あたぁ!!o(・ロ・)○( ゚д.∵:・..ひでぶっ!!
じょ・・・上官殿!
前回は、
鬼の居ぬ間に 上官殿がご不在なのをいい事に聖地巡礼報告を先に行い、大変申し訳ございません!!
今回は北海道上陸作戦について、キチンと報告を行います!!
前回は5月の大型連休中に、我ら「陸上自走隊 横浜方面隊」主力偵察車両である乙三三式車両改にて北海道に上陸。
日本の最北端である宗谷岬まで到達するなど、成果ある偵察となった。
其の壱 大洗港~苫小牧~浦河~襟裳~静内
其の弐 札幌~日本海オロロンライン~稚内
其の参 稚内(宗谷岬)~宗谷丘陵~美瑛
其の四 帯広~新冠~浦河~苫小牧~仙台港
今回は週末2日間のみなので、さすがに自走は無理。
少しでも時間を有効に活用すべく、仕事帰りにそのまま羽田空港へ。
新千歳空港に到着後は、そのまま千歳市内のホテルへ宿泊。
で翌朝。
《JR千歳駅》
過去に何度も北海道に来ているが、初めての電車移動(レンタカー屋さんまで)
レンタカー屋さんに到着。
今回の相棒はこちら。
道央自動車道 千歳ICから、
日高自動車道へと侵入。
現在、日高道の終点となっている
日高厚賀ICへと進む。
《厚別川橋梁》
日高厚賀ICから、
国道235号(浦河国道)に合流すると直ぐの海側に見える、廃止となったJR日高本線の、巨大な廃鉄橋。
これを見るといつも、
「北海道、デッカイドー!」
と車内で密かに叫び、北海道に来たことを実感している。
《大狩部駅跡》
その廃鉄橋の先にある、同じく今は廃止となった大狩部(おおかりべ)駅。
赤矢印の下にある白い枠が、駅名表示の看板跡。
まさに海の目の前、すごい所に駅が設置されていますね。
この辺りは、本当に海のすぐそばを電車が走っていました。
さてさて、ここからは北海道上陸作戦の本来の目的を遂行。
《レックススタッド》
新ひだか町静内にある、サラブレッドを繋養している牧場です。
そう、今回北海道を訪れた目的。それは・・・
「馬」に会いに来たのであります!
・・・・・・・・・・
加えて言うと、競走馬を引退し、更に(子孫を残す)種牡馬・繁殖牝馬としても引退した馬たちを支援する認定NPO法人「
引退馬協会」の会員であるワタクシ二等兵。
今回もその支援をしている馬たちに会うために、ついでに見学できる牧場にお邪魔しつつ、偵察活動を行うのであります!! (`Д´)ゞ ビシッ!
今訪れているレックススタッドは、(子孫を残す)種牡馬を扱う繁養牧場です。
なので、ここには中央競馬で活躍した有名馬がズラリ。
スマートファルコン
ダート最強格の馬として知られており、大逃げの戦法、そして騎乗していた武豊騎手になぞらえて「
砂のサイレンススズカ」の二つ名を持つ。
とにかくハイペースでガンガン先頭を突っ走るスタイル。
一見破滅的のように思えるが、ダートのG1
JBCクラシックでは、短距離並みの超ハイペースで逃げ続け、他の馬に影すら踏ませることも無く、7馬身(約17m)差で圧勝。
更に同じくG1の
東京大賞典でも、やはり超ハイペースで逃げ続けたスマートファルコン。
結果このレースで、ダート2,000Mの日本レコードタイムを叩き出し、このタイムは10年以上経った今でも、まだ更新されていません。
獲得賞金も、約9億9,100万円と超高額。
そんな鬼のような強さを誇ったお馬さんですが、実はとってもカワイイ一面が。
馬房から顔を出す、スマートファルコン。
ワタクシ二等兵が、カメラを構えているのに気づく(横目)
「はい、ドーゾ」と、ぱっちりお目目で顔を向けてきます(笑)
さすがG1ホース、撮られ慣れてますね (#^^#)
他にも有名なお馬さんが沢山!一部を紹介。
マツリダゴッホ
2007年の
有馬記念(G1)ウィナー。獲得賞金は、約6億5,400万円。
沢山の人間達に出待ちされているのは・・・↓
エイシンフラッシュ
2010年の
日本ダービー、そして2011年の
天皇賞(秋)、2つのG1レースの勝者です。獲得賞金は、約7億9,000万円。
あっという間に見学時間が終わり、一旦ここからほど近い
静内の街へ。
《天政》
この辺りでお昼を迎えると決まって立ち寄る、静内駅(現在は廃止)近くにあるお店です。
来る度に違ったメニューを頼んでいますが、この日はお寿司。
いくら
適度な塩加減と、弾力性のある食感がタマラン。
うに
生臭さ皆無な上に程よい甘み、口の中で溶けていく食感がタマラン。
大トロ
もう何も言うことは無し、タマラン。
お腹も気持ちも満足し、再び牧場へ向かいます。
《アロースタッド》
先ほどのレックススタッドと同じく、(子孫を残す)種牡馬を扱う繁養牧場です。
やはりここにも、中央競馬で活躍した有名馬がいっぱい。
ワンアンドオンリー
2014年の
日本ダービー(G1)勝者。
トーホウジャッカル
2014年の
菊花賞(G1)ウィナー。
モズアスコット
2018年の
安田記念(G1)、2020年の
フェブラリーステークス(G1)という、芝・ダート両方のG1で勝利している珍しいお馬さん。
見学時間中は顔を出している事が多く、人間にも友好的な性格です。
そしてカメラを向けると・・・
キリッ!! ( • ̀ω •́ )
と、キメ顔で応えてくれます(笑)
ワンダーアキュート
2012年
JBCクラシック、2014年
帝王賞、2015年
かしわ記念と、ダートG1で3勝を挙げています。
↓ワタクシ二等兵 撮影(動画)
ナカヤマフェスタ
2010年の
宝塚記念(G1)勝者。
また同年には海外遠征を行い、フランス・パリのロンシャン競馬場で行われる
凱旋門賞(国際G1)に参戦。
1920年から始まった凱旋門賞は、競馬シーズンの終盤に開催されます。
その年のヨーロッパ各国での活躍馬が一堂に会し、中長距離のヨーロッパチャンピオン決定戦とされている、歴史も栄誉もあるレースです。
ここでナカヤマフェスタは、アタマ差(約40cm差)の2着。
これが凱旋門賞における、日本馬の”最も勝利に近い”結果は、10年以上経った今でも変わっていません。
そんなナカヤマフェスタ、現役時代は気性難(気性が荒い)で有名。
種牡馬となった今でも、見学時間中は全く顔を出すことなく、ずっと馬房の奥に。
見学時間も、もうすぐ終わる。
試しに・・・
↓ワタクシ二等兵 撮影(動画)
出て来ましたね~
「人間が何を話しているか、分かっている馬もいる」
とはよく言われますが、彼もそのクチでしょうか・・・?
これにて北海道上陸作戦 前半は終了。
10月上旬で既に色付き始めていた紅葉が、夕日に照らされより美しく見える道を走り、今日の夜営地に向かう二等兵であった。
(後編につづく)