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さとちん@のブログ一覧

2016年08月21日 イイね!

北アルプス山岳訓練(後編)

上官殿!

先日ワタクシ二等兵が実施致しました、北アルプスにおける山岳訓練のうち、1日目となる 猿倉~白馬鑓温泉~天狗山荘までの訓練報告を申し上げました!!

今回は本訓練の核心であり、北アルプスの難所越えを行う 天狗山荘~不帰キレット~不帰ノ嶮~唐松岳における訓練報告をさせて頂きます!



1日目の訓練終了直前に、山の神様、そして上官殿の人類を超越したお力により、風は止み、天空を覆っていた分厚い雲は、まるで風神が吹き飛ばした如く青空が覗きました。


朝4:30、日の出前に天狗山荘を出発。
上官殿のおかげで、前日に続き晴天が予想される、雲海と朝焼けのコントラスト。

さすが上官殿!!


しかし歩き始めるとすぐに雲が出始める。


本来であればこの丘のようなゆるやかな岩稜からは、前方に唐松岳や鹿島槍ヶ岳が見え、黒部川を挟んだ向かいに剣岳が横たわる。
後ろを振り返れば鑓ヶ岳が大きくそびえ、その向こうに白馬岳から清水岳への稜線が見えるはずだが、、、、、、


天狗ノ頭に到着。 (4:50)
眺望はご覧の通りです。



この時間、上官殿はまだお休みになっている。
人知を超越したお力をお持ちの上官殿でも、さすがに寝ていらっしゃる間はお難しいか・・・・・・






しかし上官殿のお力は、ワタクシ二等兵のような凡夫には量り知ることすら出来ないモノでありました!!






天狗ノ頭から歩を進めること僅かに5分。
また急速に雲が動き出し、一気に視界が開け始めます。


まるで雪崩のような勢いで山の下に雲が流れて行くため、この中に突っ込むのを躊躇するほど。




しかしこの雪崩のような雲を抜けると、雲海の上から見事な日の出が。







上官殿ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!

ワタクシ二等兵、訓練地である北アルプスより、上官殿に感謝の意を表明させて頂きますぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅー!!!







視界の開けた岩稜歩きを続けると、天狗の大下り始点に到着。 (5:20)



眺望を楽しみながら歩いた昨日、そして今日のここまでの道のりですが、のんびり楽しめるのはここまで。 ここから約2時間、慎重に歩を進めることが必要になります。




目の前には、核心部を雲に覆われ神秘的な雰囲気すら漂う難所、不帰キレット~不帰ノ嶮の長大な稜線が続き、その先に遠く唐松岳がそびえ立っています。





まずは、天狗の大下り。
これまでののんびり歩きからの急下となるので、慎重に降下して行きます。



その最低鞍部で、ブロッケン現象が。
ちょっと分かりにくいかもですが、ワタクシ二等兵の影に、後光が射しております!




特徴ある三角形の不帰一峰に着くと、



遂に難所 不帰ノ嶮が見えてきます。







不帰一峰を下り鞍部に着くと、ほとんど垂直に見える 不帰二峰の岩壁が、正面に立ちはだかります。




下の画像は不帰二峰の登り始め地点。
どこを登っていくか、この岩場を降りてくる登山者のルートを参考に、取り付く場所を考えます。




いよいよアタック! (6:45)
先に到着していた大学登山部の3名に、先行して登ってもらいます。
多分、ワタクシ二等兵より登るのが早いので。。。




不帰二峰の登り。
高度感がかなりあるので、慎重に登ります。






まだまだ核心部は続きます。




幾度となく鎖場を通過し、アングルの橋と呼ばれる鉄梯子を渡り、尾根を東に回り込むと核心部は終わり、これまでに比べれば危険度の少ない斜面となります。




難所最後の上り。
かなり高度感があるので、最後まで気を抜かずに。




遂に、不帰二峰北峰に到着。 (7:20)
難所はここで終了。


唐松岳がぐっと近づき、山頂へと向かうルートが見えます。
やせた稜線を行くため注意は必要ですが、比較的歩きやすい登山道です。


また眺望も素晴らしく、右手には立山連峰。
そして特徴的な三角山、剣岳も良く見えます。



最後のひと上り。



そして、難所 不帰ノ嶮を越えて来た登山者への労いの言葉が出てくると、



唐松岳山頂に到着。 (8:25)



唐松岳は登りやすい山ということもあり、八方尾根からゴンドラ・リフトを乗りついで登ってきたたくさんの登山者がいて、登頂を喜び合っています。
ワタクシ二等兵もそこに座りお茶を飲んでいると、緊張の糸がするするとほどけていくのが分かりました。






ひたひたと周囲を埋め尽くし重なり合った雲海が、長い不帰の谷を、次に天狗の頭をかき消していく。



ガスって眺望のない中をひたすら登り、白馬鑓温泉で女湯がガッチリガードで見えないことに落胆し、突然雲が晴れて大パノラマを拝んだのは昨日のことでしたが、もう何日も前のことのように思えます。


この道中で見た様々な植物は、これから長い冬を耐え、来年もまた雪解けと同時に短い夏をむさぼるように咲くのだろう。。。。。。







キマッタ・・・ (`・ω・´)キリッ

上官殿の報告する前に、ちょっとトイレへ・・・






。。。。。。。。。。






。。。。。。。。。。。。。。。。。。。






ん?



あれ??



さっきまで書いてた訓練報告がない???
ワタクシ二等兵がトイレに行っている間に何が???



あ! 上官殿!! 申し訳ございません!!!
つい先ほど上官殿への訓練報告を作成したのですが、電子報告書が見当たらないため、もう幾ばくかお時間を頂きたく・・・・・・・・・・



え!?



エアコン3台とオーブンレンジ2台を同時に使用したら、ブレーカーが落ちたと・・・・・・・・・・







上官殿、世間って、厳しいです(泣)(泣)(泣)
Posted at 2016/08/21 18:44:46 | コメント(6) | トラックバック(0) | 偵察訓練 | 日記
2016年08月14日 イイね!

北アルプス山岳訓練(前編)

上官殿!

我らが大日本帝國において、今年から「山の日」なる祝日が新たに施行されることになりました!

祝日法第2条では、”山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する”こととされていますが、この山の日の施行により、これまで山岳訓練に消極的であった他偵察部隊の新規参入により、山岳地域における偵察活動の裾野がより広がることが予想されます!

我が『陸上自走隊 埼玉方面隊 横浜分隊』では過去何年にわたり、数々の山岳訓練を行っておりますが、他部隊との差別化を図り、より厳しい訓練を行うことを進言致します!!

山岳訓練を行う部隊が増える中で、困難な偵察活動が行うことが可能となる我が部隊の重要度は大きく向上し、軍部における上官殿の地位も、より一層強固なものになりことは間違いございません!!


はっ!

早速訓練を実施して参ります!!






北アルプス(飛騨山脈)には先月、西穂高岳での山岳訓練に行ったばかりだが、西穂高岳率いる穂高連峰は、北アルプスの南側。

今回は北側に位置する後立山連峰。
その中の白馬岳と唐松岳は、どちらも人気の高い山で、多くの登山者が訪れます。

しかしその2つの山を縦走する人の数は、ぐっと少ない。
そこには北アルプス三大キレット「不帰キレット」、そして難所のひとつとされる「不帰ノ嶮」越えを求められるのが理由となります。

今回は時間的都合と、白馬岳は昨年登頂したこともあり、猿倉~白馬鑓温泉~不帰キレット~不帰ノ嶮~唐松岳という1泊2日、歩行時間は合計15時間ほどのルートでの訓練実施です。



上信越道 長野ICを降り、白馬方面へ車を走らせ、白馬八方バスターミナル近くに車を停める。


バスで登山口近くの猿倉へ。
朝7時前にも関わらず、既に多くの登山者が。


登山口へ向かう林道を歩くと、ひっそりと佇む白馬鑓温泉への登山口。
ほとんど全ての登山者が、直進して大雪渓方面へと向かって行きます。


当然ワタクシ二等兵は、左に小さく見える登山口へ!
いざ!! (7:20)



最初は樹林帯の中の、ゆるやかな上りが続きます。


つづら折りの道を進み少しずつ標高を上げていくと、1時間30分ほどで正面に鑓ヶ岳(2,903m)が見えてきます。 この斜面を、このあと登り続けることになります。
少し雲が出てきたな・・・・・・


上の画像から1時間弱で、登り始めの地点に到着。
しかしこの頃には雲が行く手にかかり始め、ご覧のようなコンディションに。


本来ならここは、白馬三山のよく見える眺望に恵まれたコースなのですが、全く景観は楽しめません。。。






メゲずに登り続け、ハシゴが登場すれば程なく、白馬鑓温泉に到着。 (10:35)




本当はゆっくり温泉に浸かりたいトコロですが、後のことを考えここでは大休憩のみ。

それにしても男風呂は、登山道からも丸見えの露天風呂。
オッチャン、せめてお粗末なモノは隠そうぜ。。。。。。

ちなみに女風呂は、残念なことに頑丈そうな壁できっちりガード。



オッチャンのお粗末なモノを拝んでしまったことにより、休憩をしたにも関わらず疲労感に襲われたワタクシ二等兵に、更なる追い討ちが。

ここからの上りは、これまでに比べて傾斜がきつくなります。




加えて引き続き雲はかかり続け、眺望もなし。
お花畑の中を行くこの道も、楽しさを全く感じられず。


そんな中、大出原に到着。 (12:40)



そうだ!
これは山の神様が、ワタクシ二等兵に試練を与えているに違いない!!

上官殿!
ワタクシ二等兵、上官殿のため、我が部隊のために、必ずや山岳訓練を全う致しますぞーーー!!

心を新たに、再び歩を進めます。

その心意気のおかげか、雲が薄くなったことにより日が差し込み、辺りが少し明るくなって来ました。



と・・・・・・?



今まで辺りを覆っていた雲が、急速に動き始めます。




そして上の画像から同じ場所で、ほんの2分後










ムゥォォォォォォォォォォォォォォォ!!



今まで何時間も辺りを重く覆っていた雲は一気に去り、突然の大パノラマ!!



全く見えることのなかった鑓ヶ岳の美しい東面も、ハッキリと見えます。




そしてふと後ろを振り返ると・・・・・・








山の下に押し下げられた雲が、大雲海を形成!


こういう突然のサプライズがあるから、登山ってやめられないです!!

山の神様、ありがとう!!!


蓄積された疲労感はどこかに吹っ飛び、意気揚々と再び登り始めます。
鑓ヶ岳からの登山道との合流地点まで、キツめの上りが続きますが、難なくクリア。

鑓ヶ岳の山頂も良く見えます。


まだ時間もあるし、体力的にも十分余裕がある。
当初は予定していなかったが、ここで休憩した後に山頂を踏破してから、今日の宿泊地へ向かおう。

と休憩していると、先の画像から10分後。。。。。。







このザマです。
山の神め・・・・・・


鑓ヶ岳登頂はあきらめ、今日の宿泊地へ向かいます。
20分ほど歩けば、天狗山荘が見えてきます。


今日はここまで。
到着早々、生ビールを一杯。


明日は難所越えが待ち構えているので、早めに就寝。
続きは後半にて!


Posted at 2016/08/14 18:22:30 | コメント(4) | トラックバック(0) | 偵察訓練 | 日記
2016年08月06日 イイね!

海洋実地訓練

上官殿!


先の報告の通り、ワタクシ二等兵は先月、西穂高岳における山岳訓練を実施致しました!!

とは言え山岳訓練は毎年複数回行っているおり、定例行事化してしまっている事から、ここは新たな取り組みをすべく、海洋実地訓練(スクーバダイビング)を行いたいと考えております!!


上官殿、ぜひご一緒頂けないでしょうか?

海洋実地訓練とは言え、本訓練はレクリエーション・ダイビングとなりますので、バディシステムが基本となります。 バディと呼ばれるパートナーと一緒にダイビングすることで、互いに助け合って安全に潜るというシステムです。

ワタクシ二等兵は、Cカード(ダイビングの技能認定カード)を持っていますので、上官殿もぜひ、これを機にご取得されてはいかがでしょうか!!



(上官殿) ・・・・・・・・・・(-"- )



上官殿?



(上官殿) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(-゛-メ)



上官殿??



はっ! そういえば!!
上官殿は、水が苦手なのだった!!!

まだ子供の頃に海で溺れてしまったご経験から、海やプールに行っても、波打ち際やプールサイドにしか行かない上官殿。



大変失礼致しましたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
平に・・・平にお許しをーーーーーーーーーーーーーーーー!!

(土下座中)


上官殿?








ひえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇー!
他偵察部隊との合同訓練といたしますぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅー!!


逃げるように基地を脱出し、着いたのはこちら。


静岡県は伊豆にある、城ヶ崎海岸です。

ダイビングといえば、ハワイや沖縄のようなリゾートのイメージが強いと思いますが、伊豆は暖流(黒潮)と寒流(親潮)がぶつかる地点という理由から、多種多様な海洋生物の宝庫であり、国内屈指のダイビングスポットとして知られています。

当日は天候にも恵まれ、絶好のダイビング日和です!


今回は他地域の各方面隊長を集めた、合同海洋訓練となります。




早速ダイブ!
この日は、陸上で風が強かった為に波が立ち、海中の透明度もイマイチ。

とはいえ海洋生物の皆さんは、元気に動き回っております。
海岸から少し離れるだけで、こういった風景を間近で見ることが出来ます。

ゴンズイ(?)の一団と、それを狙う奥に見えるウツボ。



以下借用した画像ですが、他にもたくさんの生物を見ることが出来ました。
ほんの一部です。

鮮やかな青が印象的、ソラスズメダイ


ヒゲが特徴、ヒメジ


おちょぼ口がかわいい、ハコフグ




いやー、山もいいが、海もイイネ!
非常に楽しい訓練となりました!!


Posted at 2016/08/06 22:03:04 | コメント(5) | トラックバック(0) | 偵察訓練 | 日記
2016年07月27日 イイね!

夏季山岳訓練

上官殿!



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



上官殿!



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



はっ! そうだった!!
今は仕事の事情により埼玉の基地を離れ、横浜にて「陸上自走隊 埼玉方面隊 横浜分隊」として、ひとりで活動しているのでありました!

鬼の居ぬ間にひとりを満喫
上官殿のお膝元を離れている間に、更なる偵察訓練にて鍛錬し、レベルアップしたワタクシ二等兵をご覧頂くため、今年も夏季山岳訓練を実施致します!



今回の訓練地は、「西穂高岳」。

標高は2,909mで、穂高の名がつく山の中では唯一標高が3,000mを切っています。
北アルプスの南側に位置し、穂高の山の中ではアクセスも良く、北アルプス初心者(登山初心者ではありません)にもオススメの山として紹介されている記事を多く見かけます。

とは言え、オススメされているのは”西穂高岳 独標”という、山頂のかなり手前にあるピークまでで、それより奥は基本上級者向けとなっています。

実際に西穂高岳では7月だけで2件、7月10日に富山県山岳会のメンバーが、翌週17日には山岳ガイドの男性が、滑落により亡くなっています。

独標から西穂高岳ピークまでのルートは中級者でも登れますが、これは上級者が同伴しての事。
初心者同士で登るには危険が多すぎるので、絶対にやめましょう。



その西穂高岳へ向かうべく、静まり返った深夜2時の横浜を出発。


中央道から、長野道 松本ICへ。
途中、まだ人気のない諏訪湖SAで休憩。


松本ICからは国道158号線を平湯温泉経由で、新穂高温泉方面へ向かう。
午前6時に、新穂高ロープウェイ駐車場到着。


そう、ここ西穂高岳は、ロープウェイを使って楽に標高を稼げるのです。
当然、へなちょこ登山者のワタクシ二等兵は、迷うことなくロープウェイに乗り込みます。

ほんの5分ちょっとで、ロープウェイ終点の西穂高口駅に到着。
午後になれば観光客が多数を占めるこの場所ですが、さすがにこの時間は、西穂高岳への登山者の姿しかありません。


遊歩道を進むと、登山届出所が。
ここで登山届を提出し、いよいよ登山道へ!(7:25)


小さな湿原地帯を抜けると少しずつ勾配が出てきますが、道はガレてもザレてもいない(=それほど荒れていない)ので、歩くのには苦労はしないはず。


ハイマツが現れると最初の目的地、西穂高山荘に到着。(8:10)
天候に恵まれたこともあり、多くの登山者で賑わっています。


コースタイムは、西穂高口駅~西穂高山荘まで1時間30分となっているので、45分だとちょっと早すぎるかな? ここからはペースに気をつけよう。


小屋の前から西穂高岳方面へ歩みを進めると、10分程で正面に西穂高岳の全容が見えてきます。


また左手には笠ヶ岳や乗鞍岳が一望出来る、眺望に恵まれた道を進みます。


眺望には恵まれていますが、この辺りはガラ石のややキツめの斜面。
自分のペースを崩さずに登り続けます。


少しずつ、目指す西穂高岳の核心部が近づいてきます。
一番右側の平坦になっている所が独標、中央やや左の三角山がピラミッドピーク、そして一番左側が山頂です。


独標への登りは、この岩場を急登します。
岩に付けられたマーキングを追って、三点確保で登ります。




西穂高岳 独標に到着。(9:10)
頂きは意外と平坦ですが、ここからの高度感は素晴らしく、上高地が眼下に見えます。


そして当然、ピラミッドピークへと向かうルートを確認出来ます。
また独標から山頂までは大小13ものピークを超えていかねばならず、両側が切れ落ちている岩稜を進みます。
山の事故は下りに起こることが多いとされていますが、ここでは登りにも下りにも危険があることを念頭に置く必要があります。


独標までの登りが恐いようなら、この先へは足を踏み入れず、往路に戻るのをオススメします。
実際に登山者の半数以上が、ここ独標で引き返していました。

山岳訓練としてこの地に来ているワタクシ二等兵は、当然先へと進みます。
いざ突撃!!


独標から西穂高岳への第一歩、独標の下り出しは、いきなりの危険箇所です。
上から見てると分かりにくいのですが、踏み出した岩場がもろい所があるためです。
慎重に三点確保の姿勢で、30mほど岩場を下ります。


その後いくつか岩稜のナイフエッジを登降下し、


両側の切れ落ちた岩稜を、ルートの確認をしっかりしながら、ゆっくり前進します。


その途中、目の前で動く物体が。
動く物体のほうに視線を向けると・・・・・・


何と雷鳥さんが!!

雷鳥は日本の特別天然記念物に指定されており、高地にしか生息せず、かつ日本固有亜種という大変貴重な鳥。

まるで公園にいるハトのように、二等兵の目の前を悠然と横切っていきました。



思わぬ出会いに元気付けられ、意気揚々と先を目指します。


後方はるか下に独標が見えるようになると、ピラミッドピークに到着!(9:50)


天気が良ければ正面に西穂高岳のピークを示す山頂標も見えるが、独標を過ぎてから急速にガスって来たため、この日は眺望を望めず。


さあ、西穂高岳山頂までもうひと頑張りです!
ピラミッドピークからいったん下りた後は、ひたすらアップダウンを繰り返します。

今更なのですが西穂高岳では、雷が多いことでも有名で、岩場でもクサリは最低限しか張られていません。
こんな岩場でも、三点確保を意識して、自分の脚と腕のみで登って行きます。


変わらず続く切れ落ちた岩稜を注意して進み、


いよいよ西穂高岳に向けて最後の登りにかかります。


100m程の稜線の急登ですが、これまでに比べればそれほど困難ではありません。
ただ長い登りなので、高度感はなかなかです。


そしてついに、西穂高岳山頂へ!(10:40)


やはり眺望は全くなし。
まぁこれも自然が相手なので仕方がないですね。
景色を堪能するのは、またの機会に。


本来ならば西穂高岳山頂からは奥穂高岳へと向かう大障壁が眺められます。

ここからジャンダルムを経由して奥穂高岳へと向かうのは、更に険しく急峻な岩峰続く、日本屈指の難ルート。
最上級者だけに許された世界になります。

雲の切れ目から一瞬見えた岩壁が、「もう帰るのかい?まだ先はあるよ?」と語りかけて来る気がしました。



危険なささやきを振り切り、往路を戻る。
独標までは難易度は変わらないので、足を滑らせないように気をつけます。
着地する足に多少力を入れて、ブレーキをかけるようにして下りましょう。

西穂高山荘で、昼食をとりつつ最後の休憩として、西穂高口駅に無事到着。


後半は天候に恵まれませんでしたが、踏破感の非常に高い山岳訓練となりました。
次の山岳訓練も、がんばるぞい!




<おまけ>
下山中、また雷鳥さんに遭遇!!
画像では分かりにくいのですが、何と親子連れ!!!


Posted at 2016/07/27 20:38:43 | コメント(2) | トラックバック(0) | 偵察訓練 | 日記
2016年06月05日 イイね!

気がつけば、まるで食レポ

気がつけば、まるで食レポ上官殿!






・・・・・・・・・・






上官殿!!






・・・・・・・・・・






最近上官殿のご機嫌が、麗しくないのであります!

原因のひとつ・・・いや、
ほぼ”あの理由”で間違いないだろう。

その理由とは。。。。。。。。。。






最近上官殿は全く、お出かけ・・・もとい、偵察活動を行えていないからであります!!


ワタクシ二等兵は現在、世を忍ぶ仮の姿である一般社会人としての生活が多忙な事と、隊員見習い一号と二号の自主訓練付き添いなどにより、直接的な上官殿への奉仕貢献活動が全く出来ておりません。

上官殿ご自身も、我が『陸上自走隊 埼玉方面隊』基地における公務が立て込んでおり、なかなかお出かけ・・・じゃなかった、偵察活動を行えない状況にあります。


そんな中、本日もワタクシ二等兵は仕事で日本橋へ。
せっかくだから、ランチがてら上官殿もお誘いしてみよう!



一瞬ぱああー☆とした表情を見せるも、


上官殿は所要によりご参加出来ず。
ザンネン。。。。。。。。。。



と言う訳で、日本橋へ。
約束まではまだ時間があるので、先にお昼にしてしまおう。
何食べようかなー、せっかく日本橋に来たんだし・・・



あっ!!
あそこにしよう!!!



とやって来たのが、「たいめいけん」。
1931年(昭和6年)創業、80年以上の歴史がある老舗洋食屋。
オムライスと言えばココ!と語る人も多い有名店です。


1階はカジュアルな洋食屋、2階は高級レストランという顔を持つ同店の入口(軽トラで隠れているあたり)を通過して、画像右奥にみえる細道に入ると。。。。。。


3~4名程度しか入れないと思われる、立ち食いらーめんコーナーが!!


更にのれんをくぐると。。。。。。


びっくりするくらい丸見えな厨房!!!
自分の注文した分の調理はもちろん、らーめんコーナーで取り扱わないメニューが完成するまでの一部始終を見る事が出来ます。


ここに来ると必ず注文してしまうのが、ボルシチ&コールスロー。
お値段は、何とそれぞれ50円!!


らーめんは、チャーシューメンを選択。


醤油ダレに、ダシは香味野菜かな?
貧しい舌の為にその程度しか分かりませんが、最初にブイヨンやコンソメの風味もして、洋食屋さんならではのラーメンだなぁと個人的に納得していました。



仕事の話が予想より順調に進み、まだ日も高いのでそのままドライブ・・・いやいや偵察活動へ。
特に目的はなかったが、何となく相模湖方面へ。
天候にも恵まれ、快適・快走♪♪




と、突然の人だかり。
何だ!?
と思って寄ってみると、


相模原の奥地にある、オギノパン本社工場。
ここには直売所があり、ほかほかの揚げたてパンが食べられる為、休日となれば非常に混雑しています。

上官殿へのお土産として、ソーセージ・コロッケ・小さいメロンパンと、


ワタクシ二等兵用に、神奈川フードバトルで金賞を受賞した、あげぱんを購入。
そしておいしいパンのお供には、やっぱり牛乳!!


う~~~~~~ん、うまい!!!

揚げたてだけあって、本当に

外はカリッ!!
中はフワッ!!

という表現がピッタリです!!



気分もお腹も満足し、基地に帰還。

上官殿!






・・・・・・・・・・






上官殿!!






・・・・・・・・・・






(いかん、またご機嫌ナナメだ。。。)
お土産もありますよ~!!






ピクッ(反応あり?)






相模原にてパンを買って参りました!
おいしいですよ~!






ピクッピクッ(お?もう一息?)






天気も良かったですし、ぜひ今度一緒に・・・






ガバッッッ!!(な!?)








※最後の件は二等兵の妄想です
Posted at 2016/06/05 17:10:12 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日次報告 | 日記

プロフィール

「@チョコレース 木曽駒ですか!中岳超えて頂上まで行ったのかな?」
何シテル?   07/22 19:08
車歴・・・AE86レビン⇒FC3S(前期)⇒Z16A⇒FC3S(後期)⇒FD3S⇒SF5フォレスター⇒フェラーリ456GT⇒SG5フォレスター⇒BMW335i⇒...
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