チームが環境問題に役立てるために進めてきたmyearthdreamTM 活動が、予算10万ポンド以上のベストPRキャンペーン部門にノミネートされ、マークス&スペンサー、プロクター&ギャンブル(P&G)という強力なライバルを抑え、受賞を果たした。
その他の18部門では、ブリティッシュ・スカイ・ブロードキャスティング、DEFRA(英・環境食糧農林省)、ロンドン交通局、ガーディアン、マークス&スペンサー、カーボン・トラストなどが受賞。これらの企業や団体とグランプリを競ったHonda Racing F1 Teamは、環境問題に関するメッセージの訴求性が評価され、この活動が一般の人々の意識を高める上で影響力が強かったとして、グランブリに輝いた。(続き・・・)
HondaレーシングF1チームは、現地時間(以下、現地時間)10月26日、イギリス・ロンドンで、国際的な環境問題の取り組みに対して与えられる2007年グリーン・アワードの部門賞とグランプリの2つの名誉ある賞を受賞した。10月29日、チームのプレスリリースが伝えている。
Hondaは、2007年2月末に環境問題に対する人々の意識を高めることを目的に、環境をテーマにした新しいマーケティング手法と斬新なカラーリングを施したF1マシンを発表。このマシンは「アースカー」とも呼ばれ、F1界で一般的な広告ロゴやスポンサーロゴに代わって、大きな地球の画が描かれている。また、ウェブサイトwww.myearthdream.comを開設。このサイトを通じ、ファンにライフスタイルを変えることで地球環境改善に貢献する“小さな一歩”を呼びかけた。さらに任意で寄付に協力いただけるmyearthdream基金も設置した。
グリーン・アワードとは、個々の産業の枠を越えた環境問題への顕著な取り組みに対して与えられる賞で、Hondaが環境問題に役立てるために進めてきたこのmyearthdream活動が、予算10万ポンド(約2,400万円)以上のベストPRキャンペーン部門で受賞を果たした。さらに(続き・・・)
若者が車に乗らなくなっているのは、車への憧れがなくなってきたからだそうです。でも、本当にそうですかね?なんとなく、無理やり車への思いを封印している気がするんです。ってのは、車を買うにはローンを組まないといけない、または、他の欲しいものが買えなくなるなど、可処分所得へのなんらかの制限がかかるので、無理やり車はいらないと思い込んでいるんじゃないかと。
なんかそういう、いろんな違う価値観や楽しみをもっと車メーカーは一生懸命訴求するべきなんじゃないかな~と思います。それが不足していることが車が売れない理由なんじゃないかと思ったりもします。今回のモーターショーでも車の楽しみはスポーツカーで喚起しよう!みたいな雰囲気ですが、スポーツカーだけに頼るのも違うかなと。
個人的には、車が売れなくなったのは当たり前で、むしろ今までこれだけ車が売れていたこと自体が不思議だと思っています。
車を持つために、必要なのが、ローンだけだったらいいんです。しかし、現実には車を買うためだけではなく、車を維持しているだけのためにかなりの出費が必要となります。
ひと通りあげてみると、
・駐車場代
・駐車場を借りるにあたっての追加費用(礼金、敷金)
・車庫証明手数料
・自動車税
・保険代
・車検費用
・ガソリン代
・高速費用
・出かけ先の駐車場代
・その他、メンテナンス費
(下の4つは、車を維持するというよりは利用したときにかかる費用ですね。)
もちろんPCのように支払っている金額は少なくなって、得られる体験が増えているものも多く存在します。
支払っている金額が同じであっても、得られる体験が変わっていないのであれば、その費用はユーザーにとっては相対的に割高になっていっているのではないでしょうか?
このような点について車はどうか?と考えてみることで、答えがでてくるのではないかと思っています。
しかし保有率が低い都市部では前述のエントリのような状況があるからこそ、保有率が低くとどまっていたりするわけで、そこにこの「車が売れなくなってきている」という現象の本質があるような気がしています。
データを確認すると確かに新車販売は低迷を続けているものの中古車販売/軽自動車を含めて考えれば、「車」が売れていないわけではないことが分かる。
要は購入パターンが変化した、と言うことでしょう。
また、環境問題を考えるとかつてのような自動車販売を行うのではなく、新しい自動車利用の提案とその上で利益を上げる体質作りじゃないんでしょうか。
日本自動車工業会のJAMAレポートNo.100「運転者の変化と使用・保有状況」にある「図8.主運転者年齢」から1995年と2005年の分を以下に抜き出す。
年齢層 1995年 2005年
~24歳 10% 5%
~29歳 9% 6%
~39歳 24% 21%
~49歳 29% 23%
~59歳 17% 23%
60歳~ 11% 23%
1995年の販売台数はずっと多かったのだから、10年間で若い世代の乗用車購入は半分に減った印象だ。20代まで合わせて11%の状況では、クルマは若者のものとはとても言えない。そして車離れは上の世代にまで及んでいる。10年後の調査だから、世代がひとつずらせる点に留意して数字を見て欲しい。20代から上に波及している傾向は、新聞購読者やNHK視聴者での若者離れと似通っている。
「若者のクルマ離れ…都会で売れない」(response.jp)は2007年1月、サンプル3000のインターネット調査で男女20~34歳層の「車を欲しいと思わない」理由を以下のように集計している。
1位…今の生活では特に必要性を感じないから(74.1%)
2位…車の維持費・税金が高いから(52.0%)
3位…他の交通機関で事が足りているから(51.9%)
4位…車以外のものにお金をかけたいから(43.9%)
5位…車本体を買う金銭的余裕がないから(36.9%)
この調査にはどんな企業に車をデザインして欲しいか、問う項もあり、そこではソニーやアップルが上位を占めた。先日、タクシーから、あるGTカーのリアスタイルを見て痛くがっかりした経験がある。こんな不細工な車、自分なら決して買わないと思った。かつてクルマ好きの私だからこそ、現在の日本車にときめくものを感じるのは難しい。
では、若い世代は本当に車を見捨ててしまったのだろうか。それが判ると面白いと、警察庁の免許保有統計の数字を国勢調査の世代別人口で割ってみた。
世代別の運転免許保有率
2005年 男性 女性
20~24歳 88% 79%
25~29歳 97% 89%
30~34歳 98% 91%
35~39歳 99% 91%
40~44歳 99% 89%
45~49歳 97% 84%
50~54歳 94% 75%
55~59歳 95% 68%
60~64歳 88% 51%
65~69歳 84% 35%
70~74歳 76% 20%
運転免許保有率がこれほど高いとは知らなかった。若い世代も女性を含めて十分に高い。マイカーは持たない、あるいは持てないとしても、車を走らせたい気持ちに差は少ないのではないか。文句無く良いクルマがあれば、そして若い世代では3分の1にも達している非正規雇用、低賃金の状況が改められるなら、国内市場は再び膨らむのだろう。膨大な利益を上げている自動車産業には、その期待に応える義務がある。
この調査にはどんな企業に車をデザインして欲しいか、問う項もあり、そこではソニーやアップルが上位を占めた。
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