今までは貫通路か連絡路ばかりを扱ってきたが、今回はもろドライブコースの回遊路だ。
なお前に行ったのがもう10年を回るので情報の差違があった場合はご容赦願いたいm(_ _)m。
画像も殆ど無かった。おまけに加筆が進んで更に申し訳ない。
地図で広島湾を見ると沖にY字型の島が横たわる。
小さな島が無数に有る広島県において海上のランドマーク的な大きさ形をしているが、
「江田島/能美島」
と言う二つの名前を持ってる。
これはY字の江田島側の首の部分が元は割れてて海峡だったのが地続きになってしまったからだ。
地理的にも東の旧江田島町が安芸郡なのに対して残りの能美/沖美/大柿町は佐伯郡だ。
現在は全部が自治体的に「江田島市」となったが、この名前で悶着があって合併が遅れた経緯がある。
海軍兵学校の知名度で一旦選んだ訳だが、他の能美・沖美・大柿町が黙ってなかった。
大柿町なんかは頭にキタのか、米海兵隊飛行場の誘致までしでかして固辞したほどだ。
ご破算にした上で「南広島市」「美海(うつみ)市」とノミネートが上がったが結局これでも現市名が勝ち取った。
そもそも地域名の「江能」という収まりの良い名前はあるし美海市なんかセンス抜群なんだが、
「固有の地域性と知名度を欲張りたい(江能という地名は他にもあったらしい)」
と言う、私にとっては残念な結果になってしまった。
前置きが長くなったが、ここ実はフェリーを使わなくても車で走ることが出来る。
広島県の大きな島はもう宮島と、「東京家族」と言う映画で採り上げられた大崎上島以外はすべて車で渡られる架橋が整備されてきた。
宮島対岸からだと広島湾2周を越す経路から半日で収まらない行程にはなるが、呉の南の突堤である警固屋から音戸大橋を渡り、一旦倉橋島の旧音戸町をくぐり、倉橋島の「後頭部」から早瀬大橋という架橋を渡って能美島の「膝元」に到達する。
経路的には呉市内より「国道487号線」という括りになるが、この国道はこの後も複雑に経路に離合する。
能美島に入って少し北上すると沖美町と江田島町に別れる大君の交差点を通る。この脇にある
ユウホウという紡績工場の木造舎屋がナカナカ良い味を出してる。
ここから西に軽い峠を登り下ると大柿の集落を通る。
ショッピングエリアの様相もあるが島の西岸に出れば古くてしかし盛況な漁村の趣も満喫できる。
此処から県道300号線で能美島の「足許」を回るのも一興だが残念ながら地図から見ると周回道路は通じていないらしい。
港湾を過ぎて少し奥に入る永田側橋の交差点を更に西に折れ県道36号線に入ると沖美町のエリアに。
ここも漁村だが道路が幾度か整備されてて、そのまま道なりに行くと集落をなめずに素っ気ない自動車道を走ることになる。
タダ集落を通る道路はやや狭隘なので周回が目的ならこの道も有用だ。
またここは漁村もだが海水浴エリアで、
サンビーチおきみを筆頭に眺望のいい鹿田公園(写真)や海水浴場が続く。

対岸の広島湾の町並みもそれなり見物だが、沖美の集落を過ぎるとチョットした峠道になり運転には注意が必要だ。
西側の頭に位置する広島市内からの船の玄関口である三高集落を過ぎ、更に進むと道路が忽然と県道36号から国道487号になる。
地図で見てもまか不思議なんだが能美を過ぎるとまた36号線に。
道路は道なりでシンプルなのに道路形態はめまぐるしい。
ここからは記憶が定かでないので駆け足で申し訳ないが、このあと県道44号線を遡って江田島地区に入る。
経路的に県道44~国道487~県道297~国道487~県道298/299~44号線に戻る。
地形と防諜上の問題から山道と海岸道が半々となる。旅客港があるところ以外はたいてい山道で道も狭い。けっこう緊張を強いられる。
兵学校もそう言う雰囲気こそあるが沿道からは確認できない。
また中国火薬という会社の工場もあってその事故を忌避する道なりも窺える。
10数年前には宮島対岸側からも煙が見られる爆発事故が起こるなど、やはり未だ広島では例のない軍隊の町なのだ。
チョット江田島地域ではドライブ自体はキツイので、能美で南に折り返して早瀬大橋に戻るのも一手だ。
また音戸地域は北岸の県道35号線を遠回りするもいい。こっちのほうが景色はいい。
この江田島市は蜜柑と牡蠣の特産地で、蜜柑は季節になると袋売りの露店があったりするし、冬には牡蠣のイベントも催されるほど。自然の幸も海山愉しめる。
瀬戸の島周回ドライブとしてはかなりの「大作」の部類に入るが、チョット問題が。
入り口である。

マァ今年になって新橋が架かったんで事情が変わったかも知れないが、音戸大橋が半端ないボトルネックなんである。
日祝の行楽時には渋滞の洗礼を受けること間違いなしだ。
遠方からだと呉を泊地に巡るのもイイが、島内に拠点が探されればその方がもっと愉しい。
ソレで、ナカナカ行き着けないのよねぇ(^_^;)。