「アップル」名乗る知的財産戦略本部へのパブコメは一体誰?
「アップル」名乗るパブコメが提起した2つの問題【コラム】?インターネット-最新ニュース:IT-PLUS
知的財産戦略本部
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政府の知的財産戦略本部が公開した「知的財産推進計画2006の見直しに関する意見募集に寄せられた意見」の中で、「アップルジャパン(株)」の名前で寄せられたパブリックコメントが一部で話題を呼んでいる。
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■アップルによる文化庁攻撃?
■常識ではありえない一方的批判
■補償金の廃止だけでは何も解決しない
■パブコメでの「なりすまし」は大問題
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そうした状況のなか、パブリックコメントでなりすましを行なおうと思えば簡単にできることが明らかになってしまった。仮に企業や個人の名を騙ってニセの意見を政府のサイトに公開したとすれば、その企業や個人は多大な損害を被る恐れもある。企業イメージやブランドが大きく傷つく可能性もある。
私も今回の件によって、パブリックコメントの扱いの難しさを初めて痛感した。もっとも恐ろしいのは、偽者が、実在する影響力ある者の名前を騙って意見を送り、政府がそれを真に受けて政策の方向性を変えたり、世間の見方が変わってしまうことだ。それは、十分にあり得る。いや、もう既に政府がなりすましに騙されていた例があるかもしれない。
もちろん、パブリックコメント自体は非常に重要な制度であるし、情報公開の観点から提出された意見の公開も必要である。ただ、政府がなりすましに騙されることのないよう、そして、信用力ある政府のサイトにそうしたなりすましの意見が掲示されることのないよう、必要な対応を考えるべき時期にきているのかもしれない。
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コデラノブログ SP2 - 本当にAppleかなぁ
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昨日から改めてパブコメの全体を読んでるんだけど、これ、本当にAppleの投稿なのかという疑問が残る。というのも、2005年だったか、iPodへの補償金問題が沸騰している時に、渦中のアップルの話を聞かないと成立しないんじゃないかと思って、アポイントを取ったことがある。
当時からアップルは、この手の問題には一切コメントもせず、静観するという姿勢を取っていた。もちろん公式な返答はいただけなかったが、担当者の方には真摯に対応していただいた。そのときに感じたニュアンスと比べると、今回のパブコメの文章はあまりにも激高しすぎている。
もう少し言うならば、世界でビジネスをして、文化貢献もしているアップルの意見としては、言ってることの視野が狭いというか、度量が小さすぎるのである。なんだか著作権偏向マニアの一方的な思いこみをぶつけているだけのように見える。
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なりすましへの警戒が、述べられています。
これもうがった見方でみると、パブリックコメントを募集する側が、なりすましのパブリックコメントを作ってなんらか貶めたり、一定の論を支持、反対の論を非支持の傾向に持っていく事も可能となっちゃう訳ですよね。
かと言って、安易に署名制なんてのもおかしいですが。
以前あったタウンミーティングの質疑は、本来その場その場に参加している人の生の声を取り上げて、より、現場、より人々の生活に根ざした意見、問題を吸い上げようとする意図であるはずのもの。
それを、指名する人を決め、また、質疑も事前に原稿が渡されている。
結果的に、タウンミーティングにやってきた議員、著名人を実際の問題から遠ざけ、ミーティングのホストを勤めた側のお株を上げる、評判、心象をあげる、そんな操作がされていたようでした。
話を戻して今回のアップルを名乗る者のパブリックコメントに関しては、やはり、投書するという形を借りる事自体が企業側の見解提示の手段として怪しそうです。
見解があるなら、自分の庭でやった方が何かあった際修正、訂正等々コントロールの余地がある。
しかし投書では、どう使われてしまっても仕方無い。
下手をしたら部分だけを取り上げられ、意図しない使われ方をさてしまう事もありうる。
その辺で、安易なコメント投稿は考えにくいのでしょうね。
しかし、現状での政府が応募するパブリックコメントと言うのは、寧ろそれが可能と言う事なのかもしれません。
パブリックコメントに関しても、寄せられた意見が全て掲載されているとは限らないかもしれません。
どんな形で操作や偏向がなされているのか、いないのか?その辺を注意してみないと、巧妙に仕組まれたものには、容易に騙されてしまうかもしれません。
なりすまし等でのネット世論の操作。
何らかの対策を講じないと今後も続々増えてしまうのかもしれません。
つい先日も世論操作やパブリックコメントではありませんが、自作自演、
なりすましと思われる「mixi読み逃げ」の件などありました。
当方でもfc2ブログで以下のエントリーをしてみました。
「mixi読み逃げ」ここまで釣れてしまうと思っていなかった?
http://julajp.blog53.fc2.com/blog-entry-178.html
かと言って規制や判定で締め出すような対策すれば良いという単純なものでもないでしょうし。
更にネットイナゴ、アクプルなどネット上での振る舞い、コミュニティの存続、実際の生活、人の生死にも影響を与える問題も出て来ています。
悪意のコメント「アクプル」が韓国で社会問題に(マイコミジャーナル) - goo ニュース
玄倉川の岸辺 素朴で正義感の強い人たち
J-CAST ニュース : ブログ炎上「犯人」を命名 「ネットイナゴ」が定着?
可能であれば、ネット上でのコメントや言論などは、モラルに根付いたものである、そんな文化が醸成できたら良いですね。
ネットイナゴ
アクプル
mixi読み逃げ 釣
ただ、どうしても捌け口は必要と思われます。
ある特定の場所に限っては、思いのたけをぶつけられるような場所もあえて残しておく必要があると思います。
しかしそういう特定の場を離れた場所。そこは、パブリックなオープンスペースとして扱い、立ち居振舞うべき場所。
それが当たり前みたいな文化が根付いたら、ネットも気持ちの良いクルーズができるような気がします。
安易な規制やシステム判定で区分してしまうのではなく、寧ろモラルあるネット、そういう文化が醸成されたらと思います。
モラルは一人一人の意識の問題。
ではネットに参加する人のモラルを上げるには?
それは一筋縄ではいかないでしょうけど、でもネットに参加している人々こそがネットの文化を形成しているのではないでしょうか?
何かをエントリーする際は、些細な事ではあるけれども、ネットの文化に影響を及ぼしている、構成要素の一つとなっている事を意識できたらと思います。
Posted at 2007/06/21 21:28:44 | |
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