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シロ柴のブログ一覧

2020年06月27日 イイね!

発電機ホンダEM300の修理②

発電機ホンダEM300の修理②ホンダEM300修理の続き。
ホンダEM300は昭和40年(1965年)発売E300の改良版で、昭和48年(1973年)に発売。
主な改良点はマフラーの大容量化と外装カバーの形状変更による静音化。
エンジンはE300と共通のようですが、このたび入手したものは所有するE300とは細部が異なっているため、後期仕様なのかもしれません。



燃料コックの分解清掃。全体的に状態は良さそう。



燃料タンクに刺さるストレーナーは形状を保っています。



コック側のストレーナーもキレイです。



パッキンは固化しておりガソリンを入れると漏れるので、新品に交換しました。



プラグを外してみたら、何故かガスケットが付いていない(?_?)
先日交換したE300の古いプラグから流用して着けておきました(^^;



ポイントの清掃とギャップ調整。
ここの部分が手持ちのE300と大きく変わっています。



オイル交換。



組み立て。



細かい部品やビス類もキレイにして並べておきます。



AC側3Aヒューズ切れ。カバーの裏にあるスペアヒューズも無くなっていたため、ヤフオクで同サイズのものを買いました。6×25のサイズのガラス管ヒューズはもう生産されていないため入手困難です。



燃料タンクを取り付け。



最後にきてリコイルスターター不調のため注油と調整。



試運転(^o^)
E300に比べて格段に静かです。



エアクリフィルターを取り付けて完成\(^o^)/



E300と並べてみました。
レッド/シルバーのカラーリングがネガとポジの関係になっています。



2台を同時に動かしてみました。
快調に動くことを確認し満足(*^^*)

これにて発電機レストアネタ完結です。


Posted at 2020/06/27 16:41:41 | コメント(2) | トラックバック(0) | 発電機 | 趣味
2020年06月27日 イイね!

発電機ホンダEM300の修理①

発電機ホンダEM300の修理①先日修理した発電機ホンダE300は貰うこととしたので、代替機を入手しなければなりません。
当初は年代の新しいものを探してみたのですが、中古でも結構な値段がします。
同じのを買っても芸がないのでE300の改良型EM300を探すこととしました。

という訳で、さっそくEM300のジャンク品を入手。
外装はボロいですが、目標の5,000円以内で買えました(^o^)



何やらラベルのようなものが貼ってあるので、消えかかった文字をよく観察してみると…、


このようになってました。
航空大学校からの供出品?それとも廃棄を請け負った業者の横流し品?



こちらのステッカーは当時の販売店のものかな。
出自がわかると面白いですね(^^)



動くようにするため、上記箇所を分解修理、点検清掃しました。



バラしにかかります。



外装関係は洗剤で洗って干しておきます。



燃料タンク内の洗浄。
乾燥していて状態は良さそうでしたが、中からはサビの破片が(^^;



サビハイダーでタンク内を処理。



処理後、スネークカメラで内部チェック。まあ、こんなもんかな…。



キャブレターのオーバーホール。



内部は案の定、変質したガソリンが固まってました。



各部品を洗浄。



フロートは残念ながら穴があいていました(>_<)



ハンダで穴を埋めて行きます。



ヤスリで削って仕上げます。



修理が完了したキャブレター。

②につづく


Posted at 2020/06/27 09:50:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 発電機 | 趣味
2020年06月21日 イイね!

ベテランレースファンと'70年代FISCO死傷事故の話

ベテランレースファンと&#39;70年代FISCO死傷事故の話今年2月に転勤した職場に嘱託でお勤めの年配の方がいらっしゃるのですが、車がお好きだということで自然と車とかレースの話になりました。

「最近のF-1は音が悪いねえ、もうGTくらいしか見に行ってないよ。」と言われるので、よく聞いてみると、かつては海外にまでF-1観戦に行くほどだったとか。
近年は地元岡山でスーパーGTを見に行く程度だが、昨年はわざわざ富士スピードウェイ(FSW)にも出かけたそう。

「富士で最初にF-1が開催された時観に行きましたよ。雨が降っててねえ。」とのことだったので、てっきり2007年の話かと思ったら、何と1976年のレースの話でした。
聞けば当時、浜松の某オートバイメーカーで社員ライダーとして勤務されていたそうで、富士スピードウェイ(FISCO)のレースはよく観戦に行っていたとのこと。

「翌年(1977年)はストレートの終わりのところで見てたら、警備員が移動しろー、とうるさく言うので歩き出した数歩目のところでフェラーリが飛び込んできた。」「動きだすのが数秒遅かったら死んでいたかもしれない。」との話で、「まさかあの有名な事故の現場にいたのですか?」と聞くと「いましたよ。」と言われる。

個人的に昔のレースに興味深々で、当時の話を聞いてみましたので一部抜粋して載せます。

【1977年F-1日本グランプリ】



朝日新聞 昭和52年10月24日朝刊より
Q:「現場は立入禁止区域だったはずですが、当時それは知っていましたか?」
A:「わかってたよ。マシンが間近で見られるので、無視してたくさんの人が来て見てた。」
  「2人亡くなったんだけど、その人たちは即死状態で、ほかに事故に巻き込まれた人たちは口から血を吐いていたり、心臓マッサージを受けていたりしてた。」
Q:「(事故を起こした)ビルヌーヴはどんな様子でした?」
A:「車から飛び降りるとヘルメットを抱えて逃げるように走って行ったよ。」
Q:「どっちの方向に行きました?」
A:「スタンドの方向に行きましたね。」
Q:「伝説のドライバー、ジル・ビルヌーヴをナマで見たことのある日本人って少ないんじゃないですかね?」
A:「そうかもね。」

後日、1枚だけあったという当時の写真を持って来て下さったので、お借りしスキャンしました。


Q:「'77年はストレートエンドで見ていたとのことですが、’76年も同じ場所で見てたのですか?」
A:「'76年はメインスタンドで見てました。ニキ・ラウダが目当てだったけど、すぐ車降りちゃってねえ。」
Q:「翌年('77年)はラウダ自体日本に来なくて、結局(ラウダの)代走のビルヌーヴが事故を起こしたという因縁ですか…。」
「当時の映像を見るとバンクに続くストレートの横付近が現場だったみたいですね。」
A:「F-1の時はもうバンクは使ってなかったよ。」
Q:「えっ、30度バンクが使われていた時代も観戦したことがあるのですか?グラチャンとか…。」
A:「ありますよ。」
Q:「もしかして1974年6月2日のレース、観に行かれてました?」
A:「黒沢が幅寄せして大事故になったレース?観てましたよ。」
Q:「マジっすか!」


【1974年富士GC第2戦・富士グラン300キロレース】

朝日新聞 昭和49年6月3日朝刊より
Q:「当時はどこで観戦されてました?」
A:「メインスタンドで見てました。」
  「あっという間の出来事で、白い煙が立ち上って、ドライバーなんか助けられる状況じゃなかったよ。」
  「その後ヘリコプターがドライバーか誰かを運んで飛び立つ様子は鮮明に覚えている。」



後日、小生所蔵の事故を報じた当時の雑誌類を見てもらいました。中にはご遺体そのものの写真も。
感想を聞きましたが、ここでは触れないでおきます。



後年出版された事故に関する書籍類。



風戸選手に関する書籍。
'77年発行の「レクイエム」はプレミアがついて、結構な値段で取引されている様子。



左:当時の某少年マンガ雑誌にも事故の写真が…。
右:少年マガジンでは表紙モデル。撮影は篠山紀信氏。





当時の国内最高峰レース、富士グランチャンピオンシリーズ。
オイルショック前の好景気。‘73年あたりからメーカー系ワークスドライバーの相次ぐ参戦によりシリーズの盛り上がりが最高潮に。
打倒!黒沢…。事故の起きた遠因はこのあたりにもある。


【1973年富士GC最終戦・富士ビクトリー200キロレース】

朝日新聞 昭和48年11月24日朝刊より


'73年秋オイルショック勃発。そして直後に発生した炎上死亡事故。
聞くと、事故のあった'73年の最終戦も富士に観に行っていたそう…。
ただ事故発生現場のバンクから遠いところにいたので、事故があったことは覚えているが、詳しいことはほとんど記憶にないとのこと。



その'73年最終戦の表彰台。
1位鈴木、2位風戸は上記'74年第2戦の事故で死亡。
3位酒井正はこのレースをもってドライバーから引退したため難を逃れたかと思いきや、2001年に自宅の火災でお亡くなりになったという…。
表彰台3人全員焼死という事実。これは単なる偶然と言えるのだろうか?



最後に件のベテランレースファン氏。サーキットに行ってエンジン音を聞くのがお好きで、生涯で最高の音は「マトラV12」とのこと。
「2ストかと思うような乾いた甲高い音で最高でしたよ。」と仰っていた。
さすが50年近くナマでレースを見てきているだけあって納得。
Posted at 2020/06/21 10:31:51 | コメント(1) | トラックバック(0) | モータースポーツ関連 | クルマ
2020年06月07日 イイね!

発電機ホンダE300の修理③

発電機ホンダE300の修理③燃料タンクの処理が終わったので組み立てていきます。
キャブなども再度掃除しなければなりません。



新品のガスケットは入手難のため、敢えて手を付けなかった燃料コック。
サビで詰まってました(^^;
左下の茶色いものは燃料タンクのストレーナー。網は無くなり変形し、コック内にゴミが入りまくりです(^^ゞ



分解清掃。



燃料コック内のストレーナーも崩壊していましたので、#60の真鍮メッシュをポンチで打ち抜いて追加しておきました。



燃料の流量に影響がでるといけないので、少し粗めのメッシュにしましたが、もしキャブ側にサビの粉がまわるようでしたら、目の細かいものに変更したいと思います。
パッキン類はシリコングリスを塗って組み付けました。



キャブの分解清掃。
サビはまわっておらず、ジェット類も詰まっていませんでした。
低速でオーバーフローするので、フロートバルブを再度入念に掃除。



エンジンオイル交換。



ついでにプラグも新品に。
ショートサイズです(^^)



外装は3Mのハード1で磨いて、バリアスコートを塗ってフィニッシュ。



エアクリエレメントも交換。



レストア完了(^o^)
30数年ぶりの復活!



エンジンも安定して、きちんと発電します。
現代のものと違って、周波数の調整や負荷がかかった時は、スロットルにより手動で調整します。



サイドバルブエンジン独特の響きは昭和ノスタルジーそのもの(*^^*)

初期の発電機は構造が簡単なので、機械いじりを始めたい人には練習台としてちょうど良いのではないでしょうか。タマ数も豊富ですし、不動状態のものなら数千円で買えます(^^)

このホンダE300。小っちゃくて可愛くて気に入ったので、私が貰い受けることにしました。
ということは代替機を探さなきゃ(^^;

Posted at 2020/06/07 08:36:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | 発電機 | 趣味
2020年06月07日 イイね!

発電機ホンダE300の修理②

発電機ホンダE300の修理②前回の修理で一瞬エンジンがかかったものの、すぐ動かなくなってしまいました。
タンク内のサビが燃料ラインを詰まらせたものと考えられるため、本格的にサビ除去処理を行います。



スネークカメラでタンク内を覗いてみる。



こりゃひどいわ(笑)



ガソリンを抜いてみると、まっ茶色になったガソリンが出てくる。
前回の作業で古いサビを不完全に除去した一方、新たなサビを誘発させてしまった模様(*o*)



先端がマグネットになっているピックアップツールで、できるだけサビを取り出す。
タンク上面のコーションラベルを痛めないようにマスキングテープで保護しておきました。
ラベルがキレイに残っている個体は少ないようなので(^^;



今回はマジックリンを使って下処理を入念に行います。



定番の「花咲かGタンククリーナー」を買いに行ったところ売り切れ(T^T)
同じ棚にあった「サビハイダー」なる商品。「花咲かG」より千円安い。
ラベルの説明を読んでみると「花咲かG」とほぼ同等の内容。処理時間は「花咲かG」が10倍希釈12時間/20倍希釈24時間に対し、「サビハイダー」は20倍希釈5~6時間となっている。強力なのか?
「花咲かG」の入荷を待っていると作業がまた1週間延びてしまうので、こちらを使ってみることにしました。



燃料コックを外したタンク裏の穴を、ゴムシートとアルミの切れ端でボルト止め。
液体が少しでも漏れると、今回の作業は成功しません。



サビハイダーを60℃に沸かしたお湯で希釈。
とにかくタンク内のサビが酷いので、20倍希釈となっているところ、10倍希釈に増量して投入(^^ゞ



反応が始まり、液体が徐々に黒くなってきます。
しばらくするとタンク内の空気が抜けたりして水位が下がるので、下がるたびに差し湯を行い常に満杯の状態を維持します。



説明書きの倍の12時間浸けてみました。
取り出した液体は真っ黒です(^^)



タンク内を水洗いしサビの破片を排出。
水と触れることにより新たなサビが発生するため、仕上げに20倍希釈の溶液を再度投入。



右が12時間処理の溶液、左が最終処理の溶液。



乾燥機に入れ、水分を出来るだけ蒸発させます。



ポツポツ茶色いものが見えるものの、全体が灰色で覆われ、当初の状態からすれば雲泥の差(^^)



スネークカメラの性能が悪く、ピンボケ画像で申し訳ないですが、内部はこんな状態。
100%とは行かなかったものの、いちおう成功ということにしておきます(^^;

③につづく

Posted at 2020/06/07 07:26:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | 発電機 | 趣味

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「ヤマハTZ、平忠彦、角川映画…。何もかも皆懐かしい…。」
何シテル?   10/17 00:05
春から秋はクルマいじりとドライブ、冬場はプラモを作って過ごしています。 自己流ですが車両のメンテナンスはできるだけ自分で行うようにしています。 乗用車に限ら...
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