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対厳山のブログ一覧

2016年12月02日 イイね!

火遊びへの誘い中、ガソリンストーブ

火遊びへの誘い中、ガソリンストーブ続けていこう。これ言わないと先の初っぱなの話が継げないもので。

さて、登山用品として最初にガスストーブを採り上げたが、コレの雛形になる『ガソリンストーブ』なるモノを触れないとこの道具の起源が宙ぶらりんになってしまう。
同時に『ストーブ』という語源もコレに触れないとイミフになるのでσ(^◇^;)。

だいたいが極地において厨具を携行しようという発想は17世紀からあったようだ。
そう、「大航海時代」だ。
ただ技術的なモノと液体燃料の流通という概念がおぼつかず、そう言う「道具」が具現化して使われるには19世紀まで待たなければならなかったようだ。

大航海時代に於いて「照明」のほうは石油や灯油を使った「ランプ」と言うモノに発展したのは想像に難くないが、これが「厨具」なるバーナーに適用されるには火力調整という難関を越す必要があった。
それだけ大航海時代の液体燃料は精度も調整も難儀だった。

産業革命で機材の精製が可能になり、液化燃料の気化を巧みに扱えるバーナー効果を持つ「ストーブ」が出来るようになった。
当時は厨具だけではなく火力が調整可能な暖房器具としても重宝され、火口に触媒のような役割を果たす金属製の「グリル」を置くことでストーブとしても充二分にその能力を発揮した。
つまりは暖房器具としての出生だ。
ホエーブスやマナスル、スベアなどが20世紀前後にこのような「石油ストーブ」を世に定着させる。

当初は灯油が関の山であったが、
産業革命が進むに連れより気化能力の高いガソリンも精製・制御出来るようになり、
第二次世界大戦時に米軍が、厳しい条件でこのガソリンストーブの駆動を可能にする携行厨具を要求する。
コレに応えたのがコールマンだった。
牛乳瓶のサイズで水の煮沸や調理を可能にするガソリンバーナー「GIストーブ」の誕生だ。

その後サイズの縮小や多汎な燃料の使用に耐えるガソリンストーブをコールマンやスベアを継いだオプティマスが展開させる一方で、1970年代にはその修理部門で見識を磨いた技術者がMSR社を設立。
燃料ボトルが分離し交換できるガソリンストーブを発売する。
保守は必要だが自動車ガソリンと灯油がそのまま使え、バーナー本体も簡便な構造に済ませ、使用者自身が使用場所で修理点検保守できる構造を採る。

このMSRの方式が現在のガソリンストーブの主流に落ち着く。
私もここの第2世代XGR(お題目写真)を購入したが、常用には至らないモノのある意味切り札として備えてる。

このガソリンストーブは液体燃料の気化を安定させるため、
・ポンピングによる燃料の加圧
・プレヒート(※)による気化促進作業
が必要となり、先項のガスストーブとは違い取り扱いも幾分危険にはなるが、ひとたび点火すればガスストーブなぞ勝負にならない火力が得られる。
(※ お題目写真はその状態だが、ストーブ本体が炎に包まれ、傍目からは危険この上ない状態に見える(^^ゞ)
外環境にも使用法さえ誤らなければ大抵の極地で作動する。

難点は制御不良と轟音ぐらい(^^ゞ。
ぢつはこの二つは「料理しよう」と思う向きには厄介なほど融通が利かない。
(MSRではこの難題に応えるべく、調整バルブを二つにした「ドラゴンフライ」がラインナップされてる)

つまり、どうにかこうにか火力を得たいという道具なんである。

ガソリンストーブ自体はキャンプに必須ではないし使用にはけっこう手を焼く道具ではある。
しかしこう言う道具を経て今のガスストーブがあるという意義は知っておいた方がいい。
Posted at 2016/12/02 22:48:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | ぢぶんギア | 趣味
2016年12月02日 イイね!

三菱背開き4、FTO

今回も写真無いんですが、ま、すみません。

お次は個人的に三菱最後の充実の仕込みを誇ってたと思うFTOだ。
以前も言ったがこの発売の数週間前にランサーMRを購入して臍を噛む思いをしたモノだ(T_T)。
(もっとも介護の兼ね合いで買えたとは到底思えないが)

私は基本3ナンバー否定論者だが、
FTOは許す!
そのぐらい、三菱にしてはしてやったりの設計ではなかったか?

何しろ、
V6FFノンターボ。
このコンポーネンツで三菱がスポーツカーを造るのか?
思い返すと凄い話なんである。

結果としては、
ワイズタイヤ、
3ナンバーボディーによるショート&ワイドなタイヤ配置、
リアマルチリンクサス。
ランエボで得られたノウハウを如何にオンロードで過不足なく発揮できるかをちゃんと弾きだした。
「三菱は出来る子ちゃんである」
ってのを体現した珍しい車なんである。

選んだボディーが『2ドアクーペ』というのも小憎い所だ。
こう言う車はユーティリティーを欲張って『ファストハッチバック』に落ち着けてしまう。
ソレをトランクスルーこそは設けたモノのクローズドバックにして剛性を確保。
サッシュレスクーペで無かったのは惜しいが、よく主張した!

積んでいるメカもそそる。
三菱というか国産で初のシフテッドATであるINVECSIIIを採用し、オートマでありながらシフティングの愉しみを与えた。
エンジンも当時垂涎のハイカムMIVECを初めてV6で採用。

三菱遊んでるじゃないか!

凄く嬉しい車だった。
のちにシフテッドATは5速になり、まぁシフトマッピングは今のЯVRが怪しいだけに宛てには出来ないが羨ましい装備だ。

どーしてみつびしはこーゆーくるまがつづかないかねー(棒読み)

マァ細かく言うと、デザインが当時のイタ車のオマージュが過ぎた上に前後のバランスが別の車の如く別物と化したが、
改良して出して続けて欲しかったよ。

こう言う、「持っていて嬉しい車」って三菱は珍しいんだから、根気の無いところさえなかったらもっとファンは居ると思うんだよ。
Posted at 2016/12/02 20:54:29 | コメント(1) | トラックバック(0) | 古巣みつびし | クルマ
2016年12月02日 イイね!

火遊びへの誘い上、ガスストーブ

火遊びへの誘い上、ガスストーブキャンプの話すっ飛ばしてました(^^ゞ。
やろうと思って出来ず仕舞いという話を慌てて片付けたら跡切れてしまいまして。

んで、
実行に移せないのにまだ未練たらしくキャンプがやりたい。
コレってなんだろう(^^ゞ。

マァ普通なら野営趣味が漢の琴線を奮わせるものなんだろうが、
幾度もの障壁にヘシ折れてる私はどうも違うところにある。

ぶっちゃけ、
キャンプ用品がいい大人のおもちゃなんですよねσ(^◇^;)。
つまり女の子のままごととベクトルが同じ・・・・・

あぁ、卓袱台がひっくり返る音が聞こえたような(-_-;)。

と言う訳で、主立ったキャンプ用品を部門やブランドから拾っていきたいと思う。

最初は、
まぁキャンプの醍醐味というと、
「火遊び」
である事に異論が出ないと思う。

基本的に野営で火を熾すことはその場における人の営みの基本を建てる重大な役割がある。
暖を採り獣や虫を避け、そして調理を行う。
そして総てを賄えばその炎の挙動を楽しむ趣味が人間にあるから面白い。

その火を扱う道具なんだが、
40年前から実は家庭と殆ど変わらない
「ガスコンロ」
が使えるようになっている。

有名なのは岩谷産業のカセットガスだが、10年ぐらいしてソレを極限まで軽量化して登山にも携行できるようになっている。

事の起源と順序が変わるけどまずはこのガスストーブ(コンロ)から。
「ストーブ」という表記についてはこのあとガソリンストーブの講釈にて。

ガスストーブは半紡錘形の専用ガスカートリッジを接続し、カートリッジごとスタンド状に使用する。
後述の同じカートリッジを使うランタンもあって共用すると小型化と相まって荷物が減らせられる。

使用法は家庭用と同じでバルブを緩めて着火すれば火加減も自在だ。

難点はサイズ故パワーが安定こそすれ限界が低く、外気温環境にも左右されやすい。
(高火力仕様などもあるが、大型複雑と化し使用法以外はけっきょくガソリンストーブに劣る)

カートリッジはどのメーカーも基本同じ形状をしてるが、規格統一をしていないことになっていて、寸法は合ってるがコレで事故を起こしたら違法性を問われる。
登山用品は折に触れこんな理不尽な縛りがある。

現在登山用品店に行くと、専用のガスカートリッジを使う登山用のガスストーブは
・(イワタニ)プリムス
・EPIガス
・スノーピーク
・SOTO(新富士バーナー)
・ジェットヴォイル
が見受けられる。
上の二つがこのジャンルでの老舗で、これらが妍を競ってた当時は更に古いキャンピングガズとコールマンが居たが、90年代のうちにこれらは合併して今はガスを余り本格的にやっていない。
一時は次の講釈で登場するMSRもあったが今はガソリン専業だ。

入れ替わるように食器工業から拡張したスノーピークが台頭し、ガス以外の販路を築いてたSOTO、海外新興ベンチャーのジェットヴォイルをモンベルが扱う布陣になってる。

ジェットヴォイルは火に掛ける鍋を専用化し、その底に螺旋のラジエターグリルを設けて集熱板とし、従来のストーブを「放熱仕様」と嘲るばかりのエコ仕様とし、マァいわばストーブ界のプリウスさながらだ。
ただプリムス(紛らわしいな(-_-)もコレをシステムで採用したり、汎用鍋もこの集熱システムを付けたものがある。

また一方、カセットガスを使うイワタニ(プリムス)とユニフレーム(SOTOにもラインアップ)がある。

表記で気が付かれたかも知れないが、「カセットコンロ」や「マルヰプロパン」で有名な岩谷産業とイワタニプリムスはスゥエーデンのプリムスとの業務提携の関係で、互いのガス器具のノウハウを交流している。

どうもこのジャンルは日本が特化してる向きがあり、西洋ではより性能が強化安定したガソリンストーブやそもそも焚き火自体を追求している。
またキャンピングカーを繰り出すケースの方が主流で、プロパンガスとコンロも日本の屋台で用意するような容量のあるセミコンプリートなモノを持ち出す。
凝った機構を丸ごと持ち出しで、周囲環境に差し障らずミニマムに慎ましく炎を囲むのも日本らしいのか。

私はこのジャンルは最初からプリムス派だ。

何よりラインアップが通じて豊富だ。
流石に現在はガスストーブの市場自体が萎んでるがそれでも5機種は立派。
この中でもちろん携行優先なのでコンパクトなものを2度選んでる。

最初に買ったのがこの「MBL」。
ランタンとストーブがワンパックで、グリルとミキシングノズルを別けて接合するとコンパクトかつシステマチック?に収納できる。

ただ90年代の進化と淘汰は凄まじく、のちに「P131バーナー(上写真左端)」+「P541ランタン(同3番目)」に買い換えた。
こちらは着火装置が着きながら二機合わせてもMBLよりコンパクトだ。
ただ131についてはサイズの割りに火口がそこそこ拡張され使い易いんだが、鍋を支える「五徳(写真で針金を曲げたような三叉の支え)」がコンパクトに下に畳める一方で華奢なグリル下部に溶接しただけの脆弱さで、コレが弱点とされ現在は販売されていない。

カートリッジさえあれば好環境だと簡単に火が熾せ、湯沸かしや簡単な料理もすぐとお手軽だ。

不思議と持ってるだけで幸せになれる機材だが、今まで数回、カップ麺やフリーズドライの料理をしただけに過ぎない(T_T)。

また、ガスカートリッジの入手が登山/スポーツ用品店ぐらいになるので、カセットガスを使用する製品に鞍替えしようか思案中である。
(カセットガスも規格だてされておらずメーカー外不保証だが、安価にコンビニ商品でも代用できる)

現在はコンパクトに運べるSOTO製品が有力。
Posted at 2016/12/02 11:26:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | ぢぶんギア | クルマ

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「今回カーナビ外したので、後記用のトラッキングは悩んだ。
最初ここの[何シテル』投稿やスマホカメラで休憩に撮ったが行程が残らず。
最後に使ったのはスマホ地図のスクショでこっちが効果高かった。

また大きな声で言わないが位置ゲーもトラッキングに使った。」
何シテル?   07/09 10:48
 広島・備後御調種佐伯産宮島対岸棲息の対厳山。 長らく勤めてた仕事を現在辞職、2025年初めはフリーターで始まりました。  新社会人時代(つぅても四...
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