
実は精神的にはブログを書いてる場合じゃないんだよなぁ(T_T)。
ともあれЯVRを選んだ訳その3。
コレがなければいくらN60W系を選んでも意味がない。
その更に分類を絞り込んでしまう要素でもある。
左側だけその開口部を持つリアスライドドアだ。
もっともコレはN10W系でも一部除いて(後述)採用されてるし、5人乗りにもある。
この条件は語り出すと縛りに際倫なくなる(T_T)。
このレイアウト自体は革新でも奇特でもない。
基本的にワンボックスワゴンがこうだったのを小型ワゴンで採用したのがЯVRだっただけなのだ。
だからむしろ80年代以前のレトロフィーチャーにちかい。
ЯVRが斬新だったのはこのドアレイアウトとラウンジシートを組み合わせたところにある。
そして実は前の項で掘り下げるべきだったんだがこのラウンジシートの脇には小物入れ着き超巨大アームレストを設けた。
足許にも別にアンダーボックスがあり、N60W系には更に収納ボックスが拡大されて固定のカップホルダーとアクセサリー電源ソケットが奢られた。
N60W系での充実は実はN10W系にはあったセンターコンソールをウォークスルーのために廃したトレードオフで、逆に言うとN10W系ではそこまで凝る必要がなかった。
これは実はリアタイヤハウス上のデッドスペースを逆に開き直り、一見無駄なクッションスペースとした。
それが逆にЯVRの空間の贅に繋がるのだ。
どんどんリアシートがちょっとした部屋の普請になって来た(^^ゞ。
その演出を深めるのが片側のみ設けたスライドドアなのだ。
確かに「部屋」に出入りするのに扉は必要だ。
でも扉があればその場所は空けておかなければならない。
使わず締め切ったままにするにも不注意や事故で開くことを考えると迂闊にモノが置けない。
でも扉のない行き止まりの空間なら収納も着いてるし少々の物を置いてても何かの邪魔になることがない。
それ以前に動かしようのない場所ってのは何にも邪魔をされないとも言う。
ЯVRに魅力を持つ人ならこれがとっておきの空間だと思うだろう。
私は運転席真後ろがこのЯVRのファーストポジションだと思ってる。
ンで(^_^;)、
どぉせ私にゃプライオリティーを持つ人物など居やしないからこの席も私の特等席だ(ぉぃ。
ロクイチ乗ってた時には運転から外れて駐車すればだいたい此処に収まってた。
具体的に言うと、
運転する時には無論運転席。
で、食事しそびれてコンビニ弁当を買って逗留する時には右後席に座って左後席を前に倒して簡易テーブル、
横になって寝るときは助手席と左後席をフルフラットにして寝る。
いずれもすぐ運転に戻るのに作業は要らない。
と、手前味噌に使い分けてた。
(一度琵琶湖で一晩逗留したときは右席を平らにしたが)
まぁ独りで贅沢に座席を使い分けてたもんだ(^_^;)。
だからもう列車での長旅が期待できない、そしてインプだとどうしても先を急いでしまう旅路をなんとかしようと今回ナナサンを所望したのだ。
ナナサン・・・・・・・・・・・・
チョットここが今回選択のネックになってしまったとこがある(-_-;)。
困ったことにこのレフトスライドドアは99年のマイナーチェンジ時に「エクシード」にラインアップ移行する際に両側に設けることになった。
ナンテことしてくれたんだぉぃ(-_-;)。
これで右側のアームレストや超巨大収納も短縮され、寛ぎの要素はソファーだけに偏ってしまった。
もう一つ困ったことがある。
ЯVRのスライドドアってのは、ウリにしていた『インナーレール』ってのがあって、
コレを使うとボディーに溝を穿たないので見た目はスマートになる反面、
スライドドアのメカを全部ドアに背負ってしまうことになるので、
スライドドアの窓が開かないんだよ(T_T)。
それでもN10W系はクリップアップと言って窓のバックル(お題目写真で窓の中程にある突起)を緩めることで換気できる機構が着いてたが、N60W系では危険と判断したのかコストマネジメントの絡みなのかはめ殺しに変わった。
つまり両側スライドドアになったことでワゴンにあるまじきリアの「窓が開かない」車になってしまった。
両方にドア着けるより俺そっちの方が大事だったのに(T_T)。
んで、このマイナーチェンジを免れたのがナナサンこと2000ターボのX3だけだったのだ。
チョット酷いと思いません?
と言うか、次にも触れるけどこの99年マイナーチェンジは評価によって変えたシステムがことごとく「ЯVR」の自己否定につながってけっきょくЯVR自体を屠った恰好になってる。
だからこのレフトスライドドア、ЯVRの忘れ形見なんだよ!
~追記
レフトスライドドアが特徴の一つだったЯVRだけど、実はメーカー自体は然程拘っていなかった。
もうN10W系の時点で「オープンギア」と言う電動タルガトップを採用したときにはリアドア自体を廃してる。
コレは剛性確保の問題だったとは思うが、替わりに前項で挙げたダブルクッションリアシートを採用して後席の「秘密部屋」性を最高潮に引き揚げていた。
もう半ばリアシートがシークレットルームさながらだ。
この車はドア窓がサッシュレスという事もあり私的に垂涎の車だが、スライドドア一枚は今の家屋状況で必須だったんで(^_^;)。
この路線変更が私の中古物色の大いなるハードルにもなってしまった。