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2020年02月29日

トヨタ ヤリス Z(ガソリン&ハイブリッド)・ホンダ フィット e:HEV LUXE 比較試乗記

トヨタ ヤリス Z(ガソリン&ハイブリッド)・ホンダ フィット e:HEV LUXE 比較試乗記 2月24日に2月10日から発売が開始されたトヨタ ヤリスと2月14日から発売がかいしされたホンダ フィットに試乗してきました。試乗グレードは両車ともハイブリッドシステムを搭載した最上級グレードで、ヤリスはHYBRID Z(2,295,000円/電気式無段変速/FF)、フィットはe:HEV LUXE(2,327,600円/電気式無段変速/FF)になります。
ヤリスは後日試乗したガソリンエンジンのZ(1,926,000円/CVT/FF)についてもこの試乗記で書いていきたいと思います。

【エクステリア】

ヤリス HYBRID Z フロント ボディカラーはブラック×コーラルクリスタルシャイン


ヤリス Z フロント ボディカラーはダークブルーマイカメタリック


フィット LUXE フロント ボディカラーはプレミアムサンライトホワイトパール


ヤリス HYBRID Z サイド


ヤリス Z サイド


フィット LUXE サイド


ヤリス HYBRID Z リヤ


フィット LUXE リヤ

エクステリアの印象はヤリスはヴィッツを最新のヨーロッパのトレンドに合わせてよりスタイリッシュにした感じで、フィットは販売が好調だった2代目フィットを現代風にリアレンジしたデザインといったところでしょうか。
写真を比較してみても、ヤリスはデザイン優先でフィットは実用性優先でデザインされていることがわかります。

【インテリア】

ヤリス HYBRID Z ダッシュボード


ヤリス Z ダッシュボード


フィット LUXE ダッシュボード

・室内の広さと使い勝手はフィットがヤリスを圧倒
インテリアのクオリティはマジマジと見ると同じくらいのクオリティかなと感じますが、フィットのほうがスッキリとしている分だけクオリティが高く見えるのかなと。
室内の広さはフィットがヤリスを圧倒します。室内の広さ、特にリヤシートの空間はフィットは上級モデルのシビックをも上回る広さが確保されています。またガソリンタンクを前席シート下に配置することで、ラゲッジルームの広さもしっかりと確保されています。
ヤリスで気になるのはやっぱりディスプレイオーディオです。ナビキットとCD/DVDプレーヤーを装着すると+110,000円以上かかり、従来の販売店オプションのナビ+オーディオの価格を上回ってしまい、ディスプレイオーディオのメリットが完全に無くなってしまっています。ディスプレイオーディオのメリットを活かすためにもナビキット、CDプレーヤーの低価格化を望みたいですね。

【シート】

ヤリス HYBRID Z フロントシート


ヤリス Z フロントシート


フィット LUXE フロントシート

・掛け心地も生地のクオリティもフィットがヤリスをわずかにリード
フィットのフロントシートは優しく包み込まれるような掛け心地で、生地のクオリティも高く(LUXEだけでなくHOMEも)、満足度の高い仕上がりを感じました。
ヤリスもフィットに迫る掛け心地になっていましたが、フィットと比べるとちょっと平板気味で生地のクオリティが低いかな。ただ、ヤリスは中間グレードのGとベーシックグレードのXはなんとこの現代においてハイバックシートが標準設定…。軽自動車じゃなくコンパクトカーを購入する層は軽自動車よりもいいものとしてコンパクトカーを購入すると思うのですが…。

【エンジン・トランスミッション】

ヤリス HYBRID Z ハイブリッドモデルは全車電気式無段変速のみの設定


ヤリス Z ガソリンモデルは全車CVTが設定され、1,500CCのFFに6速MTも選択できる。


フィット LUXE ハイブリッドモデルは全車電気式無段変速のみの設定

・パワフルなヤリスの1,500CCガソリンエンジンはイイ‼
まずはハイブリッドモデルの比較から。ともに1,500CCエンジン+モーターのハイブリッドシステムになります。フィットよりもヤリスのほうが110㎏軽いので、システムの違いはあっても、ヤリスのほうが加速は力強いです。
フィットは燃費に配慮したのか、全般的に加速はおとなしめな印象で、今回みたいに比較試乗をすると、ちょっと物足りなく感じてしまうような印象がありました。
そしてヤリスの1,500CCガソリンエンジン。120PS/14.8kgf.mのスペックどおり、パワフルな加速をします。加速の力強さは体感的にハイブリッドモデルを上回っているように感じました。走りを楽しむなら1,500CCガソリンエンジン一択です。

【サスペンション・乗り心地】

ヤリス Z(ガソリン・ハイブリッド共通)に装着されていたタイヤは185/55R16 ブリヂストン エコピアEP150


フィット LUXEに装着されていたタイヤは185/55R16 ヨコハマ ブルーアースA

・ヤリス HYBRID Zの乗り心地はカローラやインプレッサに肉薄する‼
今回は両車3モデルともフロント・ストラット式/リヤ・トーションビーム式でサスペンションが構成されています。
この3モデルの中ではヤリス HYBRID Zが一番良かったです。新世代シャシーにより骨格が強化されたおかげで、ヴィッツよりも操縦安定性を重視したチューニングになっていても突き上げ感はほとんどなく、本当にカローラやインプレッサに迫るような乗り心地にはビックリです。
ガソリンモデルのヤリス Zは70㎏ほどハイブリッドモデルより重量が軽くなっているのにハイブリッドモデルと同じスプリングを使用しているため、路面状態が荒れていると突き上げを感じる場面が結構ありました。ヤリスのハンドリングのセットアップはハイブリッドモデルを基本に行われているようです。
フィットはヤリスよりもショックアブソーバーの減衰力が低めに設定されているようで、15インチタイヤのモデルは乗り心地と操縦安定性のバランスがいいのですが、16インチタイヤのモデルはタイヤが拾う振動をシャシーとボディで吸収しきれず、路面が荒れていると常に揺れているような感じになります。16インチタイヤを装着するグレードが多いので、16インチタイヤ用のセッティングは必要ではないかと感じました。上級グレードのほうがベーシックグレードよりも乗り心地が良くないのは本末転倒です。早急な改善を望みたいですね。

【総括】

ヤリス


フィット

ヴィッツとフィットは割と近いライバル関係でしたが、ヤリスとフィットはクルマの方向性が大きく変わってきたように感じました。
正直言って、この両車の最大のライバルは、

このクルマではないでしょうか。このクルマ、売れまくっているせいか最近はネガティブキャンペーンがされているようで、この間立ち読みしたマガジンXにボロクソに書かれていました。
個人的な感想を言ってしまえば、ヤリスもフィットもロッキー/ライズの商品力や価格設定にはちょっと敵わないかなと思っています。
ブログ一覧 | 試乗 | クルマ
Posted at 2020/02/29 18:37:43

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この記事へのコメント

2020年2月29日 21:39
非常に興味深い2台です。(見て触って乗ってみたいのですがまだ行けてません涙)
ライバル車ですが随分キャラクターが変わりましたね。質感や広さのフィット優位は見た目から感じてました。フィットのフロントの視界も特筆ですね。
ただ走りと乗り心地がどうなのかが分からず興味がありました。ヤリスはデザイン通りキビキビ走るだろうと想像してましたが、カローラに迫る乗り心地とは凄いですね。フィットは「心地よさ」を謳い文句にしていたので期待してましたが…でも両車ともそのレベルは高いところにあるでしょうね。
手に届き易く、もし選ぶなら…とつい見入ってしまう2台です。というもののどちらも250万近くしちゃう。クルマって高くなりましたねぇ(^_^;)
コメントへの返答
2020年3月1日 17:17
こんにちは。
コメントありがとうございます。

今回のモデルチェンジでヤリスはデザインと走りを志向し、フィットは今までどおりの使い勝手に加え、乗って触れての心地よさを志向しているのかなと思いましたね。

ヤリスハイブリッドの乗り心地は本当に良かったです。本当、この乗り心地はコンパクトカーなのかと感じましたね。カローラが大きいと感じる方にはおすすめできるレベルにありましたね。

今回は両車とも最上級グレードだったので、見積は両車とも270万円超の乗り出し価格でした。最近、「超」がつくほど安くアクセラセダンを購入した私としても、いろいろ考えさせられる価格になりました。

大きさが気にならないなら、インプレッサの2,000CCが250万円で買えるんですよ。インプレッサは私としては国産№1のコストパフォーマンスだと思っています。
2020年3月1日 17:13
こんにちは。 仰られているように「ヤリスとフィットはクルマの方向性が大きく変わってきた」と私も思います。 ヤリスは欧州主軸に、フィットはより国内主軸へと動いたように感じます、それが後席スペースの違いに大きく表れているように思っています。 今のお客さんがどちらを選ぶか興味ある所です。
コメントへの返答
2020年3月1日 17:23
こんばんは。
コメントありがとうございます。

乗って触れてみて、この両車の方向性が大きく違う方向へ向いていることを確認した次第です。

ヤリスは「そう使うわけではないのに、後席が狭いクルマは日本では売れない」という今までのしきたりみたいなものを打ち破れるかどうかです。
過去、スバルR2はそれで大失敗して、ついには自社製軽自動車の生産終了という結果になってしまいました。

いずれにしても、ライズ/ロッキーから顧客を奪い返せるかにかかっているような気がします。
2020年3月1日 18:41
こんにちは。興味深い内容でした。
フィット、ヤリスとも自分はまだ試乗は先になりそうですが、雑誌などの情報を見るに2台とも、今回のモデルで質感・価格から、明確に1クラス上の位置づけになった気がします。なので空席となった従来のBセグメントを埋めるという意味でも、ユーザーの予算感とのマッチングという意味でも、ロッキー/ライズは好ポジション、しかもあの出来の良さですから「売れて当然」「売れて納得」なのかな、と思いました。
コメントへの返答
2020年3月2日 8:20
おはようございます☀

おっしゃる通りヤリス、フィットとともにこの新型から、昔のカローラやシビックのポジションも担わせようとしていることが伺えますね。

特にフィットはシビックがとても大きくなってしまったので、それが明確になっているのかなと感じました。

とはいえ、日本人が欲しいのはちょっといいものよりも自分の身の丈に合ったものなんですよね。
価格がかなりアップしているので、少しお買い得に見えるロッキー/ライズの牙城を崩すのは難しいかな…。

プロフィール

「歩き疲れたのでおやつ🍪タイム」
何シテル?   04/27 12:34
やまちゃん@8148です。 フリードハイブリッドModulo XとカローラアクシオハイブリッドW×Bに乗っています。
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