
ラーメン目当てのトヨタ初試乗を行った勢いのまま、「旅の恥は掻き捨て」気分で、今度はボルボに試乗してきました。
試乗したのは、最近よくAクラスやゴルフと比較されているV40です。
タイトルのごとく、ボルボは初試乗なのですが、実は、今まで触ったことすらありませんでした。
考えてみると、ボルボって、ラテン車乗りからすると無縁なクルマの様な気がします。
ステレオタイプなイメージとしては、ラテン車乗り=アンチドイツ車って感じになりますが、アンチ巨人が巨人の勝敗が気になるようなもので、ドイツ車のことは多少は気になるものなのではないでしょうか?(というか、メディアの扱いが多いから自然と目に入るだけかも?巨人戦も、地上波放送すらされないと巨人のことなんてどうでもいいみたいな?(巨人ファンの方すいません。パ・リーグファンだと通常巨人のことは関心が薄いもので))
また、これまたステレオタイプな見方になりますが、ラテン車乗りって、むしろ「変なクルマに乗ってますね~」と言って欲しいという面があると思うのですが、これは、英車乗りやアメ車乗りにも通ずるものがあると思うんですよね。あ、同じスウェーデンでもサーブもそういう面があるのでは?特に昔の900なんて。
そう思うと、ボルボって、アンチファンがいるようなメーカーでもないですし、クルマ自体は非常に良心的に作られていそうですし、温厚そうな大柄なおじさん的なイメージで、少なくとも「変なクルマに乗っている」とは言われそうにありません。(輸入車自体が珍しいような地域なら別ですが)
そういう意味では、ある意味ラテン車の対極にあるような気がします。
前置きが長くなりましたが、ボルボV40試乗の状況・感想は以下のとおりです。
普段、ボルボに興味がなかったので、展示車を見て初めて知ったのですが、V40って1.6Lのターボエンジンで、トランスミッションもデュアルクラッチという今流行りのパワートレーンだったのですね。ここで、まずびっくりしました。
なお、雑誌には、ベースグレードが269万円からで戦略的な価格と書かれていますが、営業の方の話では、結局オプションを付けていくと、上級グレードのT4 SE(329万円)がお得なので、売れ筋はSEなんだそうです。
で、その売れ筋のSEというグレードに試乗をしたのですが、ディーラーの周りの国道と県道をただ1周するだけのコースで、また、夕方の渋滞気味の中を走っただけだったので、あまりよくわからなかったのが実情です。でも、正直、感想を言うのが難しいクルマでした。(言い換えると、正直印象に残らないクルマでした。)
クルマ自体はシートもしっかりしていて、乗り心地も多少ゴツゴツきますが(タイヤ太すぎ?サイズは225の17インチ)、一般的に言えばいい乗り心地なんだろうと思われます。(フランス車乗りからすると固いですが)
最近乗ったゴルフ7と比較すると、シートは同等、乗り心地はゴルフの方が多少フラット感が強いと思いましたが、メーカーの違いやお国柄の違いを如実に感じる部分はほとんどありませんでした。
一方、カングー2と比較すると、全く違う世界のクルマで、80~90年代のルノーが評価の基準となっている私から見ると、「いいクルマなんでしょうけど、好みからは外れている。といって、一昔前のドイツ車のように好みから大きく外れている訳でもなく、また、最新のフランス車と比べても、もしかすると大して(乗り味に)差がないのかも?」という印象でした。
でも、さすがボルボ、営業の方の説明を受けたのですが、執念とも言える安全性に対する取り組みはすごいものがあります。
また、試乗していた際に、ふとAピラー付け根にオレンジ色のランプが光っていたので、営業の方に聞くと、車両の横に車やバイクがいると点灯するとのこと。確かに、車線変更しようとしたら、バイクが左側に突っ込んできてヒヤッとするという経験は誰でもあると思いますが、そのような時は点滅して教えてくれるとのこと。また、アイサイトの高性能版みたいな装置も上級車種だけでなくV40にも全車種装着されているとのことでした。
ここ最近、試乗三昧になってきたので、今度はAクラスの試乗に行こうかと思いました。場合によっては、(ディーラーが鬼門の)プジョー&シトロエンも。
その上で、色んな国のいろんなメーカーの最新のFF車を試乗した後に新型ルーテシアの試乗をしてみたいと思っています。その方が、最新のルノーの立ち位置がよくわかるだろうと思ったのです。薄味になってもルノーはルノーなのか?それとも、今やルノーもVWもメルセデスもボルボも大した違いはないのか?と。
Posted at 2013/09/16 23:35:43 | |
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試乗(輸入車) | 日記