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ＧＷキャラバン　２日目 かかみがはら航空宇宙科学博物館の Part 4 です。

世界に１機しかない Made in Japan のＳＴＯＬ（短距離離着陸）の実験機、飛鳥です。

３年半の間に約１００回、計１６７時間程の飛行実験を行い実用化のメドが立ったのですが、機種毎の設計に多額の費用が掛かることと、地方空港が整備され短距離離着陸の必要性がなくなったため、実用化は見送られました。
平成元年まで飛行していた実機が、そのままココかかみがはらに静態保存されています。

ロケットランチャーを４発背負ったような、独特なデザインです。
一角獣の如く長い角（ピトー管か？）を持つのも特徴です。


主翼からこんなに前方に飛び出たジェットエンジンは見たことありません


エンジンの搭載位置以外は、ベースとなったＣ－１輸送機にそっくりです。
通常、ジェットエンジンは主翼から吊り下げて取り付けられるのが一般的ですが、この機体では主翼の上面に搭載されています。　これは揚力をアップして短距離で離陸できるように意図したものですが、同時に騒音低減効果もありました。この方式をさらに研究・発展させたのが、ホンダジェットだと思います。


この姿から鉄人２８号を思い浮かべてしまいました。　歳ですね。


空飛ぶユニコーンです（笑）


広いはずの格納庫（展示場）も、各種の機体で埋め尽くされています。
その中でもひときわ大きいのがこの飛鳥です。


Ｔ字型の水平尾翼が、自動車用ＴＶアンテナを想起させます。


この角度からだと３発ジェットにも見えます。


飛鳥の上に吊り下げられているのは、ハンス・グラーデ単葉機（複製）という、日本で最初に飛んだ飛行機のうちのひとつです。　ここから日本の航空産業がスタートした訳ですね。




フラップの角度が大きいのも、ＳＴＯＬ機ならではのものです。


つづく

ＧＷキャラバン　２日目 かかみがはら航空宇宙科学博物館の Part 3 です。

川崎重工製の P-2J 対潜哨戒機です。英語表記すると Anti-Submarine Airplane となります。　正に潜水艦に対抗するということでアンチなんですね。 

P-2J　もターボプロップエンジンを２機搭載した、プロペラ機です。
２発とか４発のプロペラ機は、独特の唸り音を上げて滑走するので、個人的にはジェットエンジンより好きです。　低音でハモっているように聞こえます。














YS-11の低翼、US-1Aの肩翼に対して、P-2Jは中翼です。
３機種とも翼の取り付け位置が異なるので、気付かされることが多々あります。


US-1A と並んで展示されています。


この飛行機は、尾翼以降の機体が長いのが特徴的です


これで屋外展示分は終了します。　次回よりいよいよ館内に踏み入れます。
２日目は内容が濃いのです（笑）

ＧＷキャラバン　２日目 かかみがはら航空宇宙科学博物館の Part 2 です。

新明和工業の US-1A 救難飛行艇です。　英語で書くと　Rescue Flying-Boat となります。　まさに空飛ぶ船なんですよね。

論より証拠です。　飛行機の機体下部に船がドッキングしているような構造です。
その船を陸に上げるために、車輪が付いているようにも見えます。




この飛行艇は荒天の洋上で、波高３メートルでも離着水できる世界最高水準の性能があり、日本が開発・実用化した初の水陸両用機です。



フロート下に立つ大人と比較すると、機体の大きさが際立ちます。
フロートだけでも、小型の漁船より大きいと思います。














YS-11　と共に。　低翼式と肩翼式の違いが良くわかります。
どちらもターボプロップエンジンを搭載する、日本で開発・生産されたプロペラ機という組み合わせがいいですね。






ＩＨＩ製ターボプロップエンジンを４基搭載しています。




メインギアは、独特な格納方式を採用しています。


機体下部のボート形状は、最後尾にまで渡っています






YS-11　に並ぶニッポンの名機だと思います。

ＧＷキャラバン　２日目です。　先ずは昨日載せ損ねたＰ泊地の状況です。

こんな感じで砂利のＰにドデンと留めさせて頂きました。木々に囲まれ川も流れていて、なかなかいい環境でした。


川向うには長良川鉄道が走っています。単機の気動車もいいですね。
コトンコトンという線路の継ぎ目を通過する軽い音が、ローカルを感じさせます。






そして２日目のメインイベントは、かかみがはら航空宇宙科学博物館 です。

ここは前からずっ～～と行きたかったところで、やっと訪れることができました。

ＹＳ－１１　いいデザインですよね




ターボプロップエンジンのプロペラ機って、見た目がメカっぽくて好きです






メカ好きにはたまらない光景ですね。


時代を感じさせますが、メカニカルで実にいいですね。
手巻きの腕時計的な感じがたまりません。


オーバーヘッドコンソールはなかったのですね。










タンデムローターのバートルです。


ここは見るべきものがいっぱいあるので、まだまだ続きます。

盛夏も過ぎそろそろ秋の足音も聞こえてこようかというこの時期に（実際虫はすでに鳴いてます）、何を血迷ったかなんて言われてしまいそうですが、今さらながらＧＷキャラバンの報告です。　キャラバン中単発でブログアップはしていたのですが、帰宅後のまとめをアップしていないことに気づきました（泣）
という訳で、季節外れのＧＷキャラバンレポートです。

馬鹿バカしいと思われた方、どうぞ飛ばしてください。

今年は岐阜を中心に、我が家にしては珍しく行動範囲が限定された、ピンポイントな観光をしてきました。しかも７連休という珍しく長い休暇に。本来ならばもっと遠距離を目指したかったのですが、諸般の事情により比較的近場ということになりました。

今回はホテルの駐車場に泊めさせて頂くという、なんとも厚かましいＰ伯となりました。勿論ホテル公式のサービスで、不法滞在などではありませんし、事前に電話で予約もしてあります。
温泉に入浴して頂ければいいですよ～ということで、長期に亘りお世話になりました。

昼過ぎの到着となったため、先ずはトレーラーを出来るだけ目立たないようにＰの隅っこに留めて、いざ初日の観光に出発です。

初日は結局郡上八幡城のみとなりました。

手前はもみじですね。紅葉の季節にはキレイでしょうねえ。






天守閣からの展望です。　遠方まで見渡せる立地ではないのですね。








このあとスーパーで食料品の買い出しをして、早めに温泉に浸かりリラックスタイムとしました。

つづく