NHKのニュースで、輸入車の国内シェアが過去最高になったとの報道がありました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140109/k10014368751000.html
軽を除くいわゆる登録車中の輸入車のシェアが8.6%になったとのこと。
しかし、このNHKの報道、「外国メーカーが台数を伸ばしたのは、従来より価格を安く抑えた小型車を相次いで発売したことや、燃費を改善しエコカー減税が適用される車種を増やしたこと、それに自動ブレーキの装備など日本車並みに安全性能を高めた車を投入したことなどが要因とみられます。」とのことです。
このうち、価格を抑えた小型車の発売は、事実と言えば事実なんでしょうけど、最近の国産車は高いですよね。
昨年、カングー1の買い替えの検討を始めたとき、国産車の価格がオーディオレスだということを初めて知り、(値引きはそこそこあるとはいえ)ナビを付けたら結構な値段になるのにびっくりしました。
それに、輸入車は、フロアマットを付ければ、ま、走るのに不自由しないですが、国産車は装着せざるを得ないディーラーオプションがそこそこの値段で、売れ筋のミニバンやSUVが諸経費込みで優に300万円を超えますよね。我々の中高生の頃なら、300万円出せば、低グレードのクラウンだって買えたのではないでしょうか?
次の燃費の問題は、ハイブリッド天国で、かつ、平均速度が低い日本では、まあ、そのとおりかもしれません。
しかし、日本車並みに安全性能を高めた車を投入って、輸入車をバカにしとんのか!と思ってしまいます。
いわゆるアイサイトタイプの安全装備は、国産車では一気に普及しつつありますし、輸入車でも標準装備された車が増えているのも事実ですが、国産車って、ちょっと前まで後部中央の座席のシートベルトが2点式だったり、いまでもヘッドレストが装着されていなかったり、「日本車並みの安全性能を高めた」ってちゃんちゃらおかしいですよね。
でも、国産車と比較して価格が相対的に下がってきたのは大きいとは思いますが、輸入車のシェアが伸びている一番の原因は、一部の国産車を除けば、クルマそのものに魅力が欠けているからなんだと思うんですけどね。
特別なクルマ好きでなくとも、若い頃、ちょっと車が好きだったぐらいの人にとっても、「欲しい!」と思わせるクルマが本当に少ないと思います。
特に、ハイブリッド車、ミニバン、SUV以外の普通のハッチバックやセダンは、開発コストも切り詰められていて、安っぽいクルマばかりになってしまい、クルマの魅力を語る価値さえないレベルのように思えます。
その点、マツダは頑張っているに見えます。まあ、日本市場がメインではないので、日本人のためにCX-5やアクセラを作っているわけではないんでしょうけど。(もう少しコンパクトだと本当に魅力的だと思いますが、そうすると、あのスタイルは実現できないのかもしれません。)
これまで国産車を所有したことがないのですが、やっぱり、日本人なので、国産メーカーには頑張って魅力的なクルマを作ってほしいです。(レクサスやインフィニティとかではなく、手ごろなクラスで。)
Posted at 2014/01/10 00:36:22 | |
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輸入車 | 日記