• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

グループCのブログ一覧

2013年12月07日 イイね!

酷すぎるイプシロンの悲哀

酷すぎるイプシロンの悲哀 私にとって、永遠の憧れのブランドである「ランチア」。

 私だけではなく、WRCにおけるデルタの活躍、そして、バブル期に輸入されたテーマの人気により、今でも、一部に根強いファンがいるブランドです。個人的にはプリズマとテーマが好きでしたが。(スーパーカー世代のストラトスもありますね。)
 正規輸入が終了して久しいですが、並行輸入で歴代イプシロンが輸入され、そこそこ台数入るなど、正規輸入の要望が強いブランドであり、また、クルマだったのが「ランチア・イプシロン」だと思います。

 そこで、輸入開始されたのが、何を間違ったのか「クライスラー・イプシロン」。
 みんカラのブログでも、時々取り上げられることがあり、イギリス向けの右ハンドル車がクライスラーブランドだったため、日本向けもクライスラーブランドになったと、どなたかのブログで拝見したことがあります。

 何かと気になるイプシロン、半年ぐらい前に一度、ディーラーに立ち寄った際に、試乗をお願いしたところ、目の前に試乗車があるにもかかわらず、「試乗には予約が必要」と言われ、すごすごと帰ってきたことがあります。
 最近、在庫叩き売り中とのことで、「12月まで、イプシロン198万円」というバナー広告をネットでもよく見ます。
 試乗するなら、年内がいい機会と思い、わざわざ、電話予約してディーラーに向かいました。

 ディーラーまでは車で10分ほど、電話してすぐ到着。
 駐車場で車から降りると、隣のミニのディーラーのお姉さんが近づいてきました。要件を伝えると、クライスラー側からおじさんが一人近づいてきて「お電話いただいた方ですよね!」と言われたので、これは、話が早いと思って、そのおじさんと会話するも、展示車の限定車「パープル」の話ばかりで、「お得ですよ!」とのこと。

※限定車「パープル」 内装は定番アルカンタラでした


 しばらく話をしていると、そのおじさんが事務所に戻ってしまい、若い営業が代わりにやってきました。そのお兄さんも、試乗させてくれそうにないので、しびれを切らして(試乗車と思われる車の前で)「試乗車はありますか?」と聞くと、なんと!「ご試乗にはご予約いただく必要がありまして…。」との発言!
 ちょっとキレつつ「事前に電話予約して来たんですが…。」と言うと、「電話で応対させていただいた者の名前はお判りでしょうか?」と言われたので、「○○さんです。」というと、○○さんと思しき人のところにそのお兄さんが走って行って、やっと話がつながり、試乗車が準備されました。

 試乗のコースが、市街地を一周するだけだったので、クルマの印象はよくわからなかったのですが、イタ車(ブランド上アメ車?)経験に乏しい私にとっては比較対象は新型パンダだけ。
 パンダとの比較では、パンダが見た目のとおり、のんびり、ゆったりした(ある意味、フランス車っぽい)乗り心地だったのに対して、締まった感じの乗り心地でした。
 パンダでは、気にならなかった2気筒エンジンが、ランチア(クライスラー?どっちだ?)と思うと、ちょっと品に欠けるような印象がしました。
 また、右ハンドル化の弊害が思いっきり出ていて、ペダルが右に(車両中心側に)相当オフセットされていて、シートはなかなか良かったのですが、腰をひねってペダルを踏む感じになるため、腰痛持ちの私にはちょっと辛い感じもしました。

 また、ランチアといえば、昔はゼニア、昨今はアルカンタラの上品な内装というイメージですが、限定車以外のグレードは、上品ではありますが、「くーっ!いいねえ!」と思わせるほどのものではありませんでした。(限定車のパープルは、いかにもランチア!(クライスラー???)という内装でしたが。)

 試乗して、また、やる気のないディーラーの応対を体験して、つくづく思ったのですが、このイプシロン、(ニューモデルマガジンXによると)フィアット500が売れていたため、結構売れるだろうと勘違いして、クライスラーブランドで相当数入れたところ、さっぱり売れず、現在叩き売り中とのことらしいですが、まさしく、輸入代理店であるフィアット・クライスラージャパンがランチアというブランドが何たるか全く理解せず、右ハンドルというだけでクライスラーブランドで輸入して、ランチアというブランドが何たるかを全く理解していないディーラーが「訳わからない車を押し付けられてしまった」と思って、全くやる気なく売っているという哀しすぎるクルマだと思います。
 また、クライスラー&ジープのディーラーにやってくる顧客も、全くランチアが何たるか理解していないため、興味も示さないという三重の不幸が重なったクルマだと思いました。イプシロン自体には罪はないのですが。

 帰るときに、私のカングーを見た営業のお兄さん、「この車は、何というメーカーの何という車ですか?」って言いましたから、アメ車とドイツ車ぐらいしか知らない営業しかいない店が、イタリアの名門ブランドの車を売っているんでしょうね。ランチア好きとしては、本当に悲しくなりました。
 そういえば、試乗中も、試乗後も何度も「ランチアだったら、欲しいんですけどね~」と繰り返し言ったのですが、そのお兄さん、その意味を理解できているとは思えませんでした。

 おそらく、今回のクライスラー・イプシロンの大失敗を受けて、フィアット・クライスラージャパンは、「イプシロンはだめだ。」と判断を下して、今後、イプシロンを輸入することはないんじゃないでしょうか?
 それは、左ハンドルでも、ランチアブランドのイプシロンを入れるという判断すべきだったところを、誤った判断をした自分たちが「ダメ」だったにもかかわらずです。

 イプシロン、現在、新車も大幅割引中。このディーラーの試乗車上がりの中古車は、158万円と投げ売り状態です。
 この割引分の費用を使って、グリルとステアリングパッドとリアガーニッシュをランチアに交換できないんでしょうか?そしたら、一気に売れると思うんですが。
 でも、これが、限定グレードのパープル以外の通常グレードの内装に魅力が欠けているんですよね。
 これも、代理店がランチアというブランドの真価を理解していなかったからだと思うんですよね。

 本当に、この「クライスラー・イプシロン」は、可哀想な車だと思います。

※隣接するミニのディーラーにあったくまモンミニ
Posted at 2013/12/08 16:07:08 | コメント(9) | トラックバック(0) | 試乗(輸入車) | 日記
2013年12月03日 イイね!

行ってみたい「NISMO FESTIVAL at FUJI SPEEDWAY 2013」

行ってみたい「NISMO FESTIVAL at FUJI SPEEDWAY 2013」
 昨日の日曜日、ニスモフェスティバル at 富士スピードウェイが開催されました。

 このイベント、私も東京勤務だった98年に見に行ったことがあります。(当時は、「at FISCO」と言われていました。)
 過去の日産のレーシングカーが異種格闘技よろしく混走レースしたり、日産ワークスドライバーのトークショーがあったり、R380シリーズが走ったりと、日産ファンにはたまらないものがあります。
 この時も、幻のV12搭載のグループCカー「NP35」や砂子義一さんドライブのR380を実際に見ることができました。

 実は、前年の97年にも行く予定だったのですが、前日の土曜日、山梨で東京ラリーチャレンジという幻のようなイベントがあり(いずれ、このイベントについてはブログに書きたいと思います)、そのまま、三島に宿泊し、日曜日にニスモフェスティバルに行く予定だったのですが、当時乗っていたシュペールサンクのバッテリーが上がってしまい、いざ出発しようとしたらエンジンがかからず、といって、輸入車バッテリーってガソリンスタンド等では交換することもできず、結局、FISCOには行けず、当時のY'sコーポレーションに直行したことがあります。(オートフランス三島というディーラーがありながら、バッテリーの在庫がありませんでした。)

 ちなみにNISMOのHPを見ると、昨日のイベントの様子が動画で掲載されていました。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=Q1vnQrY27yg

 グループAのカルソニック日産など比較的新しいクルマもあれば、シルエットフォーミュラのシルビアやサニーのマイナーツーリング等、今やクラシックと言ってもいい時代のクルマも走っていたようです。
 また、R381も走ったようで、見に行くことができた方が本当にうらやましいです。

 東京モーターショーといい、ニスモフェスティバルといい、こういう時は本当に関東に住んでいらっしゃる方がうらやましいですね。(もてぎでは、ホンダのイベントもやっていたようですね。こっちにはマルク・マルケスも来ていたようです。)
Posted at 2013/12/03 00:17:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | 国産車 | 日記
2013年12月01日 イイね!

ルーテシアが1位!(ENGINE1月号(2014年))

ルーテシアが1位!(ENGINE1月号(2014年)) 最近忙しくて、仕事帰りに本屋に立ち寄ることができなかったため、週末に本屋に行ってきました。

 九州では、まだ、1日発売の月刊誌は発売されていませんが、26日、27日発売の月刊誌や隔週発行の雑誌がずらりと並んでいました。

 その中で、ENGINEの企画は、この手の雑誌の年末恒例の(というかある意味分裂した?NAVIのパクリの)その年の一番のクルマを決めるというものでした。企画の名称はそのまんま「カー・オブ・ザ・エンジン2013」です。

 で、最初から順に読んでいくと、なんと、「#1 ルノー・ルーテシア」と真っ先にノーマル&RSのルーテシアの記事が!それも、内容はノーマルもRSも絶賛!
 これは、1位に選ばれたのか、それとも、単なるエントリー順なのか理解できぬまま読み進めていくと、#10の車の紹介記事の後ろに、投票結果が掲載されており、投票の結果、カー・オブ・ザ・エンジン2013にルーテシアが選ばれていたことがわかりました!こんなこと、今まであったでしょうか!

 カングーやルーテシアorメガーヌのRSがベスト10入りするぐらいのことはあったかもしれませんが、評価は大体「わかる人にはわかる」みたいなもんで、「いい車だけど、ATがぶち壊し」とか「いい車だけど、電動パワステのフィールが不自然すぎる」という評価がほとんどで、絶賛しているのは、ラテン車好きの一部の評論家だけみたいなことが多く、エクスキューズなく投票者全員の評価が高かったことなんてなかったのではないでしょうか?

 欧州では、苦戦しているルノーですが、何とかこれをきっかけに復調してほしいものです。
Posted at 2013/12/01 18:35:05 | コメント(3) | トラックバック(0) | ルノー | 日記

プロフィール

「冥途の土産にアルピーヌA110試乗 http://cvw.jp/b/1774740/42570626/
何シテル?   03/03 21:19
グループCと申します。モータースポーツも大好きです。 車歴は、ルノー一筋で、25年を超えました。 (プロフィール画像にルノーがないのは、ルノーというメーカー...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2013/12 >>

12 3456 7
89 10 111213 14
15161718 192021
22232425 26 27 28
29 30 31    

リンク・クリップ

タイミングベルト交換 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/05/04 23:52:15
NWB / 日本ワイパーブレード 輸入車対応グラファイトワイパー 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/04/10 23:46:27
エルマ のび~太12V 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/03/30 08:15:16

愛車一覧

ルノー カングー ルノー カングー
 カングー1からの乗り換えです。  カングー1は、平成25年5月に11年目の車検を迎え ...
ルノー カングー ルノー カングー
2002年5月から2013年3月までカングー1に乗っていました。 正規輸入開始後、即契約 ...
ルノー カングー 子カングー (ルノー カングー)
 長男が生まれた際、本国のRenault Toysで販売されていたカングーの手押し車をデ ...
ルノー トゥインゴ ルノー トゥインゴ
 水没により廃車になったヴェルニ・オレンジのパノラマルーフのトゥインゴの代わりに購入した ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation