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さとちん@のブログ一覧

2021年07月23日 イイね!

猛暑日における聖地巡礼訓練

上官殿!

我ら「陸上自走隊 横浜方面隊」の基地である関東地方も、ついに梅雨明けをし夏らしい猛暑が続いております!!
大日本帝国における猛暑期間中は、方面隊の主力偵察機材である乙三三式車両改への損傷を防ぐため、競争用環状道路(サーキット)での走行訓練は中止しており、替わってワタクシ二等兵が山岳訓練(登山)を行うことにより、年間を通して休むことなく訓練を行っております。

しかし上官殿!
既に山岳訓練は毎年の様式となっており、常に新たな訓練、そして偵察活動を意識している我ら「陸上自走隊 横浜方面隊」にとって、あまり良い傾向ではないと危惧しております!!

そこで今回は、ワタクシ二等兵の体力・気力を増強させるため、猛暑日である今日あえて屋外での聖地偵察訓練を行いたいと思います!

(上官殿)そうか。水分補給はしっかり行うように。・・・・・・ん!?ちょっと待て聖地って・・・・・・

行って参りま~っす!!≡≡≡ヘ(*゚∇゚)ノ

(上官殿)あっ!コラ待たんか!!



今回の聖地巡礼訓練の題材としたのは「イジらないで、長瀞さん」。
つい先月まで放送していたテレビアニメです。

この作品のヒロインである長瀞さんは、主人公の男子高校生の後輩女子。
ある日の放課後の図書室で、スーパー“ドS”な後輩 長瀞さんに目をつけられた事から始まります。
とにかく先輩である男子を、イジって、ナジって、はしゃぎ、こっそりデレる“Sデレ少女”の物語。



まずは1話のオープニング。
神奈川県 一色海岸



三ヶ下海岸 バス停



しおさいこみち



柵の向こう側(反対側)からの描写も、6話で登場します。
ご覧のように道の先には、海が広がります。



花の木公園
今は時季外れなので同じ場所には見えませんが、画像左上にある構造物(慰霊塔)が一致しています。



なおこの公園、シーズン中はこんな感じ。




神奈川県 某所
作品内で度々描かれる下校シーン。
閑静な住宅街なので、詳細な場所は載せないでおきます。






これといったランドマーク的なものは無く、具体的な場所を連想するのが難しい普通の住宅街なので、特定には困難を極めました。








葉山町役場付近
第2話の下校風景で登場。






後ろに見えるのが、役場の建物です。








なぎさ橋珈琲
「通学路から外れた、穴場のファミレス」として作中では登場していますが、モデルとなったお店はロケーションに優れることもあり、かなりの人気店です。



ドアやメニューボードなど、ほぼそのまま描かれている。





神奈川県 某所
再び下校シーン。
こちらも閑静な住宅街なので、詳細な場所は載せないでおきます。






それなりに人通り・クルマ通りがあるので、地域の方のジャマにならないよう素早く撮影を済ませます。





それにしても、暑い!

本当はもう少しカットを集めようと思ったのですが、猛暑の中をかなり(4~5時間)歩き回ったため、さすがに疲れた。
基地に戻ろう。。。。。。。。。。



上官殿!
ワタクシ二等兵、ただいま訓練より無事帰還しました!!
早速報告を・・・

・・・・・・・・・・

上官殿?






アソビニイッタダケダロ・・・


スミマセン・・・ :(;゙゚'ω゚'):

(おわり)
Posted at 2021/07/23 22:37:19 | コメント(5) | トラックバック(0) | 偵察活動 | 日記
2021年07月10日 イイね!

酷道走破訓練 後編

上官殿!

先日はワタクシ二等兵が実施致しました「酷道走破訓練」前編の報告をさせていただきました!!
今回は後編のお話をさせていただきたく・・・

(上官殿)・・・・・・ :;((•﹏•๑)));:

(二等兵)上官殿、どうされましたか?

(上官殿)・・・・・・

(二等兵)・・・・・・

(上官殿)私は高い所が苦手なのは知っているだろう・・・

(二等兵)( ゚д゚)ハッ! これは失礼致しました。前編で報告した「国道(酷道)157号」は、ガードレールの無い断崖絶壁の狭隘路でしたので怖い所もあったと思います。
ですが後編は、ガードレールが無いのは同じですが高低差のある断崖を走る道ではありませんので、そこはご安心ください!

(上官殿)そ、そうか。ε-(´∀`; ) では報告を始めよ。

(二等兵)はい、では早速!]ω・)ニヤリ






後編となる今回の訓練地は「国道418号」。
福井県大野市から岐阜県南部を東西に横断、長野県飯田市に至る総延長268kmにも及ぶ長大国道です。
一方で国道418号は「日本最凶酷道」と呼ばれ、酷道を少しでもかじった事がある者ならば知らぬ者はいないという全国区(酷道マニアの間でのみ)の酷道。
最凶」とまで言われる理由は主に2つ。

実は前編で報告した 温見峠を始めとする国道157号の酷道(落ちたら死ぬ)区間と重複していることが1つ目です。

後編での報告内容は、2つ目の理由のほう。
岐阜県加茂郡八百津町の岐阜県道353号分岐点から、恵那市にある笠置ダム付近までの区間は、道路はあるが現実的に通行できない。
むしろ国道(酷道)418号のアイデンティティは、そのわずかな区間にあるといっても過言ではありません。

一体どういうことなのか?

報告をご覧ください!!



1つ目の理由としてお伝えした通り、国道157号と重複している為、温見峠から酷道(落ちたら死ぬ)区間を戻り、集落を抜ければ再び快走路。
樽見交差点を左折することで国道157号から分岐、重複区間が終わります。


単独路線になってもいきなり道が荒れるという事は無く、センターラインのある2.0車線道路が続く。


尾並坂峠を越えて山県市に入ると、クッキリ残るブラックマークが出迎えてくれます。
どうやらここは、豆腐屋の息子の配達ルートになっているようだ。


山県市側の集落に差し掛かると、道幅は1.0~1.5車線と狭くなります。
複数の集落が途切れることなく続いていますが、交通量は多くないので走りにくさは感じません。


途中、気になる看板を見つけたのでパチリ。
「山県さくら」ちゃんと言うらしい、なかなかカワイイ。


ここからしばらくの間は、何の変哲もない普通の国道となるので省略。
場所は一気に飛びます。



八百津町役場の北の出入口である八百津公民館前交差点を通過、しばらく走ると現れる「丸山トンネル」をくぐると、すぐに信号機も案内標識もない交差点に差し掛かります。
直進方面は新しく通された国道418号のバイパスですので、酷道区間へ行くにはここを右折。


すぐに現れる、ほぼ側道と化した狭隘路に向かって左折します。


道路状況は一気に変わり、また国道418号バイパスはそれなりの量のクルマが行き来していましたが、当然ながらここから交通量は皆無となる。


有名な(酷道マニアの間のみ)「旅足橋」。
交通量皆無の山中に不釣り合いな立派な橋は、かつてここがメインルートだった事を偲ばせます。


背後に見えるのは「丸山ダム」です。


そして酷道区間への玄関口となる、全国的に(酷道マニアの間でのみ)有名な「湯谷橋」。
「418」と書かれた青い標識が、ここが天下の国道であることを示しています。


そして湯谷橋の先には、岐阜県道353号との交差点があり、そこには同じく国道418号を全国区(酷道マニアの間でのみ)とした”アレ”が。










↓アレ


国道に「×」標識。(通称:国道否定標識)
良く見ると、恵那・篠原方面へと伸びる岐阜県道353号は県道指定が外れたのか、丁寧にシールで隠されている。

が、国道方面は「×」という処理の落差(笑)
もうこの標識が見えた時点で心が弾むこと間違いない(変態)
とりあえず、じっくり堪能することとしよう(ド変態)

国道否定標識から、国道 酷道入口を見る。


さぁ、出発するか!



いよいよ酷道区間へ。
とは言え最初は(国道としてはどうかと思うが)普通の狭い道で、路面状況も良い。


1分ほど進むと、丸山ダムのダム湖岸へ降りる道がある。
ここではジェットスキーなどをする人達がいて、酷道マニアでなくともここまでは一般人が立ち入っています。


しかしこの地点を過ぎると、分かりやすく路面が荒れ始める。


ここからいよいよ「日本最凶酷道」が牙をむいてくる。










まず天下の国道の真ん中に、草が生え始め、


道端には、どデカイ落石が目立ち始める。
道もアスファルトではなくダートに変化。


危険を促す看板群が登場。
一応ゲートらしき物が見えるが、これが活用されている(閉じられている)のを見たことが無い。


ここから先は、ほぼ全域ダート路面となります。


とは言え、5km/hの徐行運転であれば、乙三三式車両改のようなシャコタンでも何とか走れる。
あれ?でも前に来たときは。。。

実はワタクシ二等兵、2016年に一度ここに足を運んでいます。


その時は今以上にハードだった気が・・・
ほぼ同じポイントで撮った写真を比較してみる。
↓今回(2021年)


↓前回(2016年)


路面状況が少し改善されているように見えますね。
少しだけど。(路面はダートのまま)

路面状況は少し改善されたようだが、到底国道とは思えないほど道は狭く荒れています。


草木も容赦なく国道に侵入。


また路肩が貧弱な(崩れやすい)うえに、崖との境目が分かりにくく、幅広な乙三三式車両改の場合、常に4本のタイヤがどこを通っているか把握しなければならないという緊張した運転を強いられ続けます。


至る所で山側から石が流れ落ちています。
また頭上左右の三方向から草木が道路上にせり出していて、容赦なく乙三三式車両改の車体にダメージを与え続けてくれる。
「カサカサ」というお馴染み(?)の音から、「キーーー」「ガッ、ゴッ、ガゴン」という国道を走っているとは思えないような音が、車内に響きわたる。




国道否定標識から30分ほどで「二股トンネル」に到着。


トンネル横を見ると、現在地質調査を行っているらしい。
なるほど、以前に比べて少し整備されているのはコレのためか!
とは言え機材には土埃や落葉が積もっているので、毎日ここを訪れて調査をしている様子は無さそうだ。


それよりも、二股トンネルが意外に立派な造りなのに驚きました。
立派ではありますが、当然トンネル内に電灯の類は無く、中は真っ暗です。


昭和31年(1956年)に竣工したようですね。かなり古いトンネルです。


しかし悲しいかな、道路状況に比してどんなに立派でもここを通過する車両は、年間を通してもごくわずかしか存在しない。

真っ暗なトンネル内へ。
二股トンネルは"出る"とよく言われるが、霊感のレの字も持っていないワタクシ二等兵には何も感じられなかった。


また出口付近でカーブしているのも、このトンネルの特徴です。


二股トンネル出口。


良く見ると、かつて電灯を取り付けていた跡があります。


ここから先は、廃道に近い状態が続く。
ワタクシ二等兵のようなモノ好きもここ最近は通っていないようで、道に積もった落葉の量が、それを物語っています。


さすがにここから先は、シャコタンに35偏平タイヤ、サーキットも走る乙三三式車両改で突っ込むのは無理があるので、ここで引き返す。




引き返したとは言え、全く安心はできない。
便利な抜け道など当然あるわけもなく、帰りもあのルートを走破しなければなりません。


帰りは右側に山(崖)、左側にダム湖(崖)を見て進むことになる。
来るときはそれほど気にならなかったが、山側の法面は全く補強工事が行われておらず、見るからにいつ崩れてもおかしくない岩肌に恐怖すら覚える。

かと言って山側ばかり気を遣っていると、弱い路肩に寄り過ぎてダム湖に落ちるという事態になりかねない。


こんな所で落ちたらまず助からないだろう。


酷道区間は基本1.0車線で、すれ違いは所々現れる「路肩が少し広くなった場所」でしか行えない。
ま、こんな所で対向車に出くわすなんて可能性はごく低いだろうが・・・

そして路面はダートからアスファルトに戻り、ガードレールも復活!
道路の走りやすさに感動すらおぼえる。

最後に、「国道否定標識」のある交差点の手前に案内標識が設置されています。
こんな所に、しかもこの方向に立ってる案内標識に意味があるのだろうか。。。

↓一般人にはほとんど目に触れる事のない案内標識


国道否定標識のある交差点まで戻り一服。




「日本最凶酷道」「キングオブ酷道」の名を欲しいままにしている、国道418号。
実は今回偵察訓練を行ったのはその全容の半分以下に過ぎず、引き返した先には更に苛烈な酷道(ほぼ廃道)が待ち構えています。

そこでの訓練はまた今度・・・
という事で、今回の訓練報告を終わります!!(`Д´)ゞ ビシッ!

(上官殿)・・・・・・・・・・

(二等兵)上官殿?以上で訓練報告を終わ・・・

(上官殿)い・・・

(二等兵)い?

(上官殿)イヂワル・・・ ←怖い・高いが苦手


(二等兵)ど・・・どうしよう・・・

(おわり)
Posted at 2021/07/10 20:31:02 | コメント(6) | トラックバック(0) | 偵察訓練 | 日記
2021年07月03日 イイね!

酷道走破訓練 前編

上官殿!

7月に入りましたが、梅雨明けの見通しはまだまだでございます!!
各偵察部隊の活動も停滞する中、ワタクシ二等兵、雨が降っているからこその偵察訓練を行って参りました!!

(上官殿)どんな訓練だ?

(二等兵)今回は、国道における走行訓練を行って参りました!

(上官殿)国道って・・・

(二等兵)・・・・・・・・・・

(上官殿)( ゚д゚)ハッ!「酷道」の方か!!

(二等兵)さすが上官殿!

(上官殿)(๑• ̀д•́ )✧ドヤッ



では報告の前に「酷道」について整理しましょう。
まず一般的に「国道」というと・・・・・・
・ 主要都市間を結ぶ幹線道路
・ 交通量が多い
・ トラックも多い
・ 市街地の沿道では、店や商業施設が立ち並ぶ
・ 例え山間部であっても道幅や路面状態は良好で、通行には何の問題もない

つまり、適切に整備されていて利便性の高い都市間道路というイメージだと思われます。
そもそも国道は、道路法に基づき国が政令で指定するもの。
まさに、国が管理している道路です。
しかし中には「ここホントに国道!?」と疑いたくなるような道も存在しており、それらをマニアは「酷道」と呼んでいます。






今回訪れたのは、マニアの間では(悪)名高い「国道157号」。
石川県金沢市と岐阜県岐阜市を結ぶ、総延長約200kmに及ぶ国道です。

100番台という国道番号が示すとおり、北陸と東海を最短距離で結ぶ非常に重要な位置づけにあるのですが、その重要な役割をまっとうできない「酷道」として知られています。

国道157号が「酷道」と評される一つに、「温見峠(ぬくみとうげ)」の存在が。
酷道をかじった者であれば、その名を知らぬ者はいないと言われるほどの超有名な峠です。
この温見峠は福井・岐阜県境という豪雪地帯に位置するため、例年11月下旬から5月末の間冬季通行止め、つまり年間の半分近く冬季閉鎖となる、とんでもない国道なのです。

また岐阜県本巣市能郷~黒津間の約6kmの区間は土砂崩れにより、100番台国道にもかかわらず、2005年から2012年まで何と7年もの間、災害通行止めとなっていました。
昨年2020年も土砂崩れにより、この区間は通行止めとなっています。

今回はその酷道区間を走行する事で、高度な車両運転技能を得るべく訓練を行って参ります!!



走行訓練開始地点は、国道157号の終点となる「茜部本郷交差点」。


岐阜県庁から程近い所にあるこの交差点で国道21号と接続することで、国道157号はその役割を終えています。


ここからしばらくの間は、岐阜市街地を走ります。
先に見える、千手堂交差点を右折して本巣・忠節橋方面へ。


長良川に架かる「忠節橋」を越えるとすぐに左折。少しの間堤防上を走行。


市街地であった国道157号の終点から40分程度で、市街地・住宅地を抜け、ご覧のような風景になります。


道の駅「織部の里もとす」を通過。
前の道路には、早くも大型車通行不能の警告看板が。


根尾川沿いを通るようになると、ここでも改めて大型車通行不能を警告。


途中、岐阜県道270号との交差点を通過。
左折方面はかつて国道157号だった区間ですが、直進方面の門脇バイパスが開通した事により、現在は県道と市道に降格しています。


根尾長島集落を通り抜けると、大型車通行不能の最終通告が。
最終回転場との事ですが広いスペースがある訳ではなく、大型車であればかなり無理のある転回を強いられる事になります。


最終回転場から程なくして、根尾能郷集落を通過。


以前(2016年)に訪れた時、ここには道路情報板が立っていたのだが、何故か撤去されてしまっています。


先に見える右カーブを抜けると、いよいよ国道157号の酷道区間の入口が待っています。






能郷ゲート」と呼ばれる閉鎖用の頑強なゲートがあり、その先からは分かりやすく、急激に道幅が狭くなっています。


上の画像の右側に見える砂利スペースに、この酷道区間を全国区(マニアの間のみ)とした「落ちたら死ぬ!!」看板がありました。
が、現在は撤去されており、その姿を見る事は出来ません。


↓2016年 訓練当時


ちなみに全国のマニアが羨望の眼差し(?)で見つめる「落ちたら死ぬ」区間が実際にどういう道かというと、
・ 見通しの効かないカーブの連続
・ 狭路のため離合(すれ違い)困難
・ 片側が断崖絶壁
・ なのにノーガードレール

という「酷道」に必要な要素をこれでもか!と盛り込んだような道。
しかもそれがれっきとした国道。

地元民ですらほとんど通らないこの区間、走っている時は常に緊張感を持った運転が必要で、対向車が来ないように祈りながら走るしかありません!

と、と、突入ー!!!






能郷ゲートから先は、ガードレールのない1.0車線幅の狭路が続きます。
乙三三式車両改の車幅だと、本当にギリギリ。


比較的最近補修されたと思われる場所でも、ガードレールは付けない。


ガードレールがない場所だから大丈夫という訳ではなく、むしろ「落ちたら死ぬ」可能性が高い。


真新しい補修箇所に遭遇。やはりガードレールは付けない。


見上げると、かなり大規模な崩落である事が分かります。
恐らくここが、昨年通行止めの原因となった場所だろう。


この後も離合(すれ違い)できる場所は少なく、また見通しも悪いので、常に対向車を気にしながら走っています。
狭い断崖絶壁ノーガードレール区間で対向車に出くわし、うっかり脱輪でもしようものなら、崖下への転落が待っている。


ただし路面状態は良く、先ほどの補修の状況などから分かるように、しっかり管理されているのが分かります。


能郷ゲートから20分ほどで、高さ30m以上はありそうな大崩落の補修跡を発見。
7年もの長期通行止の原因となった崩落箇所だろうか。


大崩落補修跡を過ぎた所に発電所関連の施設があり、その先に根尾黒津の集落が見えて来ます。
この能郷~根尾黒津の間が、2005年から2012年の7年にも渡る長期通行止だった区間です。


2016年当時はここに鉄製のゲートが設置されていましたが、現在は撤去されていますね。


なお根尾黒津の集落は、その辺鄙さ故に定住者はいません。


ただし年間を通じて住んでいる人がいないというだけで、積雪のない夏期を中心に集落に戻られる方がいるようです。

根尾黒津集落以北も“落ちたら死ぬ”区間に勝るとも劣らない酷道っぷり。
ガードレールは少なく、場所によってはデリニエーターすらない断崖絶壁を走らされます。


途中、根尾大河原集落を通過。
根尾黒津集落と同様に年間を通じた定住者はおらず、積雪のない時期に居住されている家屋があるのみです。
実際、ここまでの道のりで写真撮影の途中、セダンと軽トラが横を通過していきましたが、その2台ともこの集落の家屋の前に止まっていました。


そして根尾大河原集落を過ぎると、国道157号線の名物の一つである「洗い越し」をいくつか見ることができます。
洗い越しは路上河川とも呼ばれ、橋を架けずに川が道路をそのまんま横断して流れているという場所。

前回来たときはむちゃくちゃテンアゲでしたが、果たして今回は・・・










ふぬぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉー!!!


何かよくわからんが、やたらテンアゲしてきたぞー!!!(成長なし)
水量もそこそこあり、今回も絶好調!!!


酷道区間の洗い越しはここだけでなく、今回は他に3カ所。




画像では分かりにくいかもですが、路上を流れる水量はいずれもソコソコあるので、偵察記録のため洗い越しを行き来したワタクシ二等兵の足元は、完全に水没しずぶ濡れ。

洗い越しゾーンを過ぎると、いよいよ峠へ向けて急速に標高を上げていきます。
峠に近いほうが、ガードレールの設置率が高いのは何故だろう。




そして能郷ゲートから約20kmで、県境の「温見峠」に到着。


温見峠から福井県側を見る。


峠の北側となる福井県大野市側には、県章・市章の入った県境標識に加えて、大型車通行不能の警告と通行規制の標識が立てられています。

一方、福井県側から温見峠を見る。


岐阜県本巣市側の標識は大型車通行不能の警告のみで、県境標識は設置されていない寂しい状況。

なお峠付近には能郷白山への登山道入口があり、今回も5台ほど登山客と思われる駐車車両がありました。
これから訪れる登山のハイシーズンには、この峠が駐車車両で埋まってしまうらしい。

温見峠の北となる福井県側も酷道区間ではあるが、今回はまだ岐阜県での偵察訓練を継続するため、ここで引き返します。



今回訓練を行った、国道157号。
その過酷さは折り紙つきですので、運転に一定の自信のある方にしかおすすめできない道路です。
事故多発につき、生半可な気持ちでは危険が伴いますので十分にご注意を。

後編では、この国道157号より更に過酷で難所を極める、某国道を報告致します!!

(後編につづく)
Posted at 2021/07/03 21:50:12 | コメント(6) | トラックバック(0) | 偵察訓練 | 日記

プロフィール

「@チョコレース 木曽駒ですか!中岳超えて頂上まで行ったのかな?」
何シテル?   07/22 19:08
車歴・・・AE86レビン⇒FC3S(前期)⇒Z16A⇒FC3S(後期)⇒FD3S⇒SF5フォレスター⇒フェラーリ456GT⇒SG5フォレスター⇒BMW335i⇒...
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