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2019年09月22日

トヨタ カローラ HYBRID W×B(E-Four)試乗記

トヨタ カローラ HYBRID W×B(E-Four)試乗記 本日は9月17日にフルモデルチェンジが発表され、発売が開始されたトヨタ カローラ(セダン)に試乗しました。試乗グレードは4輪駆動(E-Four)でHYBRID搭載の最上級グレード、W×B(2,948,000円/電気式無段変速)になります。

【エクステリア】

フロント ボディカラーはホワイトパールクリスタルシャイン


フロントサイド

おそらくですが、ハッチバックと同数値のホイールベース2,640㎜、全長の4,495㎜、全幅の1,745㎜及び全高の1,430㎜はあらかじめ日本仕様として決められていた数値なのかなと推察されます。その決められた数値の中で、新型カローラはその寸法を「室内の広さ」ではなく「デザイン」と「走り」のために使っているのかなと感じました。
全幅が1,745㎜となったことで、ついに3ナンバー車になりましたが、後述する「走りの良さ」を思うと、この拡大は本当に必要な拡大だったなと感じます。
デザインのカッコイイ、悪いはここではあえて言いませんが、デザインは「ボンネットの低さ」以外の部分はロー&ワイド感を強調した古典的な「スポーティさ」を強調したデザインかなと個人的には思います。

【インテリア】

ダッシュボード

カローラスポーツと共通デザインのダッシュボードです。今回のモデルチェンジでソフトパッド使用面積が増加してクオリティも上がっています。
ライバル車の中での比較で言えば、内装のクオリティアップに注力したMAZDA3にはさすがに敵わないものの、スバル インプレッサやホンダ シビックセダンと同等のクオリティは確保されていると感じました。
今回のモデルチェンジで遂にトヨタ車にもマツダコネクトに類似したディスプレイオーディオが標準装備されました。7インチが標準仕様で上級グレードには9インチタイプがオプション設定されます(今回の試乗車は9インチタイプ)。
このディスプレイオーディオですが、現時点でCDプレーヤーはオプション設定すらなく、USBポートを介してスマホかUSBにて音楽を聴くようになっていますが、これが3ナンバー化よりも反響が大きくなっているようで、どうもCDプレーヤーはオプション化されるようですが、今後の注目点になっていきそうです。

【シート】

フロントシート


リヤシート

本革調の合成皮革とレザテックが生地となるスポーティシートは形状・大きさがちょうど良く、程よい硬さの掛け心地であり、生地のクオリティも十分確保されているように感じました。
このクルマの場合、ライバル車のインプレッサやシビックセダン、MAZDA3と比較すると後席のニールームが明らかに狭いです。172cmの私がドライビングポジションを調整した状態で、とりあえず後席に普通に座れる程度の広さしかありません。後席に人を乗せる機会の多い方はしっかりと確認されることをおすすめしたいと思います。

【エンジン・トランスミッション】

HYBRID搭載車は電気式無段変速のみの設定

1,800CC直列4気筒DOHCエンジン+モーター(システム最大出力122PS)と電気式無段変速の組み合わせになります。
今回は四輪駆動(E-Four)モデルであるため、車両重量は1,440㎏に達しており、動力性能は「必要にして十分」というレベルに留まります。特にエンジンパワーが必要な場面においては「ボワーッ」というようなエンジンノイズが車室内に響き渡り、少しエンジンが「苦しそうに回っているな」とさえ感じます。
後述するとおりシャシー性能が非常に優れているため、フラッグシップグレードとしてレクサスUXに搭載されている新開発の2,000CCハイブリッドモデルの早急な追加を希望したいです。1,800CCハイブリッドモデルは決してアンダーパワーではないのですが、今一つパンチが足らず少々退屈に感じてしまうのです。

【サスペンション・乗り心地】

装着されていたタイヤは215/45R17 ヨコハマ ブルーアースGT

フロント・ストラット/リヤ・ダブルウィッシュボーンで構成されるサスペンションは、一言で言えば「現時点においてトヨタ車では最も運転の楽しいクルマ」と言えるかなと。
乗り心地の「硬さ」は体感的にシビックセダンよりもやや硬めで、MAZDA3セダン20Sに似ているかなと感じました。MAZDA3とカローラの違いはリヤスタビリティで、カローラはTNGA化され剛性の高まったフロアと独立懸架式(ダブルウィッシュボーン)のリヤサスの恩恵で路面の状態に関わらず安定してリヤタイヤが接地していて「安心してステアリング操作に集中できる」といった感じです。
また、ハンドリングはインプレッサを少しマイルドに、より洗練させた感じでちょうどいい塩梅の重さの電動パワーステアリングによりキビキビとしたハンドリング、本当ステアリングの操作方向に「スッ」とフロントノーズが入っていく感じでありました。
今回は同乗した営業マンの好意により山坂道での試乗になりましたが、登坂路ではアクセル操作だけでグネグネのカーブを登り切り、帰りの下りも高いリヤスタビリティとステアリングレスポンスに優れるハンドリングのおかげで少ないブレーキングで下りてくることができ、その乗り心地とハンドリングのバランスの良さは現時点でフォルクスワーゲン ゴルフに最も近い国産車であると感じましたね。

【総括】


新型カローラですが、予想以上の出来で乗り心地とハンドリングのバランスの良さは他の国内メーカーのライバル車より頭一つ抜けている感がありました。ただ、ライバル車よりもはっきりと狭い後席やCDを聴くことができないディスプレイオーディオがどれだけユーザーに受け入れられるかでこのクルマの成否が決まるのかなと。
また機会を作ってワゴン版のツーリングやFFモデルにも試乗したいと思っております。

このブログの撮影機材
カメラ Panasonic LUMIX G99
レンズ OLYMPUS M ZUIKO DIGITAL ED 12-100㎜ F4 IS PRO
ブログ一覧 | 試乗 | クルマ
Posted at 2019/09/23 16:29:12

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