
キャンプの話すっ飛ばしてました(^^ゞ。
やろうと思って出来ず仕舞いという話を慌てて片付けたら跡切れてしまいまして。
んで、
実行に移せないのにまだ未練たらしくキャンプがやりたい。
コレってなんだろう(^^ゞ。
マァ普通なら野営趣味が漢の琴線を奮わせるものなんだろうが、
幾度もの障壁にヘシ折れてる私はどうも違うところにある。
ぶっちゃけ、
キャンプ用品がいい大人のおもちゃなんですよねσ(^◇^;)。
つまり女の子のままごととベクトルが同じ・・・・・
あぁ、卓袱台がひっくり返る音が聞こえたような(-_-;)。
と言う訳で、主立ったキャンプ用品を部門やブランドから拾っていきたいと思う。
最初は、
まぁキャンプの醍醐味というと、
「火遊び」
である事に異論が出ないと思う。
基本的に野営で火を熾すことはその場における人の営みの基本を建てる重大な役割がある。
暖を採り獣や虫を避け、そして調理を行う。
そして総てを賄えばその炎の挙動を楽しむ趣味が人間にあるから面白い。
その火を扱う道具なんだが、
40年前から実は家庭と殆ど変わらない
「ガスコンロ」
が使えるようになっている。
有名なのは岩谷産業のカセットガスだが、10年ぐらいしてソレを極限まで軽量化して登山にも携行できるようになっている。
事の起源と順序が変わるけどまずはこのガスストーブ(コンロ)から。
「ストーブ」という表記についてはこのあとガソリンストーブの講釈にて。
ガスストーブは半紡錘形の専用ガスカートリッジを接続し、カートリッジごとスタンド状に使用する。
後述の同じカートリッジを使うランタンもあって共用すると小型化と相まって荷物が減らせられる。
使用法は家庭用と同じでバルブを緩めて着火すれば火加減も自在だ。
難点はサイズ故パワーが安定こそすれ限界が低く、外気温環境にも左右されやすい。
(高火力仕様などもあるが、大型複雑と化し使用法以外はけっきょくガソリンストーブに劣る)
カートリッジはどのメーカーも基本同じ形状をしてるが、規格統一をしていないことになっていて、寸法は合ってるがコレで事故を起こしたら違法性を問われる。
登山用品は折に触れこんな理不尽な縛りがある。
現在登山用品店に行くと、専用のガスカートリッジを使う登山用のガスストーブは
・(イワタニ)プリムス
・EPIガス
・スノーピーク
・SOTO(新富士バーナー)
・ジェットヴォイル
が見受けられる。
上の二つがこのジャンルでの老舗で、これらが妍を競ってた当時は更に古いキャンピングガズとコールマンが居たが、90年代のうちにこれらは合併して今はガスを余り本格的にやっていない。
一時は次の講釈で登場するMSRもあったが今はガソリン専業だ。
入れ替わるように食器工業から拡張したスノーピークが台頭し、ガス以外の販路を築いてたSOTO、海外新興ベンチャーのジェットヴォイルをモンベルが扱う布陣になってる。
ジェットヴォイルは火に掛ける鍋を専用化し、その底に螺旋のラジエターグリルを設けて集熱板とし、従来のストーブを「放熱仕様」と嘲るばかりのエコ仕様とし、マァいわばストーブ界のプリウスさながらだ。
ただプリムス(紛らわしいな(-_-)もコレをシステムで採用したり、汎用鍋もこの集熱システムを付けたものがある。
また一方、カセットガスを使うイワタニ(プリムス)とユニフレーム(SOTOにもラインアップ)がある。
表記で気が付かれたかも知れないが、「カセットコンロ」や「マルヰプロパン」で有名な岩谷産業とイワタニプリムスはスゥエーデンのプリムスとの業務提携の関係で、互いのガス器具のノウハウを交流している。
どうもこのジャンルは日本が特化してる向きがあり、西洋ではより性能が強化安定したガソリンストーブやそもそも焚き火自体を追求している。
またキャンピングカーを繰り出すケースの方が主流で、プロパンガスとコンロも日本の屋台で用意するような容量のあるセミコンプリートなモノを持ち出す。
凝った機構を丸ごと持ち出しで、周囲環境に差し障らずミニマムに慎ましく炎を囲むのも日本らしいのか。
私はこのジャンルは最初からプリムス派だ。

何よりラインアップが通じて豊富だ。
流石に現在はガスストーブの市場自体が萎んでるがそれでも5機種は立派。
この中でもちろん携行優先なのでコンパクトなものを2度選んでる。

最初に買ったのがこの「MBL」。
ランタンとストーブがワンパックで、グリルとミキシングノズルを別けて接合するとコンパクトかつシステマチック?に収納できる。
ただ90年代の進化と淘汰は凄まじく、のちに「P131バーナー(上写真左端)」+「P541ランタン(同3番目)」に買い換えた。
こちらは着火装置が着きながら二機合わせてもMBLよりコンパクトだ。
ただ131についてはサイズの割りに火口がそこそこ拡張され使い易いんだが、鍋を支える「五徳(写真で針金を曲げたような三叉の支え)」がコンパクトに下に畳める一方で華奢なグリル下部に溶接しただけの脆弱さで、コレが弱点とされ現在は販売されていない。
カートリッジさえあれば好環境だと簡単に火が熾せ、湯沸かしや簡単な料理もすぐとお手軽だ。
不思議と持ってるだけで幸せになれる機材だが、今まで数回、カップ麺やフリーズドライの料理をしただけに過ぎない(T_T)。
また、ガスカートリッジの入手が登山/スポーツ用品店ぐらいになるので、カセットガスを使用する製品に鞍替えしようか思案中である。
(カセットガスも規格だてされておらずメーカー外不保証だが、安価にコンビニ商品でも代用できる)
現在はコンパクトに運べるSOTO製品が有力。