1995年~
OS; DOS
CPU: 386SX33Mhz以上
RAM; 4MB以上
CD-ROM
サウンドブラスター
ジョイスティック・マウス対応
開発はParallax Software社の3Dダンジョンシューティング「Descent(ディセント)」です。
このゲームを買った時は、それほどPCのゲーム情報が一般的じゃなかった時代なので、私はせっせと秋葉原に通いつめて、PCゲームショップの店頭で、平積みになる新作ソフトをチェックしたりしていました。
そんな中で、地味なパッケージながらお店の人の「お勧め!」POPが付いていて、箱の表には「360°」の表示が目に付いたので手にとって裏返してみると・・・
何だか箱裏には3Dシューティングの画面が!
当時はセガのR360やタイトーのD3BOSS、海外ではヴァーチャリティ社のヴァーチャリティ2000等が話題になっていて、360°とかヴァーチャルリアリティと言う単語に弱かった私は、早速購入してしまったと言うソフトです(^_^;)。
やってみたら、これが画期的なソフトで、DOOMやDarkForceでは実現できなかった、本当の意味での「360°フリールック」を初めて私が体験したソフトでした。
内容的には3Dポリゴンで表現された迷路(坑道)を、宇宙船に乗って移動して、敵のロボットを射撃して破壊したり、坑道に残された同胞を救出したり、キーで扉を開けたりしながら、最終的にはロボットのボスを破壊して自爆する坑道から脱出すると言うレベルクリア型のゲームです。
無論、宇宙なので当然無重力(っても、惑星の鉱山なので、それも変だとは思うけど(^_^;))、迷路の中で自機はフワフワ浮いている状態です。
上下が無いのであらゆる方向に回転し放題(^_^;)、風景がぐるんぐるん回りまくります。
調子に乗ってロボットを撃破して暴れまくっていると、迷路の中で自分がどっちの方向を向いているのか直ぐに判らなくなっちゃいます。
もちろんマップモードもあるんで、単純に迷子になるって訳じゃないんですが、360°自由な方向に動き回れる感覚はとても新鮮な物でした。
操作はフリールックと言う事で、現在パソコンのFPSで主流となっている「マウス+キーボード」と言う操作を想像する人もいるかもしれませんが、基本的に「宇宙船」なので、「ジョイスティック+キーボード」と言う操作が快適です。
マウスでプレイできない訳じゃないのですが、DOSゲームの世界では当時それほどマウス操作がメジャーではなく、むしろジョイスティックの方が一般的だったのでマウスの反応が妙に鈍いんですよね。
私の場合、右手にジョイスティック(FCS)、左手にキーボードと言う体勢でプレイしました。
ジョイスティックは機体の回転と武器の射撃を、キーボードはキーパットを使って前進後退・左右上下のスライド運動を行っていました。
最初は画面感覚と操作感覚が馴染まないので操作が難しいのですが、2、30分も遊べば直ぐに縦横無尽に迷路内を飛ぶ事が出来るようになります。
画面はDOSなのでDOOMっぽい粗いものですが、敵も背景も全てフルポリゴンで表現されていて、カナリ臨場感は高いものです。
また、敵の攻撃もDOOMのファイヤーボール攻撃のように敵弾がゆっくり迫ってきたりしますので、立体的に回避する事が可能なのが非常に楽しいんですよね。
例えば横スライドでゆっくり飛んできた敵弾をかわしてから、ちょっと前進して敵弾の通った位置に戻って敵を射撃とか(^_^;)。
テキストにすると難しいですが、敵に囲まれても敵と敵弾の間を縫うように飛びながら攻撃すると言う何とも不思議な事も可能で、とても楽しいんです。
迷路も単なる通路じゃなく、複雑に入り組んで交差していたり、突然広い空間が出現したり、同じ様な風景に何箇所も同じ様な入り口が配置されていたりと、なかなか飽きさせません。
更に各レベルのボス「リアクター」をやっつけた後、脱出口を抜けて脱出するまでのスリルも秀逸です。
レベルクリア型なので、ちょっと単調になったり作業的になったりする部分も有りますからちょっとだけ減点ですが、立体空間の中を自由に飛びまわる感覚と、迷路の謎解き、射撃の爽快感、画面の美しさ等、いつの間にかハマってしまい、時間を忘れてやり続けてしまうディセント。
あんまりやりすぎると、寝る前に迷路の風景が頭から離れなくなるので、注意が必要です(笑)。
関連情報URL:www.youtube.com/watch?v=keS0Hts2LpQ
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