月が変わってもう、3月になってしまいました。
仕事中にふとカレンダーを見ると、2015年3月。もう、年度末か、早いものだと思いつつ、突然、記憶の奥底に眠っていたことをよみがえってきました。
日付変わって3月3日。
30年前の今日、すなわち1985年3月3日、私は初めて自動車雑誌を購読しました。(こちらは、田舎で1日発売の雑誌は、3日に発売されます。)
購入した雑誌は、”モーターマガジン”の4月号。
廃刊された自動車雑誌が多い中、現在も存在し、また、最も古い自動車雑誌と言われる雑誌です。
なぜ、モーターマガジンだったのか?
それは、当時中学2年生だった私にとって定期購読できる価格だったからです。
当時の定価は500円。購入した4月号は特別定価で600円でした。(その後、5月号は500円でしたが、6月号以降、結局定価が600円になってしまいましたが。)
その4月号の特集は、”最新国産車ロードインプレッション”と”輸入ミドルサルーン”でした。(特集名は、ヤフオクへの出品写真で確認しましたが、内容は鮮明に覚えていますね。)
http://auctions.search.yahoo.co.jp/search?auccat=&tab_ex=commerce&ei=utf-8&p=%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%AC%E3%82%B8%E3%83%B3+1985&x=0&y=0
↑出品が終われば見れなくなるのでしょうけど、ヤフオクに1985年4月号が2つほど出品されています。
前者は、当時の国産車の(多分)全ラインナップの試乗記が掲載されていたもので、とにかく毎日むさぼる様に繰り返し繰り返し読んだ記憶があります。
後者は、(何度かブログに書いてますが)私の自動車趣味を決定づけた内容で、アウディ80、VWジェッタ、ルノー9、アルファ33、ランチア・プリズマの比較記事でした。
複数の自動車評論家の方々(確か、浅岡重輝氏(いすゞワークスドライバー)、中村孝仁氏(最近、Responseで久々に名前を見るようになった方)、青木豊氏(ここ20年以上名前を拝見しません)、その他1名(誰だったか覚えていません。伏木悦郎氏だったかな?))が、前述の5車に乗ってそれぞれが感想を述べつつベストチョイスを選ぶという内容でした。
この時の(多分、浅岡氏の?)「ランチア・プリズマは昼間は貴婦人、夜は娼婦のようなクルマ。それに比較するとドイツ車は家政婦のようだ」、(多分、青木氏の?)「アウディ80やジェッタはよくできているが、イモとソーセージばかり食べている国民が作ったようなクルマ」という記事に、多感な14歳の私は、大いに影響を受けまくり、「ドイツ車なんて面白くもおかしくもないクルマ!死ぬまで絶対乗らない!」と誓ったのでした。
その後、間違いだらけのクルマ選びの85年版で、徳大寺氏がフィアット・ウーノを絶賛しているのにも影響を受け、しばらくは、イタ車が一番、フランス車が二番という感じでしたね。(大学の途中までは、イタ車の方が好きだったかもしれません。)
でも、今思い返してみると(今回、ヤフオクへの出品写真でも確認しましたが)この号の表紙写真は、”ルノー25”!その後の私のクルマ選びを暗示していたのかもしれません。
また、当時のモーターマガジンは、モータースポーツもしっかりした記事が掲載されていて、多分、モンテカルロラリーの結果が載っていたのではないかと思います。
85年は、バタネンとサロネンが駆るプジョー205T16が勝ちまくる(最終戦は、ランチア・デルタS4でトイヴォネンが勝利!)シーズンなのですが、確か、開幕戦のモンテは、モンテマイスターこと、ヴァルター・ロールにとうとうプジョー(多分、バタネン)が勝ったというものではなかったかと記憶しています。
ちなみに、当時のモーターマガジンの編集長は、ホリデーオートから移籍してきた御田さんという方で、ホリデーオート時代に「ハイソカー」という言葉を生み出した方なのですが、結構アイデアマンで、面白い特集が続いていました。
今のモーターマガジンって、いつもドイツメーカー特集ばかりやっていて特徴のない雑誌という感じですが、当時の特集を見ると、5月号はツインカム特集、6月号はサーブ&ボルボ特集と当時急激にシェアを伸ばしていたオートマ特集でした。(NAVI5も載ってましたね)
その後、7thスカイラインが出た11月号では、”アッパーミドルクラスの外車たち”という特集で、これまた、ランチア・テーマ、ルノー25あたりの記事が載っていたような記憶があります。
ここで、ランチア・プリズマ&テーマ=ゼニアのインテリアというイメージが刷り込まれたんですよね。
今回、当時の表紙写真を見るために、ヤフオクで検索してみたのですが、本当に懐かしい思い出が次から次へとよみがえってきました。
ネット記事ではなく、活字の記事だというのが、また、記憶に残っている理由かもしれませんね。
Posted at 2015/03/03 00:30:53 | |
トラックバック(0) |
クルマ全般 | 日記