ドラレコのタイムラプス安定動作作戦

2022年に取りつけたPORMIDOのスマートミラーPRD60ですが、駐車監視機能のタイムラプスの動作が不安定なんです。
設定上はバッテリー電圧が11.3Vに下がるまでは12時間記録するはずなんですが、途中で記録が止まることが多発。酷いときはすぐ止まってしまう。
テスタで確認してもバッテリー電圧は12v前後あるので、車両側で11.3Vを下がる瞬間があるのか、ミラー側の電圧監視機能がおかしいんじゃないかのどちらかかと思うんです。

なんとかまともにタイムラプスを使えないかと考えます・・・そうだ、動作電圧の11.3V以上をしっかり確保できればまともに動くんじゃないか？？

そこで入出力電圧が2.5Vから15Vに対応している昇降圧キットを購入しました。
部品を何個かハンダ付けすれば完成する電子工作キットです。

このキットのいいところは、電源のカットオフ電圧を設定できるところなので、追加で赤矢印の設定用半固定抵抗を購入しました。
設定電圧以下になったら出力が止まるので、バッテリー上がりを防げます。

部品を４つ半田付けしたら完成。超簡単（笑）
緑矢印のボリュームで出力電圧を調整。
赤矢印の半固定抵抗でカットオフ電圧を設定します。
出力電圧はエンジン稼働時の電圧とほぼ同じ13.5V前後、カットオフ電圧は11.0V前後に設定しました。

このまま基盤剥き出しだとショートの危険性があるので、収納できるケースがないか探したところぴったりのヤツがありました。
歯間フロスの空きケースがピッタリ（笑）

スマートミラーに配線をする前に動作チェックをしておきます。
まず入力端子に車両の常時電源線に接続して車両側の電圧を確認します。

エンジン稼働時の電圧は13.97V
※表示がマイナスなのはテスタのリード線をプラスとマイナスを逆に充てたため

エンジン停止＆アクセサリー電源ONで11.38V
オルタの発電で2V電圧が上がっていたことが分かりますね。

続いて出力電圧のチェック。
出力端子の電圧を測ってみます。

エンジン稼働時、エンジン停止＆アクセサリー電源ON時、共に安定して13.32Vの出力。
入力電圧が11.38Vから13.97Vに前後しても安定して13.32V出力するので、昇圧回路がきちんと機能しています。
素晴らしい！

動作に問題がないので基盤に配線をして例のケースに収めます（笑）
配線の出口を加工するだけで高さも含めてビックリするくらいピッタリ収まる (ﾟ∀ﾟ)

昇圧回路の入力端子へ車両の常時電源、出力端子からスマートミラーの常時電源線へ接続して完成。
既存のスマートミラー配線に割り込ませる感じですね。
本体もコンパクトなのでそのままナビ裏に押し込めました。

ミラー側の電圧監視機能に安定して13Vが認識されるようになったため、その後は安定してタイムラプスが動作するようになりました。
しばらくこれで様子見とします。