
そろそろ、新型ルーテシアことクリオ4の試乗車が出ているだろうと思い、ディーラーに電話したところ、「ありますよ」とのこと。
でも、11時に試乗予約が入っているとのことだったので、次男を連れてあわててディーラーに出発しました。
ちょうど、10時半に到着。
おろしたての試乗車だったのでしょう。メカの方が、タイヤワックスを塗っていらっしゃったところを横取りするような形で早速試乗させてもらいました。
シートに腰掛けた瞬間、”ほっこり”した感覚が。”ふんわり”とも違う感じの柔らかさを感じました。
エンジンはかけてあったので、早速ルノー初のDCTであるEDCで発進!”半クラです”感を一瞬感じながらスタート。スタートしてしまえばシフトアップ、ダウンはほとんど分かりません。
1.2リットルのターボエンジンはフラットトルクで、昔ながらのターボ感はほとんど感じられませんでした。
最も心配していた乗り心地については、あえて、旧道を通り、また、マンホールの蓋を踏んだりしながら走ってみましたが、フロア剛性(感)が高いところに、大きな入力があっても「バン!」と何事も無かったように受け止めてくれるという感じで、とてもよかったです。
個人的にしつこくこだわっている’80年代のフランス車、ルノーっぽさが残っているかどうかということについては、ほとんど期待していなかった分、想像していた以上に残っていると感じました。
いわゆるふんわり感はほとんどないですが、さきに書いたように、道路の継ぎ目やマンホールを乗り越えた時に、豊かなサスストロークで入力を受け止めた後に、ダンパーが伸びる際に一発でその動きを止めてしまうという感覚は、ルノーのDNAを引き継いだものと感じました。(スプリングがどうこうとか、ダンパーの縮み側、伸び側うんぬんとか、技術的なことは私にはわかりません。あくまでイメージです。)
ただし、多くの評論家の方が「スピードを増すごとにフラット感が高まる」と書いていらっしゃるのですが、試乗した際は、休日の午前中ということで、旧道も国道もそこそこのスピードで流れていて、ほぼ、50km以上で走っていました。これが、30~40kmとか、渋滞時にどうなのかということは今回はわかりませんでした。(なにぶん、次に予約のお客さんがいらっしゃったので、そんなに長く乗るわけにもいかず。)
あと、最後に気になったのは、サイズたっぷり、ふんわりとまでいかなくともほっこりした感じで、座った瞬間は印象がよかったシートなんですが、どうも、サイズがたっぷりしすぎていて、といって、沈み込みが少なく、腰椎をうまく支えてくれなくて、腰の落ち着き場所がないといいますか、思ったよりもいい印象は感じられませんでした。過去に乗ったクルマで言えば、トゥインゴの4thコレクション以降のシートのような感じでしょうか?
全体的には、フランス車らしさ、ルノーらしさということは別にして、単純に「いいクルマだな~」と感じられるクルマであって、昔ほど分かりやすいフランス車らしさ、ルノーらしさはないけれど、よくよく観察してみると、ルノーのDNAがきちんと残っているクルマというところではないでしょうか。(個人的には、クリオ3やメガーヌ3よりも好きかな?と感じました。これは、ルノーらしさをより感じたからなのか、それとも車そのものの出来がよかったからなのかは分かりませんが。)
逆説的に言えば、ある意味、ゴルフ5(のトゥーランでしたが)に初めて乗ったときのような感覚を受けました。ドイツ車らしからぬしなやかさ、パワートレーンのスムースさといい、「いいクルマに乗っているな~」と感じた時のような感覚といいますか。
最後に、機会があれば、17インチではなく、16インチのグレードにも乗ってみたいと思いました。そしたら、更に”らしい”のかもしれません。でも、16インチのグレードだと、インテリアやホイールの色が選べないんですよね・・・。(自分が買う訳ではないですけど、ちょっと残念です。)
Posted at 2013/09/28 22:58:07 | |
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試乗(ルノー) | 日記