
新型パンダがデビューしたということで、ネットでもやたらとバナー広告が出ていたので、一つ試乗でも行ってみようとディーラーに出かけていきました。
先日、プジョーの試乗で冷淡な扱いを受けた直後なので、どんな対応をされるか心配していましたが、初めて行ったフィアット&アルファのディーラーは、すごく丁寧に応対してくれました。
関心が高いのか、お客さんも多くて試乗は順番待ち、また、試乗時に同乗する営業の方が手が空いていなかったということで結構待たされました。(待っている間も「お待たせしてすいません」と受付の女性が何度も謝りに来てくれて、冷やかしの私としては、むしろ申し訳ないくらいでした。)
試乗中も、営業の方が色々と説明してくれましたし、こちらの問いかけにも快く対応してくれました。
実は、イタリア車に乗るのは、15年ぐらい前にプントアバルトに試乗したのと、ムルティプラが輸入開始された際に試乗したのの2回だけで、今回、3回目。(ちなみに、過去試乗したのは別のディーラーです。)
ムルティプラは、クラッチのすぐ横にステアリングシャフトがあって、短時間の試乗では、クラッチが扱いにくかったというイメージだけが強く残っていて、クルマの印象はあまり残っていません。
プントアバルトは、元々私自身がスポーティなクルマが合わないもので、これまた乗りながら、「自分には合わないな」と思っていた印象しか残っていません。
という訳で、ベーシックなフィアットは今回が初体験でした。
まず、シートは、フランス車とは違った感じで柔らかくコシがあって好印象。
トランスミッションは、デュアロジックというシングルクラッチの自動変速タイプ(ルノーでいえば、クイックシフト)でしたが、この手のタイプでよくあるローからセカンドへの変速時の減速感は小さく抑えられており、これもなかなかいい感じ。
エンジンは、500で実績のあるツインエアの2気筒875ccのターボ。発進時に、ブルブルっと震えるので、最初は「エンジンマウントがへたっているのか?」と思ったのですが、これがこのエンジン特有の振動とのこと。発進時以外は、振動は気にならず、結構パワーもあって2気筒というデメリットは感じませんでした。
乗り心地は、路面からのアタリが柔らかい感じで、フランス車好きには心地よい感じでした。最近の一部のフランス車よりもむしろフランス車らしい感じを受けました。
過去に乗った車で似ているのは、プジョーの1007で、1007のサスペンションストロークを少し小さくして、すごく軽快にしたような印象で、なかなか気に入りました。
今は、子どもたちが小さくて、カングーぐらいの広さが欲しいところですが、将来、夫婦二人とかになった際にコンパクトカーが欲しいと思ったときには最適だと思いました。ま、10年以上先の話で、その頃は、今のパンダも次期型になっていると思いますが。
といいつつも、ディーラーから帰る際、自分のカングーのシートに腰をおろすと、「やっぱり、このシートじゃないとな~」と心の中でつぶやく自分がいました。
帰る途中、カングークルール(真緑のやつ)、シトロエンC3プリュリエル、アルファの33と、なかなか見ない車を3台も見ました。(といっても、カングーはディーラーのすぐ近く、シトロエンもディーラーまでそれほど遠くないところで見たので、点検か何かだったのでしょうけど。)
本日の試乗は、なかなか楽しいものとなりました。
※帰りに立ち寄ったルノーで、オーセンティックの詳しい資料を見せてもらいました。でも、あちこちに「社外秘」って書いてあったので、その内容については、ここで書くことは控えさせていただきます。
Posted at 2013/06/02 18:51:13 | |
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試乗(輸入車) | 日記