車検のためにディーラーにクルマを預けに行きました。
その帰りについでに立ち寄ったのがプジョー/シトロエンのディーラーです。
てっきり閉店していたと思っていた地元のプジョー/シトロエンのディーラー。先週前を通ったら何故かショールームに新車が。そして試乗車と思しきクルマもずらっと並んでいたのです。
整備のみのはずが何故だろうと思ってプジョーのHPで調べてみたら、”準備室”が旧来の場所を借りて営業していたのです。
お店に立ち寄り話を聞くと、旧来のトヨタ系の運営会社は現在メンテのみ継続。新経営母体は横浜のGSTなんだそうです。ラテン系外車の中古車屋さんというイメージだったGSTも、現在は、全国的にフィアット/アルファやプジョー、はたまたルノーの正規ディーラーを手広く手掛けているんだそうです。
愛想がなかった旧来の運営会社では見ることが出来なかった3008や5008、C3も置いてありました。(当然?横浜ナンバーです)
C3にも、ディーゼルになったC4ピカソにも、見たことすらなかった3008、5008にも全て乗ってみたかったのですが、さすがにそんなに図々しいことはお願いできませんので、先代では触ったことすらなかった3008に試乗することとしました。
試乗車の3008と5008がすぐ近くに置いてあり、比べて見ることが出来ました。
現行型からは、3008も5008もがっつりSUVに趣旨変えしてしまい、また、5008は3008のストレッチ版となりました。(営業の方に全幅は違うのですか?と聞いたところ、「5008が広いです」との回答が。しかし、家に帰ってカタログを見ると誤りだったようで、全幅は一緒のようでした。)
シートに座ってみた印象としては、3008が少しふんわり感があったのに対して、5008は張りが強い感じでした。これは、3008が革と布を併用したシートだったのに対して、5008が革シートだったからかもしれません。
また、セカンドシートは、硬さは同じぐらいの印象でした。先代の5008には試乗したことがあるのですが、フロントシートがフランス車と思えぬほど硬かったのに対して、セカンドシートはまさにフランス車という印象でしたので、ちょっと残念でした。
ベーシックな輸入車を除けば、プレミアム感が望まれ、結果的に革シートが多くなってしまう昨今では、昔ながらのフランス車らしいシートを求めるのは難しいのかもしれません。
5008のサードシートは、実際に座ってみることまではしませんでしたが、まあ、VWトゥーラン、シトロエンC4グランドピカソあたりと広さは変わらないのではないでしょうか。
実際に乗ってみた印象ですが、まずインパネがフル液晶化されていて、チープな内装が売りだった?昔のフランス車とは隔世の感があります。
ステアリングは、昨今のプジョー同様、小径ステアリングの上にメーターがあるタイプです。短期間の試乗では違和感があるのですが、長期で使ってみたら慣れてしまうんでしょうか?
エンジンは、試乗時は先の営業の方から「ディーゼルです」と聞かされていたのですが、ディーゼルと思えぬ静かさ、エンジンもそこそこ回る感じ。「ほー、さすがディーゼルの経験が長いプジョー!」と思っていました。
しかし、試乗が終わり、カタログをもらってグレードを確認したら、試乗した「GT-LINE」はガソリンの1.6Lターボでした…。(営業の方は、横浜から応援に来たばかりとおっしゃっていましたし、横浜のどのメーカーのディーラーに在籍されているか分からないのでプジョーには詳しくなかったのかもしれません)
で、最も関心があった乗り心地ですが、きちんとサスペンションがストロークする感じで、すごくしなやかなフラット感の強い乗り心地でした。
私は、正直206以降のプジョーにイマイチ馴染めないという印象を持っていました。
20年以上前、友人に乗せてもらった306styleは、まさにフランス車といった乗り心地でした。当時乗っていたシュペール5とも共通点が感じられるような。
しかし、206以降のプジョーは、(そんなに乗った経験もないのですが)306のような感覚を感じることが出来ませんでした。珍車?1007を除けば。
それがここ最近になって、2008、現行308とフランス車っぽい味が感じられるようになってきたように思っていました。それがいわゆる”猫足”かどうかは分かりませんが。
今回試乗した3008もC4ピカソのようなわかりやすいものではなく、薄味ではあるもののフランス車らしさが感じられるものと言えそうです。(これは、直後に試乗したマツダのCX-8の乗り心地と明らかに違うことで、より強く感じました)
長文となりましたが、3008は、好みに近いクルマでした。
とはいえ、最も安価なグレードでも357万円(税込)からと結構いい値段がしますので、我が家においては購入対象になりそうにありません。今やプジョーですらリアハッチが自動ドアになり、安全装備も装着され、インパネが液晶なんですからしょうがないのかもしれません。国産車も300万円、400万円当たり前という時代ですから。
なお、こちらのディーラーは、もうすぐ元々DUO系のVWディーラーのショールームだった場所で本格営業を開始し、5月か6月に新ショールームに移転するそうです。その際は、人手も増えているでしょうからゆっくりお邪魔して、C3とかも見てみたいですね。
そうえいば、C4カクタスは正規ラインナップにならないのか?と聞いてみたのですが、限定車で取扱いは終了の見込みとのことでした。残念です。ということは、新型のベルランゴも入ってきそうにないですね。カクタスといいベルランゴといい、入れれば結構売れると思うんですけどね。少なくともC4のハッチバックの何倍も。(オーナーの方すいません)
Posted at 2018/02/18 19:22:23 | |
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試乗(フランス車) | 日記