目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
コマンダーのフロントデフマウントブッシュ交換は、今回で2回目。
おそらく5万キロ程度で定期的に交換しないと、変速ショックなどが顕著になると思われる。
eBayなどを徘徊すると、ウレタン製強化ブッシュの販売も見かけるが、価格が1個で3万弱。
強化した分、プロップドライブシャフトジョイントなどに悪影響が出そうで投資する気になれず。
そこで、無難な対策としてヤフオクで見かけた「マウント強化剤」を試してみる事に決めて落札。
2
硬度の選択が可能なため、今回は一番ソフトな「硬度60」で注文。
落札日の翌々日には到着。
清掃用のシンナーが微妙に漏れており、配達中に返送されなかった事が驚き。
コピーにコピーを重ねたと思われる作業手順書が付属されており、作業自体はとても簡単。
3
A剤、B剤、混合用カップ(2個)、清掃用シンナー缶、養生用アルミテープ、刷毛、作業用手袋がセットになってます。
A剤、B剤はそれぞれ300gのため、合計600g。
今回の作業では50g+50g=100g使用したので、500g分の材料が残った。
使用期限の記載は無かったが、長く保つとも思えないが、他の使い途も思い付かない。
4
予めパーツクリーナーを吹いたものの、付属のシンナーと刷毛を使いゴム部分を中心に洗浄。
滴るシンナーは黒ずんでいたので、それなりの効果があるのかと。
てっきり貫通部分があるのかと思っていたら、コマンダーのブッシュは未貫通。
そのため、養生用のアルミテープは使わずに済むものの、表側の硬化が進んで裏返せるようにならないと、裏側の作業を行えない。
混合カップは2個付属しているが、混合作業を2回行うのは面倒臭い。
5
キッチン秤をビニール袋に入れ、混合カップを乗せて0点調整。
片面でどの程度使用するか想像付かないので、A剤、B剤をそれぞれ50gずつ投入。
双方共に「ドロドロ」。
清掃済みのマイナスドライバーでしっかり攪拌したら準備完了。
100gって、結構あるじゃない。
混合カップ内で固まる前に2回目の注入作業を始めたい。
6
まずは空隙が大きめのこちらからスタート。
窪みの端から流し込むと、順調に流れ込んでおり、念のためドライバーを突っ込んではみたものの、気泡は出てこない。
7
つづいてこちら。
空隙が3mm程度しかない部分があるのでドロドロの強化剤が流れ込むか心配だったものの、幅が広めの端部から流し込むと順調に充填する事が出来た。
8
3個の片面を終え、残量を計量。
100g混合して、残り65g。
片面で35gしか使っていない。
単純計算で、30gは残ってしまう。
9
手順書では、気温20℃以上、湿度50%以下が推奨とあり、特に湿度は大敵らしい。
ヒートガンで熱して気泡が現れ表面が固まれば、その後24時間で内部も硬化するらしい。
ヒートガンで加熱すると表面にはプチプチと細かい気泡が現れ始めたが、一向に固まる感じはない。
10
ヘッドライトの殻割作業を思い出し、ダンボール内に部材を収め、小孔から温風を吹き込む方法に変更。
全体が加温されて気泡の出るスピードが速まってきた。
加温中の時間を使って、ミニのパドル配線の改修作業を実施。
11
40分ほど加熱したところで表面に触れても問題ない状態になった。
箱から取り出し、裏面への注入作業を開始。
日陰においたままにしていた混合カップ内の強化剤は、粘度が高まってはいたものの注入作業は支障なく進める事が出来た。
両面注入を終えた部材を再度ダンボール箱に収納しヒートガンで加温。
その後もミニの作業を進め、2時間ほど後で取り出すと弾力のある樹脂になっておりました。
ヤフオク画像から「白」なのかと思っていましたが、混合時点から「白感」は無く、加温終了後も色は変化せず「灰色」のまま。
はみだした強化剤はカッターで削り取れるものの、内部は若干のベタベタ感があるので後日清掃する事にして終了。
12
これで部材準備は完了。
ハブベアリング交換
ドライブシャフトブーツ交換
ドライブシャフトグリース交換
デフマウントブッシュ交換
デフオイル交換
作業時期はお天気とやる気次第。
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
タグ
関連コンテンツ( ヒートガン の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク
この記事へのコメント
ユーザーの設定によりコメントできません。