
年末から年始にかけて、みん友さんのブログで、”クライスラー”イプシロンの国内販売中止のニュースを知りました。
複数の方が取り上げていらっしゃったことからわかるように、ラテン車好きにとって、”クライスラー”イプシロンは何となく気になる存在だったのではないでしょうか?
やっぱり、”ランチア”ブランドであってほしかったと・・・。
私も、ランチアは永遠の憧れのブランドであり、イプシロンについては度々ブログで取り上げてきました。(クライスラーブランドの悲哀についてばかりですが)
哀しきイプシロン(2013年11月02日)
酷すぎるイプシロンの悲哀(2013年12月07日)
で、話は全く変わりますが、正月に服を買いにデパートやショッピングモールの初売りに出かけたのですが、買い物を終えて、某デパートの紳士服売り場から下の階に降りようといていた際に「Ermenegildo Zegna」の売り場の前を通りました。
ランチアといえば、近年はアルカンターラ、昔はゼニアのインテリアのイメージで、いつも目の間を通るたび、ランチアのことを思い出していました。
で、通り過ぎようとすると、店員さんが「30%オフですよ」とファストファッションに身を包んだ私に声をかけてきました。
普段は敷居が高くて足を踏み入れたことがないブース内に初めて入り、ちらっとスーツを見てみたら、これまで体験したことのないほどの柔らかい触感の生地。で、価格を見たら30万円以上!の値札が付いていました!(値引き前ですが)
洋服にほとんど興味がなく、せいぜい、イタリアのブランドもんでも15~20万ぐらいと思っていた私はびっくりしました。(世代的には、バブル期=イタリアもんのスーツ=アルマーニです。家に帰ってネットで見たら、アルマーニのスーツよりゼニアのスーツの方が高いんですね・・・。)
最近は、マセラティがクアトロポルテに「エルメネジルド・ゼニア」バージョンを出していますが、いまやフェラーリの4ドア版、2ドアクーペ版といっていいマセラティが採用するということは、ゼニアってやっぱり高級生地屋さんなんですね。
マセラティ・クアトロポルテ・エルメネジルド・ゼニア(2013年09月20日)
もう少し小さくして、新型ランチア・テーマにならないかな?(2014年07月19日)
そんなゼニアの生地を使ったインテリアをゴルフクラスのプリズマにまで採用していたランチア。(タイトル画像は、プリズマの前期型のインテリアです。街の遊撃手ジェミニのシートデザインは、プリズマのインテリアにインスパイアされたものではないかと言われています。)
やっぱりイタリアの名門ブランドだったんだなと改めて気づかされました。
そんな中、既報のとおり、ランチアブランドはイタリア国内限定で、イプシロンのみとなるとのこと。(
とうとう恐れていたことが…(ランチア消滅の危機)(2014年05月14日))
今回、過去の自分のブログを見てみたのですが、フランス車以外の輸入車の記事の6~7割がランチア(又はクライスラー・イプシロン)についてのもので、おそらくプジョーよりも多いのではないかと思います。
ランチア・ランチ開催についてブログで触れた際に書きましたが、初めて好きになった輸入車がランチア・プリズマだった私にとっては、時代の趨勢であるとはいえ、ランチアブランドの縮小(おそらく長い目で見たら消滅)は寂しいものがあります。
Posted at 2015/01/10 11:38:07 | |
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輸入車 | 日記