
もうじき、納車されて1年が経つというタイミングとなり、12カ月点検の時期となりました。また、ボディコーティングをしているのですが、5年保証を受けるには1年に1回のメンテナンスが必要とのこと。
担当の営業の方に聞くと、点検とメンテを一緒にした方が効率がよく、2日間かかるとのことでした。
そこで、3月1日にキャプチャーを見に行ったついでに、次の週の点検の予約をしたところ、代車はカングー1になると言われました。
「また、カングー1に乗れる!!!」その日から、点検が楽しみになりました。
カングー1に乗れる(乗れた)ことを思えば、某ライオンマークの店での思いも吹っ飛ぶというものです。
で、1週間経過し、念願の点検の日、開店早々に点検のために車を預けに行ったところ、そこに待っていたのは、カングー1(後期顔)でした。
自分が乗っていた前期顔でなかったのは残念でしたが、カングー1に再び乗れるのには変わりません。(8年落ち、8.5万キロ走行の個体でした)
車を預け、早速カングー1のシートに腰かけると、「ふわっ」としたというか、ちょっとへたって「へにゃっ」とした座り心地。「お~これこれ!これがちょっと前のルノーのシート!」と感動。(クリオ2の普通のグレードのシートがこんな感じだったような記憶があります。)
インパネも、インジケーター類が1.4Lの初期顔とは微妙に異なっていましたが、11年間見慣れた景色。惜しむらくは、ウインカーレバーがホーンボタンになっていなかったことですが。
で、アクセルと踏むと、勢いよく加速。
カングー1+1.4Lエンジンだと、カングー2+1.6Lエンジンとほぼ同等の動力性能ですが、カングー2+1.6Lエンジンだと結構活発です。また、国産小型車みたいにやたらとアクセルが軽く、カングー2の感覚でアクセルと踏むと、急加速してしまう感じでした。
そして、その後、数十m走ったところで感じたのは、ボディの下でドタバタとバネ下が騒々しく動いているものの、ボディの上屋はフラットそのものの乗り心地。久しぶりに思い出したこの感覚。これこそまさしくルノーライド!
思い返せば、シュペール5も、学生の頃から雑誌で読んでいた想像上のフランス車のイメージほどのふ~んわ~り感はなくドタバタしていましたが、踏切を渡ってもなお全くボディはフラットなままでした。(といってもカングー1よりはふ~んわりしていましたが)
この感覚は、シュペール5、クリオ1(16Vだったので、ふんわりはしてませんでしたが、踏切を渡った時の感覚は同じような感じでした。)、トゥインゴ、カングー1に共通するものです。
最近、何かにとりつかれたように試乗ばかりしている私ですが、他社の車に乗って思うのが、このドタバタしつつもフラットというのが、ルノーライドなんだな~と思います。
カングー1と比較すると、カングー2は、衝撃を受け止めた瞬間のアタリは柔らかいのですが、突き上げはちょっと強いんですよね。
いつも思うのが、「あと、ひと縮み、あと1、2cmでいいからサスペンション縮んでほしい!」ということです。絶対的な数値はわかりませんが、どうしてもサスペンションストロークが今一歩短い気がするんですよね。(この感覚で、更に突き上げが強いのが、キャプチャーのインテンスです。16インチのゼンはどうかわかりませんが。)
そこで、ふと考えてみると、シュペール5、クリオ1、トゥインゴ、カングー1のサスペンションって、「フルトレーリングアーム/トーションバー」だったのに対して、カングー2のサスペンションは「トーションビーム/コイル」になっています。(って、クリオ2からですが。)
思えば、クリオ1まではふんわり感が強かったのが、クリオ2から”ふんわり”というより”ねっとり”とした感覚に変わったような気がします。
で、クリオ3からプラットフォームを日産と共通化するようになって、さらに雰囲気が変わった気がします。(クリオ3のプラットフォームはマーチ/ノート等と共通化され、コストダウンが主目的でポテンシャル自体低かったような気がします。だから、RSでは特別なサスペンションを採用せざるを得なかったのかもしれません。)
ちなみに、クリオ4は、サスペンション形式は、トーションビーム/コイルですし、ふんわり感はないですが、試乗車のインテンスだと17インチという大口径ホイールが多少ドタバタしつつも圧倒的にフラットです。
同じくフラットな乗り心地の車は多数あるのですが、このフラット感が他社のようにサスペンションで強制的にフラットに保っているという感覚でなく、凸凹をいなすような感覚でフラットなのがルノーの特徴なんじゃないかと思います。
そういえば、先日2008に乗って「これが猫足なのかな?」というしなやかな感覚が感じられ、208にも同様の乗り味に変わってきたという噂を聞くと、プジョーも昔のプジョーらしさを多少取り戻したのかなと思いますが、クリオ3、メガーヌ3で没個性的な乗り味となっていたルノーにもクリオ4で伝統のルノーライドが戻ってきたと言えるような気がします。硬い、柔らかいということは別として。
2日間、距離もわずかでしたが、カングー1に乗ることができて楽しかったです。
なんていうと、「あんたなんでカングー2に買い替えたの?」と言われそうですね。カングー2も気に入って乗っています。
Posted at 2014/03/13 00:47:02 | |
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カングー | 日記