2021年10月08日
今回の車検からエンジンオイルがカストロールのT-Lineというエンジンオイルに変わります。
が、Tとつくだけありトヨタ専用オイルで一般ユーザーからの情報が少な目なようなのでいろいろ調べてみることにしました。
というのも、私の中では「EDGE=全合成」「Magnatec=部分合成」「GTX=鉱物油」というイメージが強かったので部分合成になるのかな?と不安に感じておりました。そして、10年程前にマグナテック(市販モデル)を使ったときにあまりいいイメージが無かったので非常に不安でした。
さらにT-lineだけで調べると部分合成とされていたり全合成とされていたりわけがわからないのです。
ということで、調べたことをつらつらと・・・
T-lineの正式名称は「Castrol Magnatec Professional T-Line」というものでマグナテックブランドの一員であるということが分かりました。
そして、「Magnatec Professional」までで止まっているとブランド(業販ってことですかね?)関係なくディーラー用として販売されているもののようです。
面倒なのは市販モデルの「Magnatec」ブランドは同じ粘度で全合成と部分合成が混在しているのです。(HPを表面的に見ただけでは本当にわけがわからない)
ちなみに、「Professional」は「EDGE」ベースも存在します。
さらに、「Castrol Magnatec Professional T-Line」は粘度ごとに名前が追加されます。(T-lineが付かないとサブネームは無く粘度表記のみ)
T-Line Neo 0W-16
T-Line Eco 0W-20
T-Line Light 5W-30
T-Line Extra 10W-40
という風に4種類の粘度となっていました。
混乱の一因は10W-40のみ部分合成となっているのです。(他は全合成)
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で、いったんカストロールから離れてエンジンオイルの話として、部分合成と全合成って何?ってことなのですが・・・・下よりきれいにまとめていらっしゃる方多数なのでそちらを優先してご覧ください(爆
添加剤はメーカーやらブランドでばらっばらなので置いておいて、基幹となるベースオイルについて考えてみました。
グループ1~5まで分かれていて。
グループ数・表記方法・・・・・・・・補足的な物
1・鉱物油・・・・・・・・・・・・一般的にも鉱物油
2・部分合成油・・・・・・・・・・精製された鉱物油
3・全合成(VHVI)・・・・・・・・部分合成よりも高度に精製された”鉱物油”!?
4・全合成(PAO)・・・・・・・・・人工的に作ったポリαオレフィンを使用したオイル
5・全合成(一般的にはエステル)・・3にも4にも属さないオイルの総称(となるとエステルベースぐらいしか今のところ存在しないはず)
という具合なのですが・・・・・・全合成って3パターンもあるんかい!!そしてグループ3ってもしかして・・・??
実は現在もヨーロッパ圏でグループ3は「鉱物油」と表記しないといけません。(!!!わーお!!!)
というのも2000年頃アメリアカでカストロールとモービルが裁判をして、カストロールが勝訴してしまったためにアメリカ及びアメリカをベースとする日本はグループ3を全合成と表記できるようになったのです。(日本の場合アメリカに合わせるというよりメーカーが都合のいい解釈を採用するといった方が正しいかもですね)
ということで急にオイル缶に書かれている「全合成」の表記が怪しくなってまいりました!!(カストロールめ!!)
ただし、グループごとに決められた指数があるのでやっぱりグループ2よりは3の方が物がいいことは事実なわけであったりもします。
この点TAKUMIオイルはHIVI(グループ3)や「PAO+ESTER」(グループ4+5)等はっきり書かれてますよね。
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カストロールに戻ってきて、
「EDGE Professional C 0W-30」と
「Magnatec Professional T-Line Light 5W-30」と
「Magnatec 5W-30」
を安全データシートで(私が分かる範囲だけ)比較してみた場合
EDGE0-W30は「合成期油」で成分表示として「ベンタデカン・7-メチレン等(かなり省略してます)」
Magnatecは両方とも「混合物”高精製ベースオイル(IP346DMSO抽出物)”」
で成分表示として「水素化処理、重質パラフィン系・軽質パラフィン蒸留物・溶剤ー脱ろう重質パラフィン等(省略してあります)」
要は、「Magnatec」は水素化処理されたオイルなのでグループ3ですねというわけです。ちなみに「EDGE」が0W-30で比較したのかというと・・・・・・・・・・・・・・5W-30は成分が「水素化中性油ベース」で・・・区分も「混合物”高精製ベースオイル(IP346DMSO抽出物)”」でグレード3じゃね??となってしまったのです。
さらに言うと安全データシートですが・・・法律を守っていればいいだけなのでメーカーによってかなり書き方が異なります。エネオスにいたっては企業秘密とだけ書かれている項目もありました(笑
ルブテックとRESPOは安全データシートを見つけることができませんでした。(もっと探せばあるのかもしれませんが提供の義務であって公開の義務ではないですからね)
ここまで長々と書いて結局は「Magnatec」はグループ3の全合成と思って問題なさそうですねということが分かりました(ただし10W-40を除く)。
あとは簡単に市販品と「Professional」と「T-Line」で違うかどうかということです、データシート上では「Professional」と「T-Line」で違いは見つかりませんでした。
市販品と「Professional」ですが、一か所違いがありました
100℃での動粘度という部分で、
市販品・・・・・・・・9.8から12.5㎟/s(平方ミリメートル毎秒)
「Professional」・・・10.34㎟/s(平方ミリメートル毎秒)
でした。
規格として○W-30の場合100℃では9.3<12.5㎟/s(平方ミリメートル毎秒)でなければならないのでもちろん規格内なのですが、市販品は性能が一定でない可能性があるということになります。
と言ってもだから何?という程度の差ではあります。
というよりもオイルって工業品とは言ってもネジのように一個一個形のあるものではないのにどういうことなんでしょうね?
最終的に「Castrol Magnatec Professional T-Line」とは品質の安定した市販品の「Magnatec」で、いわゆるプライベートブランド品扱いで、大きなくくりではグループ3の合成油ということになりそうです。
まぁ・・・いろいろ調べたところで今使っている限りでは当時のような不安な感覚もないので使ってみるまではよくわからないなというなんともな結果となってしまいました。
もちろん公表されている表面的な部分のみを見ているため添加剤等の違いがある場合があります。あしからず。
Posted at 2021/10/08 19:07:20 | |
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2021年10月08日
一週間ほど前に車検完了しました。
5年2回目の車検でしたが・・・3万キロ強なので特記するようなことは無く終了。一時期は年2万キロのっていたので本当に乗らなくなってしまった・・・。
バルブ類もヘッドライト始めテールやサイドもフルLEDで(こうやって改めて書いてみると車内灯やトランクも本当にフルLEDになってるんですねMy86のバルブ類は)切れている所もなかったですし・・・・・本当であれば45分車検で早く安く終われる車両状態でした!
が、昨今の車検不正の為かしっかり一泊二日コースでしたし、支払い金額はかなり高額です(汗
というのも、次回車検前までのオイルとフィルタ類付き半年点検パックのメンテナンスパック24プレミアムに加入したことと、ナビでマップオンデマンドを維持するための地図更新に持込ギアオイル交換と車検だけの倍程の金額になりました。
さらに
デフオイル
ギアオイル
を
SUNOCOのBRILL 75W-120
へ
RESPO EMDを添加
しての交換。
1万5千キロ程度で新オイルに変わってもブランドや番手が一緒ですし交換前と・・・・・・違いわからんww
相変わらず温まるまで2速の引っ掛かりは変わらずですし、街中ではトルセンが機能することもないので・・・本当にわからない。
EMDも・・・部品の耐久性を高めると書かれていますが・・・気持ちの問題ですね。
そしてエンジンオイルは今までリザーブしていたルブテックからパックについてくるT-lineなるカストロールのオイルに変更。
どうも調べるとT-lineはマグナテックのトヨタ専用バージョンのようで・・・す?
さらにマグナテックというブランドは全合成と部分合成の両方のバージョンを出しているようなのですが(よくわからない)・・・(いろいろな県のトヨタディーラーのHPを信用するならば・・・)T-lineは一応全合成の模様
ということでルブテックもT-lineも5W-30でベースオイルがグループ3の全合成という同じ規格ということもありますし、油圧や油温含め・・・・・違いが分からない(一応T-lineのAPIがSNではなくSPという違いがありますが、この規格は長期使用しないと違いが分からない部分ですしねぇ)
前回交換から3000キロ強ですし、数値にわかるほどの違いが出たらだめですのでまぁしょうがない。
そして、エンジンオイルにも「TAKUMIドライスタートプロテクション」という添加剤をば・・・・と言いつつこれも始動時以外違いの分かるものではないですしね・・・。
ということで・・・・・いろいろお金をかけた割には体感は一切できない車検整備となりました・・・・。
後は車検時に発見されたのですが・・・フロントのスタビライザーブッシュから放射線状にオイルの飛び散りが発見されたということで保障範囲ということでブッシュ交換をしてもらいました。
ディーラーさんも困惑顔で「ブッシュがグリス封入タイプではないし、エンジンやブーツからの回り込みもなかったので・・・前回の点検でメカニックが注油したのかな~??」とな・・・謎ですww
ということで備忘録的ブログでございました。
Posted at 2021/10/08 16:31:34 | |
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