はこんな感じ。正直、あんまり活用できてませんし、どう活用すれば良いのか不明な表示もありますw
真ん中は瞬間燃費計なのですが、加速からアクセルオフると、999km/Lという脅威の燃費を叩き出すことが出来ます。

マルチモニターの下は、エアコンパネル。
この辺り(と他のインテリアの一部)はピアノブラック調の塗装になっていて、なんだかオサレ。オサレ命だからな!w
エアコンパネルがムダにデカイ様な気がするのも、オサレのためなので気にしてはいけないどころか、「よくやった!」くらいの事を言うべきでしょう。多分。
尚、エアコンは0.5度単位で温度が設定できるという、ムダな高性能(?)っぷりですw
そして、その下は1DINのオーディオ。カーナビはありません。オプションにもありません。エアコンパネルを普通サイズにすれば、2DIN確保出来るんじゃないかとかも言ってはいけませんwww
この辺、あおえくと全く同じ仕様(カーナビ付けようがない1DIN)なのが、我が家の車っぽさ満点ですね(ノ≧ڡ≦)テヘ
前オーナーがPND(ポータブルカーナビ)を付けてくれています(最初の画像参照)が、いかんせん5年前のモデルのため、納車時の帰りの新東名も無いことになってましたw
まぁ、結局、あおえくと同じく、タブレットをナビにするんで良いんですけどね。
さて、足元に目を移してみましょう。

ABCペダル。
コンパクトなFFのため、タイヤハウスが足元右側に出っ張っているので、全体的に若干左寄りですが、左右に関してはそれ程違和感はありません。フットレスト(アルミやゴムのカバーが無いので判りにくいですが、若干細いながらもちゃんとあります)も、クラッチペダルと重なる事なく配置されているのはいい感じです(R8やS1はクラッチペダルとフットレストが重なっているため、載せ替えのためにペダルを迂回する感じに足先を動かす必要あり)。
それよりも問題なのは、位置がかなり手前にある事。前述の遠いステアリングとの兼ね合いで、正しいドライビングポジションが取れなーい!
ステアリングに合わせると、ペダルが近すぎて膝を抱える様な体勢で上からペダルを踏んづける(正確な操作がしにくい)事になり、ペダルに合わせるとステアリングが遠くて(操作ができないわけではありませんが)、長時間運転していると腕が疲れてきます(´・ω・`)ショボーン
各ペダルに必要な踏力は、全体的に軽め(ステアリングも)。とは言え、コントロールしにくい程軽い訳でもないです。ドイツ車>トロワ>トヨタ車って感じですかね?w
ブレーキは踏み幅が大きくて、とてもコントロールし易いですが、ポンピングすると段々固くなってくるので、ピストンの戻りが大きいのかも?
クラッチも軽いですが、半クラッチの範囲がかなり狭いので、ゼロ発進の時には慣れるまでちょっと戸惑うかもしれません。

シートは、セミバケよりちょっとコンフォート寄りって感じですかね?
しっかりした腰のあるクッションは、僕好みです。
手動ですが、前後移動、背もたれ角度調整、高さ調整がついているのは何よりですが、着座位置は一番下げてもかなり高め…あ、この手のコンパクトカーでは高いどころか低めかもしれませんが、ここんとこ所有して来た車の中だとね(;´∀`)
でも、やっぱりペダルとかの操作系(ステアリング除く)に対しては、シート位置高いよなぁ。
だからペダルを上から踏んづける様な体勢を取らせる事になるのかな?
ちなみに、シートの先の方までクッションがしっかりしているため、クラッチを踏む時にフトモモの裏がシートの角に当たって違和感。フルバケとかは、お尻が乗る所はしっかりしててもここが柔らかくなってるのが通常だと思うので、これもまた“上から踏んづける”に拍車を掛けそう。

オサレっぽいデザインにもなっている、この水玉柄?編み柄?が摩擦力を高めていて、お尻が滑ったりしないのはとてもいい感じなんですけどね。
ただ、お尻周りは滑らなくても、上半身のホールドはそれ程無いので、横Gで上半身は振られます。
フルバケ入れたいけど、足車だし、そこまでお金掛ける理由がないかな…今のところは。シート自体は、平均よりは良いシートだと思うし。
とにかく、ステアリングとペダルとシートの位置関係が良くないと思うんですよね。
平均的フランス人は、そんなに手長短足なのか?w
もっとステアリングは手前(且つ、シートに合わせて下)で、ペダルは奥(前方)、シートは下げると、いい感じになると思います。
ただ、ペダルを奥に動かすのは難しいですし、ステアリングは手前には持ってこれても下げる事は出来ないので、シートを下げるとステアリングが高くなりすぎて…と、モディファイ程度では全てを何とかは出来ないでしょうね|ω-`*)
まぁ、とりあえず現在のところはペダルに合わせてシートをセッティングし、腕を伸ばして運転していますが、今後多少は改善できればという感じで。
ここまで結構バッサリ書いちゃいましたが、一応シトロエンをフォローしておくと、このクラスでこの辺がしっかり出来ているイマドキの車を僕は知りません。
むしろ、室内空間の広さ云々、積載性云々とかいう程に、この辺りにシワ寄せが来てるんじゃないかと思うなぁ。
シート絡みでついでの話ですが、ナビがシートベルトをしていないと(もちろんドライバーも)、メーター内にランプが点灯するだけではなく、そのまま走り出すと(サーキットパドック内をちょっと移動させようと10km/hくらい出しただけで)「ピロンピロン」と音がするのですが、ワールだけナビシートに乗せている時にワールが立ち上がったりすると、時々センサーが反応して、一瞬ランプが点灯して、「ピロ…」とか鳴り出す事がありますw
まぁ、ワールがまた落ち着くと、すぐ消えるんですけどね。

3ドアですから、このレバーでフロントシートが倒れて、後部座席へ入れます。
このレバーが結構固くて、若干使いにくいですね。成人男性ならちょっと気になる程度だと思いますが、奥さんは時々苦労しているみたいなので、女性や子供にはちょっと…かも。

後部座席。
5シーターで、センターも3点シートベルトなのは点数高いですが、実際に3人乗るのはかなりキツイと思います。
前席とのディスタンスも、僕が座ってギリくらいかなぁ?前席の位置にもよるんで、なんとも言い難いですが。
良いんですよ、後部座席なんて、荷物置き場ですから!www
背もたれは、1ボタン押すだけで簡単に倒れて荷室容量が増えますが、フルフラットになったりはしません。この辺りの利便性は日本車圧倒的でしょう。

そのトランク。
我が家の車としては、
過去最大容量では!?www
まぁ、このクラスとしては平均的ではないかと?
尚、テールゲートや左右ドアは、やはりヨーロッパ車らしく、重めながらも滑らかに動き、しっかりした剛性感をもって「バフッ」と言って閉まります。
さて、また前に方に戻りましょうかね。

6MTのシフトは、かなり低い位置にあって、シートを一番下げた状態でも、ステアリングに合わせたシート位置にすると若干遠いです(10cm上げて、5cm手前で良いと思う)。
ここでも、“シートを前にして、上からペダルを踏んづけろ”圧力が!?∑(゚д゚lll)
シフトノブは球型で僕好みですが、オサレさ最優先でこんなデザインのため、握ると微妙に違和感(;´∀`)
一体のアルミ削り出しのシフトノブにしてくれよ!(金属フェチ)
DS3用としてネットで売ってるのは、純正オプションの色違い(黒い部分が他色になっている)しかないので、その内外してネジピッチとか確認してみるか…。

サイドブレーキも果てしなく遠いです(;´Д`)
だって、シートの座面より10cmは下ですよ。20cmは上げてくれていいな。
まぁ、イマドキこの形で、ワイヤー式ってだけでもヨシとしないとダメですかねぇ?Fドリ出来るもんねw
また、この位置にシガーソケット、オーディオのAUXソケット、USBソケットがあります(*´・д・)エェェ~
あおえくもシガーソケットがサイドブレーキの更に後ろにありますが、うちに来る車はこんな変な所にないとダメって訳じゃないんですけど?(;´∀`)

そんな訳で、タブレットに充電しながら音楽を聞こうとすると、こんな有様…(;´∀`)
これはオサレじゃないなー。

お、立派なグローブボックスがあるじゃないですか(あおえくには棚しかない)。

と思ったら、
半分しか使えませーん!www

使えない方は、ヒューズボックスになっている様です。
ちなみに、上の赤いボタンのようなもの(キーを挿して回す)は、ナビシート側エアバックのON-OFFスイッチ。

という事で、オサレな車検証・取説入れは、グローブボックスに入りませんので

ナビシート側のサイドポケットに入れるしか他ありません|ω-`*)
サイドポケット前のレバーの様なものは、ボンネットのオープンレバーです。
元々は左ハンドルの車ですから、ここなんですね。右ハンドル化はしても、ここは移動しなかったんだな。
更に言うと、トロワにはドリンクホルダーがありません。
そんな所まであおえくと一緒じゃなくてもいいんじゃね?www
という事で、このサイドポケットがドリンクホルダー代わりになりますw

Aピラーについている謎の突起。
取説によると、オーディオのツィーターみたい。

左のボタンは、キーロックを掛けた時の車内セキュリティセンサーのOFFボタン。ワールを車内に留守番させる時に使います。
真ん中、
ESP(横滑り防止装置)のOFFスイッチじゃん!Σ(゚Д゚
さすが、『Sport』がグレード名に入ってるだけある!
…って、思ったら、これはスタック時の緊急脱出用で、OFFっても30km/h(だったかな?)出したら、自動的にONになっちゃうんだって(´・ω・`)ガッカリー
右のボタンは、ただのカバー。
てな感じで、思ったより長くなってしまったインテリア編。
まぁ、結局は『オサレにしといたから、他のことは気にすんな!』の一言に尽きちゃいますかねぇ?(;´∀`)
まぁ、使ってる材料は、大して良い物じゃないんですけど、それをうまい事なんとか魅せてる…って感じ。
という事で、次回から皆さんお待ちかね(?)の、『走ってみた編』『モディファイ&トラブル編』に続く…予定。