ラジオをいじくる

「カーラジカセ」なんてテキトーな項目にしたんだが、「オーディオ」と言うたいそうな観念と知識、聴力は無いもんで(^^ゞ。

　整備員をしていた頃お客様の車をちょっといじくってた事がある。
　整備員とは言っても上司の依頼した作業でさえ碌ずっぽできてなかったボンクラだったんでたいそうな事はしていない。

　カーラジオだ。
　これのプリセットボタンを未設定と見るや受信できる周波数に合わせてた。
　今ではデジタルチューンでオーディオになれば周波数はおろか放送局まで液晶表示されるが、私が業界にいた頃そうたいそうなオーディオを持つ人は凝った人ぐらい。
　C10系ランサーやE30系ギャランでこそDIN規格のオーディオが収まってたが、それでも標準装備の間に合わせなアナログチューンラジオという方が普通だった。

　基本ラジオはアナログの周波数メーターに選局と音量の大きなつまみ、下に5つぐらいの樹脂丸出しの黒ボタンが並んでた。
　これがプリセットボタンだと認識してる人さえ少なかったのだ。

　そこで全部のプリセットが一つもセットされていないと見るや、ダイヤルを合わせてはボタンを一度抜いて戻すプリセット作業をこっそりやってた(^_^;)。
　定番は一番左から中国放送(1350)、NHK第一(1071)、山口放送(918・岩国局)、NHK第二(712)、FEN岩国(1575)だった(周波数。単位略)。
　FMは2局しか無いのと着いてない車も少なくなかったのでやらなかった(ぉぃ。
　NHK2を除くと基本感度の良さ順だ。
　酷いときにはお客様から車を預かった帰り道でこれやってた時もある。

　全く勝手な話だが、苦情を言われた事は(まぁ褒められても)なかったから昭和だったんだなぁ。

　特に広島で文化放送系の山口放送を聴くのは新鮮で、逆に感度の奮わなかった地元NHKよりもよく聴いてた。

　こんなンだから自分の車も基本ラジオの操作性ありきで遷移してる。
　オートプリセットに放送局表示に、そう、1990年代に外せなかったのがAMステレオだ。
　中国放送のバラエティーも当時は無敵だったんでよく聴いてたもんだ。

　え？広島なら野球中継聴いてたんだろって？
　聴くたんびに凡退したり失点してたからFMにしてたよなぁ(ぉぃぉぃ。

　今のメニュー階層でカスタマイズするカーラジカセ(まぁカセットも無いけど)は馴染まないなぁ。