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本日はオーリスの試乗をと思い出掛けたディーラーにて、そのオーリスは試乗車は無く展示車のみで試乗はできなかったのですが、営業マンとしゃべっているうちにヴォクシー ハイブリッドに試乗することになりました。試乗グレードは本年に行われた小改良時に追加されたエアログレード HYBRID ZSです。

エクステリア

オーナーの方には申し訳ないのですが、私は面の張りがしっかりしていた先代が好みですね。
ただ、このエクステリアのおかげで見切りは抜群に良く、普段ミニバンに運転する機会のない私でも緊張することなく運転できることはプラスですね。

インテリア・シート

インテリアのクオリティは特に気になる部分もなく、普通な感じです。
シートはスポーツ系のファブリックを使用しているため、表皮の張りが丁度いい具合でシートそのものもやや硬めであることから掛け心地もなかなかのものでしたね。
普段軽自動車ばかり乗っているので、余計にそう思ってしまうのかもですね。

エンジン・トランスミッション

先代プリウスの1800CCガソリン＋モーターのハイブリッドです。
試乗はほぼ全域でパワーモードで行いました。普段使用している軽ターボ・スーパーチャージャーはレスポンスが良いので、パワーモードでやっと軽快に走っていく感じですね。
ただ、車両重量を考慮すると、パワーモード使用しすぎるとバッテリーの寿命が心配になりますね。
これくらいの車重のクルマではやはり2000CCのエンジンとの組み合わせが欲しくなりそうです。
電気式無段変速も空走感もなくスムーズな走りができ、熟成を感じました。

サスペンション・乗り心地
偏平率が5％下げられたタイヤとシート下に配置されたバッテリーが、ガソリン仕様のヴォクシーとは違った走りを生み出しているようです。
全体的にはミニバンとして必要な走行安定性を何とか確保している＋αといったところですが、偏平率の下げられたトランパスタイヤと前席下配置のバッテリーのおかげなのか、ステアリングインフォメーションがしっかりしていて、交差点で曲がるときでも安心感があるんですよね。また、ショックアブソーバーの伸び側の減衰力がやや弱めで荒れた路面ではフラフラしがちなのですが、バッテリーが低い位置にあるせいなのか、そのふらつきも弱めに感じます。そのため、運転していて大きな不満を感じることはありませんでした。
営業マンによれば、最近はこのグレードが良く売れているとのことで、試乗してみると納得できました。

総括
最近のトヨタ車はハイブリッドを販売の主力と考えているようで、私が試乗したカローラ、シエンタ、ヴォクシーについてはガソリンモデルよりもハイブリッドモデルのほうが完成度は高いようです。
ヴォクシー ハイブリッド試乗してみて、大きな不満を感じることは無かったので、このクルマがセレナ、ステップワゴンといった強力なライバルを相手にしても善戦している理由が分かりますね。
走りを気にする私にはG's仕様が気になるのですが、試乗できるところが近隣に無いのが残念です。