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さとちん@のブログ一覧

2025年07月19日 イイね!

遠地偵察活動 其の七

上官殿!

過去6回に亘り行って来ました、横浜から北海道への遠地偵察活動。
ついに最終報告となります!!! (`Д´)ゞ ビシッ!

■ここまでの報告まとめ
其の壱 大洗港~苫小牧~日高町~然別湖~ぬかびら温泉郷
其の弐 タウシュベツ川橋梁~美幌峠~開陽台~北19号~納沙布岬
其の参 納沙布岬~根室駅~落石岬~標津町~道の駅 知床・らうす
其の四 知床横断道路~オシンコシンの滝~網走監獄~能取岬
其の五 紋別~北見神威岬~エサヌカ線~宗谷岬~宗谷丘陵~稚内駅
其の六 宗谷岬~日本海オロロンライン~オトンルイ風力発電所~お馬さん巡り(苫小牧市・新冠町・浦河町)
其の七 ←今回






7日目 【6月1日(日)】
《浦河町》
偵察最終日は、天気も良き!
国道235号・236号を東へ向かいます。


向かっているのは・・・



《黄金道路》


国道336号内の、えりも町から広尾町までを結ぶ、約28km区間の通称です。


日高山脈が海岸まで迫り、その断崖絶壁からは頻繁に石が崩れ落ちる。
そして冬には雪崩が多発するこの区間は、交通の難所として知られていました。


その断崖を切り開くのに掛かった8年もの歳月と、黄金を敷き詰められるほど莫大な費用を投じたことが由来となっています。


一方、切り立った崖を縫うようにトンネルと覆道が連続し、覆道の合間から時おり見える海岸線が美しいルートでもあります。


今回ワタクシ二等兵は、黄金道路の ”古い絵葉書” を入手

黄金道路が竣工して間もない1950年代~1960年代のものなので、今では見られない景色が多く写っています。

その場所が今どうなっているのか探りながら、黄金国道の歴史に触れるのが、今回の遠地偵察活動における最終任務となります! (`Д´)ゞ ビシッ!






まずは、この1枚からいきましょう。
左上に「ルベシベツ市街及第一號隧道」と書いてあるので、場所は直ぐに分かりました。


ここですね。
ちなみに現道は、一番右に見える「タニイソトンネル


絵葉書に写る「第一號隧道」は、残っていれば小屋の後ろに隠れているはず。
確認してみましょう!
(前に見えるのは旧道の重蔵トンネル


海岸沿いを歩いていくと、小屋の後ろに何か見えて来ます。


ありました!




《第一號隧道》
1934年竣工、延長20m。


場所も分かりやすかった上に、当時の姿も結構残ってましたね。





《紅葉覆道》 ※右側
黄金道路は、繰り返しの道路改善・修復により廃道となった場所がとにかく多く、


柵の向こうを覗き込んでみると、


いかにここが過酷な環境なのかが、よく分かります。


《黄金トンネル》 ※右側


《ビタタヌンケ覆道》


今にも向こうから車が走って来そうですが、ここも廃道。


《岬第一覆道》




《咲梅トンネル 手前》
そんな中、トンネルが開通しているにも関わらず、いまだに走れる旧道もあります。


当たり前ですが、みな現道のトンネルに進むので交通量皆無。




《白浜トンネル 手前》
もう1カ所、旧道を走れる所があるので、そちら(左側)へ侵入。


この旧道には、かつて「立岩」という観光名所がありました。
絵葉書には、「立岩隧道ヨリ目黒岬ヲ望ム」と書いてあります。


隧道内から撮影された大きな岩は、


当時は相当有名だったのでしょう、複数の絵葉書が見つかりました。




こちらは隧道内からではなく、反対側から撮影した一枚。
この場所は、現在どうなっているのでしょうか?







ここです。


沖合にある岩礁の形が一致するので、ここで間違いないと思います。



写真の通り「咲梅隧道」が出来たことで、「立岩」も「立岩隧道」も開削により、残念ながら現存していません。
ですがその痕跡は、覆道の外に残っています。

立岩跡


立岩隧道から立岩を撮影した絵葉書と比較しても、やはり岩礁や背景が一致しました。



こちら側にも、かつての立岩隧道の一部が残っています。


矢印の岩が残っている感じです。



立岩隧道の上あたりから撮られた写真。



道路の拡幅と線形改良のため、岩体を大幅に削ったのが分かります。
試行錯誤と改良・改修を繰り返し、安全に、そして安定した交通網を整備しようとしているのですね。

それにしても、岩礁に当たる波の音の大きいこと!
撮影中、ちょっとコワかったです。


東  映


立岩跡、そして立岩隧道跡の偵察を終え、乙三三式車両改に乗り込もうとすると・・・


何かイカニモな隧道が!!!




《フンコツトンネル》
右側は、現フンコツトンネル。


トンネルへと続く道は、当時のまま残っています。
黄金道路初期の特徴である、継ぎ目のあるコンクリート舗装。


【参考】




《旧フンコツトンネル》
1930年竣工、延長8.6m。


トンネルの先は、ほぼ同じ目線で海が広がっており、現役時代はさぞかし良い眺めだったでしょう。


ただしトンネルの先にあったはずの道路は、長年打ち付ける波によって、ほとんど破壊。


道路があった痕跡(道路の縁)が、わずかに確認できる程度です。




こちらは先ほどの「旧フンコツトンネル」が現役だった頃の絵葉書。


えりも町側の黄金道路起点にある石碑のあたりから、撮影したと思われます。


絵葉書と同じアングルで見て見ると、絵葉書に写っている道路が残っていました。








いかがだったでしょうか?
絵葉書に写る、黄金道路の旅。

美しい景色、過酷な地形に築かれた道路。


絵葉書を通じて見る昭和時代の黄金道路には、日本の飛躍的な発展を支えた先人たちの思いが写し出されているように感じました。




「古い絵葉書に込められた、過去からのメッセージ」



そんな思いを巡らせながら、黄金道路を、そして北海道を後にした、ワタクシ二等兵であります。




《おまけ》
今回の遠地偵察活動だけで、走行距離は3,000km超!
我ながらよく走りました。
そして乙三三式車両改も、よく走ってくれました!!


(おわり)
Posted at 2025/07/19 21:27:00 | コメント(7) | トラックバック(0) | 偵察活動 | 日記
2025年07月12日 イイね!

遠地偵察活動 其の六

上官殿!

今週も引き続き、北海道における遠地偵察活動報告をさせていただきます!! (`Д´)ゞ ビシッ!

■ここまでの報告まとめ
其の壱 大洗港~苫小牧~日高町~然別湖~ぬかびら温泉郷
其の弐 タウシュベツ川橋梁~美幌峠~開陽台~北19号~納沙布岬
其の参 納沙布岬~根室駅~落石岬~標津町~道の駅 知床・らうす
其の四 知床横断道路~オシンコシンの滝~網走監獄~能取岬
其の五 紋別~北見神威岬~エサヌカ線~宗谷岬~宗谷丘陵~稚内駅
其の六 ←今回






5日目 【5月30日(金)】
《稚内市街》
夜営地(=宿)を6時台に出発、天気は晴れ。
今日でここ日本最北の街を離れるので、昨日訪れた「宗谷岬」をもう一度偵察しておきます。


ところが目的地に近づくと、同じく昨日偵察した「宗谷丘陵」に雲が・・・


これはもしかして・・・



《宗谷岬》


まっ、しゃーない!
同じく朝から最北端に来ていた方に記録写真の撮影をお願いし、お決まり?のポーズ!!


少しでも天候が回復しないか待つが、むしろガスって来た。
これにて日本最北端の偵察は終了、稚内市街へと戻ります。




《漁師の店》
ノシャップ岬の近くにあるお店で朝ごはん。
朝8時~営業しており、ワタクシ二等兵は開店と同時に訪れましたが、既に先客が。


席に座ると、テーブルの上にはガスコンロが常設。


もちろんコレを使って、ホッケの開きをジュウジュウ (*´﹃`*)ジュルリ


まずは何も付けずに、そのまま食してみる。
う~ん♪
ほろほろで柔らかく、しかも ”魚の脂の甘み” が感じられる♪♪


まだまだワタクシ二等兵の朝ごはんは終わらない。

海鮮どーーーん!


どーーーん!!!


感想だって!?
そんなの・・・



美味いとしか言いようがないでしょうがぁぁぁぁぁーーー!



朝からお腹いっぱい (*´艸`)オイシカッタ☆
これにて稚内を出発し、ひたすら南下が始まります。



《日本海オロロンライン》
北海道でも屈指の人気ツーリング・・・じゃない偵察ルート。


北海道に真っすぐな道は数あれど、海沿いをずーーーっと走る直線道路はここぐらい。


そして日本海の向こうには「利尻富士」が、その雄大な姿をずっと見せつけ続ける。


ホントここは何度走っても素晴らしい。
ワタクシ二等兵が大好きな偵察ルートのひとつです。




《オトンルイ風力発電所》


日本海オロロンラインに沿って、ズラーっと並ぶ風車。


28基ものでっかい風車が、何と3kmにわたり横並びになっています。




う~ん、北海道!!!



ちなみに朝ごはんを食べた「漁師の店」から、ここまで約70kmの間、信号は何と1つだけ(笑)



う~ん、北海道!!!



その後は国道232号に合流、引き続き南下します。




《長田鮮魚店》
留萌市(るもいし)にあるお店。
その名の通り本業は魚屋さんですが・・・


このように、すみっこのスペースでひっそり ”おにぎり” を販売。 しかも500円と格安!
(長田鮮魚店 公式Xより)




(*Ծ﹏Ծ) ぐぬぬ・・・



この日はお昼前に行ったのですが、既に売り切れ・・・
あまり出回ってない情報のはずなんだが・・・くそぅ

まぁ朝ごはんガッツリ食べたので、何とかなるか。



という訳で、グイグイ一気に南下。


こちらの緑豊かな駐車場に到着。
ここは・・・




《ノーザンホースパーク》


苫小牧市にある体験型公園・テーマパーク。
ですので入場料(大人1,200円)を払えば、どなたでもお馬さんを近くに感じることが出来ます。

そしてワタクシ二等兵のお目当ては、ここに在籍している引退競走馬。



ブラストワンピース


年末の大一番、2018年の有馬記念(GI)を勝利。
他にも重賞(GI・GⅡ・GⅢ)4勝、6億円近い賞金を獲得しています。


またつい昨年の2024年までRRC(Retired Racehorse Cup)に参戦しており、東京の馬事公苑でもその雄姿を見せています。


↑のアナウンスでもあった通り、自己アピールがちょっと強め(笑)
(ワタクシ二等兵撮影)




ユーキャンスマイル


阪神大賞典(GⅡ)など、重賞3勝。
先に登場したブラストワンピースとは同期で、特にクラシック(3歳)期は同じレースによく出走していました。

ワタクシ二等兵の存在に気付いたので、ジェスチャーで「あっちあっち」と反対側に動くようお願いすると・・・


ちゃんと顔を出してくれています。
なんて賢い子・・・


昨年2024年3月まで中央競馬(JRA)の競走馬として活躍。
現在は乗馬として、第二の馬生を歩み始めています。







6日目 【5月31日(土)】
《海の駅 ぷらっとみなと市場》
今回の遠地偵察活動、初日の朝ごはんに訪れた場所に再び。


前は ”二色丼(いくら・サーモン)”を食しましたが、今回は朝カレー!


しかも苫小牧名物 ”ホッキカレー” です。

苫小牧のホッキ貝の水揚げは日本一。
このカレーにも刺身でも食べられる新鮮なホッキが、惜しみなく投入されています。


やっぱ、朝からカレーは最高だな! (*´ч`*)おいし

お腹も気持ちも満たされたワタクシ二等兵。
偵察初日と同様に、日高自動車道を東に進みます。



《ノーザンレイク》


競走馬を引退し、更に(子孫を残す)種牡馬・繫殖牝馬としても引退した馬たちを支援する認定NPO法人「引退馬協会」会員であるワタクシ二等兵。

この牧場にも支援をしている子がいます。
ただしこちらの牧場、関係者以外は原則立入禁止ですので、ご注意ください。



メイショウドトウ
2001年の宝塚記念を制したGIホース。


現役中は27戦10勝、9億2133万4000円もの賞金を稼ぎ、掲示板に乗らなかった(賞金を得られなかった)レースはたったの3回。
しかもこの子を買った価格は500万円(サラブレッドとしては破格の安さ)という、大変に馬主孝行な子。


その堂々たる戦績に反して、おっとりとした穏やかな性格で、非常に人懐っこい事で有名。


とにかく人間に興味シンシン。
ドットさん” の愛称で親しまれています。




《うらかわ優駿ビレッジ AERU》
こちらは関係者でなくとも、指定された見学時間内であれば、いつでも訪問可能です。




ナカヤマフェスタ
2010年の宝塚記念(GI)勝者。
めっちゃ眠そう。
(ワタクシ二等兵撮影)


こんな感じではありますが、フランス・パリのロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(国際GI)で、アタマ差(約40cm差)の2着。


1960年代から凱旋門賞にチャレンジし続けている日本馬ですが、その長い歴史の中で、”日本馬の最も勝利に近い” 結果は、今でも変わっていません。

厩舎に行ってみると、人気コンテンツ ”ウマ娘” でキャラクター化されているだけあって、かなりの数のファンアートが。




マイネルキッツ
2009年の天皇賞(春)という、GIの中で最長(3,200m)のレースを勝利。
他にも重賞(GI・GⅡ・GⅢ)で一番距離の長いステイヤーズステークス(GⅡ・3,600m)にも勝利した、生粋のステイヤーです。
※ステイヤー・・・スタミナ豊富で長距離を得意とする馬




オウケンブルースリ
2008年の菊花賞(GI)勝利馬。


昨年、この子をモチーフとしたコッペパンが誕生。


それもあって、彼の厩舎にはこんなファンアートが飾られています (*´꒳`*)ホッコリ




これにてお馬さん巡りも終了!
次回の偵察報告にて、遂に最終回となります!!


(つづく)
Posted at 2025/07/12 20:59:45 | コメント(6) | トラックバック(0) | 偵察活動 | 日記
2025年07月05日 イイね!

遠地偵察活動 其の五

上官殿!

今週も引き続き、北海道における遠地偵察活動報告をさせていただきます!! (`Д´)ゞ ビシッ!

■ここまでの報告まとめ
其の壱 大洗港~苫小牧~日高町~然別湖~ぬかびら温泉郷
其の弐 タウシュベツ川橋梁~美幌峠~開陽台~北19号~納沙布岬
其の参 納沙布岬~根室駅~落石岬~標津町~道の駅 知床・らうす
其の四 知床横断道路~オシンコシンの滝~網走監獄~能取岬
其の五 ←今回






4日目 【5月29日(木)】
《巨大なカニ爪》
道の駅 オホーツク紋別」のすぐ横にあります。
巨大すぎて、ちょっと笑える。 今日はここから偵察活動開始。


今日も引き続き国道238号、通称オホーツク国道を北上。
昨日偵察した網走市から、日本最北の街である稚内市まで至る長大ルートで、総延長は319kmにも及びます。


浜頓別町(はまとんべつちょう)まで進むと、海側に気になる景色が。
しかしそこへと進む道への交差点を通り過ぎてしまったので、ひとまず直進。

北オホーツクトンネルを抜け右折、国道を離れ海沿いの道へ。


地図で確認すると、この道は先ほどのトンネル入口手前から分岐。
海沿いを通り、トンネル出口付近で再び国道に合流。

つまりこの道は、国道238号の旧道ですね。


上を見上げると荒々しい岩がそそり立ち、なかなかの迫力。




《北見神威岬》
スッゲー所に灯台が建っています。


景色も凄いのですが、同じくらい気になったのが旧道のもう一段上を走る、この平坦なスペース。




明らかに道っぽい



ちょうど灯台の整備路と思われる道があったので、そこから侵入。


( ,,`・ω・´)ンンン?
道路っぽいが、何となく不自然・・・




後で調べると、この場所は「興浜北線(こうひんほくせん)」という鉄道路だったことが判明。
廃線は1985年(昭和60年)とかなり昔ですが、切り立った岬の先端を回り込んでくる列車の姿の美しさから、屈指の撮影ポイントとして有名で、現役当時の写真が数多く残っています。

【左前方に見える岩の向こうから撮影】



【ほぼ同じ所から】



【画角は逆ですが・・・】



【反対方面】



偵察を終え、国道への合流に向けて乙三三式車両改を走らせると、あれれ!?






せ・・・狭くなっとる・・・


2017年に、かつて鉄道路線であった石積み擁壁が大規模崩壊。
以降通行止めとなり、その後2020年に復旧するも、旧道で交流量は極めて少ないので、一車線のみ開通させたという感じだろう。


予定外の偵察となりましたが、思いもよらず楽しい・・・じゃない、我ら「陸上自走隊 横浜方面隊」にとって、有益な偵察となりました! (`Д´)ゞ ビシッ!





《エサヌカ線》


北海道でも有名な直線道路。
ちなみに「猿払村道 エサヌカ線」というのが正式名称です。


電柱もガードレールもなく、ただひたすらに草原の中を一直線の道路が続いている光景は、これぞ北海道といった感じ!


そしてワタクシ二等兵と乙三三式車両改は、本偵察活動の折り返しとなる地点を目指します。




《宗谷岬》
北緯45度31分22秒の位置にある、日本の最北端です!


二年ぶり、また来ました!!


いや~、横浜からは遠かった・・・(当たり前)


お土産屋さんで上官殿への献上品、そして ”最北端到達証明書” を購入。


最北端の陽をたっぷり浴びて、この日最後となる偵察地へ。



《宗谷丘陵》


日本最北端の地に広がる丘陵地帯。


特徴的な緩やかな起伏は、約2万年前の氷河期に由来するものらしいです。


それにしても、宗谷岬から直ぐの絶景スポットなのだが、びっくりするくらい人がいない。


おかげで周囲をあまり気にせず、ゆっくり偵察活動が出来た。


(ワタクシ二等兵撮影)




ワタクシ二等兵と乙三三式車両改は進路を変え、宗谷丘陵の海側へと進行。


相変わらず、人もクルマも全く姿が見えない。
大自然の中、ポツンと乙三三式車両改。




《白い道》


宗谷丘陵を貫く、宗谷丘陵フットパスコースの一部。


ちなみに ”白” の正体は、稚内の名産である “ホタテ” の貝殻を砕いて敷き詰めているため。


以前偵察した時は晴天で、青い空と海、緑の草花と白い道のコントラストが素晴らしかったのですが、夕暮れ時もまた良きです (*^^*)




《アポロステーション 宗谷岬SS》
日本最北端のガソリンスタンド。


ここで給油すると、日本最北端給油証明書と貝殻のキーホルダーがもらえます。
やっぱり何だかうれしい (嬉〃∀〃)ゞエヘ♪




《稚内駅》
言うまでもなく、日本最北端の鉄道駅です。


ホームには、南の終着駅「枕崎駅」(鹿児島県)・最南端の鉄道駅「西大山駅」(鹿児島県)までの距離が表示されています。


↑の ”北と南の始発・終着駅” 看板は、枕崎駅にもありました。
(枕崎駅)

(おまけで西大山駅)


どっちにも行った事があるんだ、スゲェだろう ( ¯ ꒳¯*)エッヘン!

そしてこの稚内の地で、北海道旅行・・・じゃない偵察活動は、ついに折り返しを迎える事になります。

(枕崎駅)


次回は日本海沿いを南下。
一気に苫小牧まで進行致します!

(つづく)
Posted at 2025/07/05 22:30:08 | コメント(7) | トラックバック(0) | 偵察活動 | 日記
2025年06月28日 イイね!

遠地偵察活動 其の四

上官殿!

今週も引き続き、北海道における遠地偵察活動報告をさせていただきます!! (`Д´)ゞ ビシッ!

■ここまでの報告まとめ
其の壱 大洗港~苫小牧~日高町~然別湖~ぬかびら温泉郷
其の弐 タウシュベツ川橋梁~美幌峠~開陽台~北19号~納沙布岬
其の参 納沙布岬~根室駅~落石岬~標津町~道の駅 知床・らうす
其の四 ←今回






3日目 【5月28日(水)】
まだ3日目です(笑)

道の駅 知床・らうす」を偵察している間、来た時に知床連山に掛かっていた雲は動き、晴れ間が出ている。


ワタクシ二等兵にとって、これが初めての知床偵察。
青空が映える山々に向かって、乙三三式車両改を走らせます。




《知床横断道路》
国道334号の一部で、知床半島を横断できる唯一の道路。
羅臼岳の美しくも雄大な山容を見せつけられ続け、自然に気分が高揚↑↑↑




羅臼岳の姿が見えるたび、「ヌォォォォォォーーー!!!」と意味不明な雄たけびを上げてしまう(笑)



偵察時点の5月下旬でもロードサイドには雪が残っていて、標高が上がっていくと、その量はどんどん増加。


↓の画像はX(旧Twitter)にも投稿したのですが、フォロワーさんから「綺麗すぎて、グランツーリスモみたい」




《知床峠》
知床横断道路の最高地点。


目の前には、上って来る間ずっと見続けて来た羅臼岳の、巨大かつ美しい山容。


遠望には北方四島のひとつ、国後島をうっすら望むことができました。



それにしても、すごく静か。
空気も澄んでいて、天気が良かったこともあり、時間が許せばここで小一時間くらい昼寝したい気分。


とは言え今日の夜営地(=宿)にはまだ距離があるため、後ろ髪を引かれながらも知床峠を離れ、下っていく。


しかしワタクシ二等兵にとって、初めての知床。
しかも天気は抜群。
本当に一回走っただけで良いのか?
こんな機会はそうそう無いぞ??
でもこの後のスケジュールを考えると、時間が・・・

ああああああああ!
悩む悩む悩む悩むぅぅぅぅぅぅーーー!!!






もちろん上り返しました(笑)


うむ、やはり欲望には勝てん ( ̄∇ ̄*)>エヘヘ♪


知床峠までの上りを、たっぷり堪能しました。




今度こそ先へ、国道334号を北上します。




《オシンコシンの滝》


国道からすぐの所にありますが・・・
すっごい迫力。


滝との距離がすごく近いので、一番接近する場所はこの通り。
濡れます(もちろん濡れました)


近くで見ると、本当にスッゲー迫力。
濡れたおかげで迫力ある滝を間近で偵察できると共に、少し涼めました。


(ワタクシ二等兵撮影)




斜里町(しゃりちょう)にて国道344号から国道244号へと入り、西へ進みます。


そしてこの地も、ワタクシ二等兵には初めて。
網走市に侵入成功。




《博物館 網走監獄》


ワタクシ二等兵の中で、”網走と言えば” やっぱココでした。
網走刑務所の旧建造物を保存公開している、野外博物館です。

明治維新後の日本は西南戦争で政治犯が続出し、全国的に監獄は過剰収容となっていました。
同時に、明治政府にとってロシア帝国の南下政策に備えること、そのための北海道開拓が急務でした。


これらの課題を解決するため、政府は徒刑(=労役に服させる刑)や流刑(るけい=辺地や離島に送る刑)、懲役刑12年以上の者を収容する施設を、北海道に5カ所設置。
網走監獄」はそのうちの一つで、全国各地から囚人たちを移送し、北海道開拓に従事させました。
(重要文化財「旧網走監獄 庁舎」)


あ!
あんな所に、上官殿とワタクシ二等兵が居ますよ!!ヾ(*´∀`*)ノ゛キャッキャッ


(上官殿)あ!? (ꐦ°᷄д°᷅)



・・・・・・・・・・



続けましょう (((;"°;ω°;)):ガクガクガク



収容されていた1,200人の囚人は、網走市から旭川市までつながる中央道路の開通作業にあたり、163kmをわずか8カ月で完成。
これを皮切りに、囚人たちは北海道内の道路・鉄道網・農地を切り拓く原動力となっていったのです。
(重要文化財「旧網走監獄 舎房及び中央見張所」)


それにしても多数の囚人を収容していただけあって、舎房は巨大。



5つの棟からなる舎房が放射線状に広がっており、その中心点には看守が1カ所から舎房全体を見渡せるよう、八角形の中央見張所が設けられています。


入浴中も監視の目が。
彫り物を入れた方がいるのが、解像度高い(笑)


こんな所に入れられた日にゃ、ワタクシ二等兵なら、すぐに泣きだす自信があります。
(独居房)


ワタクシ二等兵もこうならないよう、上官殿への発言は気を付けよう・・・


想像以上に楽しかった網走監獄。
次来るときは、もう少しゆっくり偵察してみたい場所でした。




道道76号 網走公園線を北上、


本日の最終偵察地へと向かいます。




《能取岬(のとろみさき)》


前回報告にて登場した「落石岬」と同様、ここには灯台がポツンとあるだけ。

↓落石岬


女子ウケ皆無な場所そうだが、落石岬と違いある程度観光地化されているので、海岸線(=崖)には、キチンと柵が設置されています。


なので崖下を覗き込んでも、ある程度は安心(柵あり)

↓落石岬(柵無し)


目の前に広がるオホーツク海の向こうには、今日嬉々として走り回った「知床半島」が見えます。


岬(灯台)側を見ると、こちらもオホーツク海の水平線の向こうに陽が沈もうとしている。


そろそろ夜営地(=宿)に向けて移動。
ワタクシ二等兵以外誰も居ない、静けさに包まれたこの素晴らしい景色を、しっかりと目に焼き付ける。




これにて長かった ”道東編” は終わり、次回からは ”道北編” となります!


《おまけ》
まだ旅・・・じゃない、偵察活動は半分程度だが、移動日+偵察3日で既に1,300kmを突破。
この旅・・・じゃない、偵察活動だけで3,000kmは超えそうです。


(つづく)
Posted at 2025/06/28 13:44:24 | コメント(7) | トラックバック(0) | 偵察活動 | 日記
2025年06月21日 イイね!

遠地偵察活動 其の参

上官殿!

今週も引き続き、北海道における遠地偵察活動報告をさせていただきます!! (`Д´)ゞ ビシッ!

■ここまでの報告まとめ
其の壱 大洗港~苫小牧~日高町~然別湖~ぬかびら温泉郷
其の弐 タウシュベツ川橋梁~美幌峠~開陽台~北19号~納沙布岬
其の参 ←今回






3日目 【5月28日(水)】
この日は、まだ夜も明けていない深夜に活動開始。


目指すは納沙布岬(のさっぷみさき)
昨日一度偵察していますが、ほぼ視界ゼロで何も見えなかった為、このままでは上官殿に偵察成果として報告を行えない。

ですので「日本最東端の地から、日本一早い日の出を確認する」という分かりやすい成果を得るため、深夜から活動開始をしている訳です。

この日、根室市の日の出予定時刻は、3時43分。
予定時刻前に無事到着、さぁ日の出を見るぞ!!!



《納沙布岬》




(*Ծ﹏Ծ) ぐぬぬ・・・



海が見えるので、昨日の濃霧よりはマシだが・・・
などと考えている内に、日の出時刻となった。


うむ!
さっきより明るくなったな!!
ワタクシ二等兵「日本最東端の地から、日本一早い日の出を確認する」という任務はこれで完了だ!!!


・・・という事にしよう。



夜営地(=宿)へ戻り、二度寝を敢行。
7時過ぎに再度出発、まずは日本最東端の鉄道駅「東根室駅」へ。



あれ!?


約半年前の2024年10月に偵察した時と様子が違う・・・


調べると、今年3月15日で廃駅となったらしい!

あらら、運が良いのか悪いのか。
まぁ何も知らずに、廃止となる5ヶ月前に訪れたことを幸運とすべきですね。
(2024年10月、現役当時)



という事は・・・



《根室駅》
日本最東端の鉄道駅の座は、こちらに。



(2024年10月当時)




これにて根室市街を離れ、次の偵察地付近に到着。


ここからは徒歩のみでのアプローチとなる、25分ほど。


ちなみにこの辺り。
シカの群れが至近距離に、それも結構な数がいます。


5分ほどで、目的地の玄関口となる木道に到着。




森林地帯へ進むと、風景が一変。
木道の両脇にはミズバショウが生息し、山間部にある高原のような風景が続きます。尾瀬みたい。


最初の森林地帯を抜け目の前が開けると、これまた一変。




先ほどまでの緑豊かな風景から、突然この荒野が広がります。
ワタクシ二等兵、「日本じゃないみたい・・・」と思わずつぶやく。


2つ目の森林地帯を抜け、再び目の前が開けて来たら、いよいよ目的地に到着。




《落石岬(おちいしみさき)》


奥に見えるのは「落石岬灯台
それ以外は何もありません。


灯台の横を抜け、海岸線へ。




ひゅー、こえぇぇぇぇぇーーー!!!


観光地化されていない為、海岸線に柵は設置されていません。
落ちたら確実に終わりなので、偵察を行う場合は十分なご注意を。


一方、だからこその絶景。
あいにくの空模様が、かえって幻想的な雰囲気を醸し出しているようにさえ感じます。


そこは完全に異国とも言える風景。
晴れの日には、また違った絶景を見せてくれるでしょう。


乙三三式車両改まで戻ると、新たな勇者が2名。
経路の状態や天候状況などを共有し、次なる偵察地へ。




国道243号を北上。
まだ先ほどの落石岬と同じ根室市内なのだが、こちらは青空。


国道244号侵入、根室市のおとなり別海町まで来ると、完全に晴れていた。
う~ん、やっぱ北海道は広い!


標津町(しべつちょう)までやって来ました。ここでお昼。




《郷土料理 武田》


実はこのお店、以前(2007年)に北海道自走偵察をした際、上官殿と立ち寄ったお店。
その時は2人で、いくら丼を食しました。

そうここ標津町は、鮭とホタテが有名!
という訳で、今回はこちらを注文。

しべつ鮭三代漬け丼


店オリジナルの出汁醤油に漬け込まれた、帆立と鮭。
じっくりと出汁の風味と帆立・鮭の旨味を楽しみました。
いくら醤油漬けも美味し♪
これらに鮭節をまぶすとまた一際引き立ちます、これは美味しいですね〜♪(*´˘`*)


お腹も満足。
国道244号から国道335号に入り、引き続き根室海峡沿いを北上します。




《道の駅 知床・らうす》
ちょっと雲が出て来ました。
このあと目指す知床連山にも、ガッツリ雲が掛かっています。


さすが羅臼港が徒歩圏内にあるだけあって、道の駅内には水揚げされたばかりの魚貝類が、そのまま販売されています。



外に出ると、来た時には知床連山に掛かっていた雲が動いて、晴れ間が!


これはチャンス!!!
実はワタクシ二等兵、これが初めての知床偵察。

絶景の知床横断道路に向けて期待に胸を躍らせながら、次回に続きます。


(つづく)
Posted at 2025/06/21 18:12:22 | コメント(4) | トラックバック(0) | 偵察活動 | 日記

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「@チョコレース 木曽駒ですか!中岳超えて頂上まで行ったのかな?」
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