目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
この前作成したキーホールカバー。
手軽に作れたけど、ちょっと凸凹しています。
ということで。
なるべくツライチになるようなキーホールカバーを作ってみます。
市販品買ったほうが早いのはわかっています。
2
型とりに必要なのは
○型とりくん
○お皿
○熱湯
○ピンセット
うちは集合住宅なので駐車場に水栓やコンセントが無く、その場で水を沸かすことが出来ません。
そこで沸騰直後のお湯を真空マグボトルに入れ持ち出します。
3
車体から型を取ります。
皿にお湯を出し、型とりくんを入れます。
1~2分ほどで型とりくんが柔らかくなります。
その間にキーホールに磁石を付けておきます。
型とりくんが程よい柔らかさになったらキーホールへ押し付け型を取ります。
※お皿にお湯を出してしまうと、今の時期あっという間に温度が下がってしまいます。
手際が悪かったり、型とりが失敗した際に再び型とりくんを柔らかくしたくてもお湯の温度が低いと柔らかくなりません。
(型とりくんの推奨温度は90℃)
4
そこで型とりくんを直接マグボトルにいれ暖める方法に変更。
ただこれは新品未使用のマグボトルで作業してます。
普段使いしているマグボトルでは行わない方が良いと思います。
型とりくんはアクリル樹脂で、湯煎中になんかの物質が溶けだしているような「モヤ」がお湯表面に出ているのが確認できます。
取り出す際にはピンセット等つまむ物で取り出してください。
熱湯火傷には注意です。
5
ということで、しばらく放置し型とりくんが冷え固まったら剥がします。
水をかけて冷却すればより早く固まります。
6
取った型からコピーを作ります。
使うのはUVレジン(クリアハード)。
ダイソーで売っている330円のレジンです。
これを型に流し込み、UVを当てること120秒×3
これでキーホールのコピーが出来ました。
7
ただ型とりくんはだめになってしまいました。
その理由はUVレジンが硬化する際に熱を発するようで、その熱が取れないうちに型から取ってしまったため。
型とりくんを柔らかくするほどの熱が出るようです。
必ず冷えてから型から外すようにしましょう。
8
これでようやくキーホールカバーを作る準備が整いました。
カバーはプラリペアを使って作ります。
出来たレジン型にプラリペアを流し込みます。
プラリペアは5~10分ほどで硬化するので使い勝手が良いです。
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ここでまた破損。orz
レジン型が壊れました。
キーホール部分が薄かったようです。
レジンが透明なのでどこまで盛ったかわからづらいし、あまり多く盛るとレジンが型から漏れてしまうということで、ギリギリを攻めたらアウトでした。
反省点です。
それとハードレジンは硬すぎでした。
原型を剥がす際に割れるかと思うほどの力を入れないとはがせませんでした。
シリコン塗っていたんだけどな。
ということで、ここも要改良。
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型から出したモノを形成していきます。
バリを落として、ヤスリで削ってパテで埋めていきます。
底面に磁石を貼り付け車体にあてがってみます。
正面から見るといい感じだが、横から見るとちょっと浮いています。
修正を入れます。
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ここでもう1回型を取ります。
今回は磁石を埋込み型にするため、キーホールに磁石を付けずに型取り。
レジンが漏れないよう左右に土手を立てます。
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2個めの型はソフトレジンを使います。
これもダイソーで1本110円。
レジンは5gを2本使用。
1個めの型よりしっかりと作成できました。
UVレジンを固める場合にはただ紫外線をあてるより、このようなステンレスの皿に入れたほうが、しっかり固まるような感じがします。
紫外線が皿に反射し裏側までしっかり当たり硬化してくれます。
ただ念のため裏返して照射もしました。
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こちらは青いプラリペアを使用して作成。
プラリペアの使用量を節約するために磁石と発泡板を埋め込みます。
後でわかりますが、発泡板埋め込みは失敗です。(;´∀`)
ソフトレジンなので、型から剥がすときも型がしんなりとするのですんなりと剥がすことができました。
これも削って当てて削って当てて盛っての繰り返しで形成していきます。
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なんとなくいい感じの形状になったら塗装します。
いつも通り、ミッチャクロン→サフ→02C×2→クリア×2
ここでちょと問題発生。
白サフを吹いたのですが、塗装の霧化が悪く、「ベター」となってしまいます。
お湯で温めていたのですが・・・
白サフ残量が少なくなってきたからかなと思い、手持ちにあったプラサフを吹くことにしました。
そこで不意に「サフの違いでカラーに違いがでるのか」を試したくなり、1個めをプラサフで2個めを白サフで塗装することにしました。
ちなみにプラサフでもちょっとベタっとなってしまいました。
湿度の問題かな?
ちなみにカラー塗装の前に厚ぼったくならないようサフ表面を整えておきました。
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塗装完了後太陽光で確認したところ、サフによるカラーの違いは見られないようです。
ここでも問題発生。
1個めは表面が荒れすぎ、2個めは発泡板が浮き出てしまっています。
ただ塗装前の表面はツルツルだったので、なぜ浮き出てきたのが不明。
サフ塗装時でも出てこなかったのですが、カラー塗ったら出てきました。
う~んちょっと失敗。(;´∀`)
まぁ反省点もわかったことですし良いか。
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塗装が完了したら、車体に取り付けてみます。
1個めと2個めを取っ替え引っ替えした結果、2個めのほうが良い感じでした。
ちょっと色味が違いますが、かねがね満足です。
時間かけただけありました。(∩´∀`)∩
まぁちょっと不満なところもあるので、そのうちまた作成してみようと思います。
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※追記
3個めを作成。
前回2個は完成までに4日かかりましたが、今回は2日で完成。
思いの外ツライチ似できました。
形成に4時間、塗装に2時間。
その気になれば1日でできそうです。
発泡板で嵩増しは行わず、塗装を厚めにしました。
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