AMDがATIのGPUを選んだ理由
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0802/kaigai293.htm
インプレスウォッチより
後藤弘茂のWeekly海外ニュース■
AMDがATIのGPUを選んだ理由
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●汎用プロセッサよりもコプロセッサを選んだAMDの選択
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今までの汎用プロセッサコアが2個程度だと、AMD CPUのダイ(半導体本体)はがら空きになってしまう。
(1)汎用プロセッサコアをもっと増やす
(2)汎用プロセッサコアを強化して性能を上げる
(3)それとも別な何かを載せる
AMDの決断は(3)の別な何か--コプロセッサを搭載するというものだった。
AMDがコプロセッサの搭載へと舵を切ったのには次のような理由が考えられる。
(a)サーバーと異なりPCソフトウェア環境では、プロセッサコアを大幅に増やしても大多数ユーザーにベネフィットをもたらすことができない。
(b)汎用プロセッサコアを拡張しても効率的な性能向上は得られない。
(c)アプリケーションに専用化したコプロセッサのニーズは高まっている。
CPUを効率的に進化させる道を考えた場合、汎用プロセッサコアと、ある程度専用化したコプロセッサの組み合わせが都合がよかった。
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PCエリアでは、GPUは必須で、特にWindows Vista以降は高い3Dグラフィックス性能のGPUコアが重要となる。Windows Vistaでは、CPUよりGPUの方がより重要になると言っていいかもしれない。そのため、CPUに統合されたGPUコアは、必ず有効に利用される。メインストリーム&バリューPCでは、PC上から1チップ少なくなるという利点がある。
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等々、詳細は記事の参照を願います。
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Netでも3D表現が増え、ビジネスでも普通に3Dや動画、各種モーションが使われるよになると、ますますグラフィックの基本性能がしっかりしている必要がある。
サーバーなら随時の描画は不要でも、PCでは描画は必須。
CPUの性能が良くてもグラフィック関連で足が引っ張られては元も子も無い。
そんなあたりで、より商品性をあげる策を取ってきているのですね・・・。
汎用よりも、需要に応じてターゲットを定める事も確かに重要な戦略ですね。
Posted at 2006/08/03 19:39:38 | |
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