サセボヘ

名残り惜しい上五島に別れを告げて

最終便のフェリーに




お盆休みの１５日には
混み合ったであろう船室も

この日は１区画に数人で
余裕たっぷり



印象的だったのは
同じ区画にいたいかにも今風な二十歳前くらいの女の子

船室で仮眠するためのタオルケット持参だったから上五島出身の子
出港までは座り込んでしきりに携帯で電話したりメールしたりしてたんだけど

出港すると船室の床に膝をついて
１ｍくらいの高さにある
潮をかぶって透明度の落ちた窓の窓枠に手をかけ
島影が見えなくなるまで（３０分くらい）
じっと島を見ていたこと

離島だと
旅費も時間もかかるし
海が荒れて戻れないと困るから
年に一度しか帰れないという人が多い

島を離れるってこういう感じなんだなぁって思った






最後の便だと佐世保港に着く前に
夕日が沈むところが見れる

ただし水平線ではなく陸地に沈むんだけど


佐世保港着１９：００　夕焼けの残る黄昏





フォトギャラリー
　電気自動車で巡る上五島＜若松島＞（その３０）
　電気自動車で巡る上五島＜若松島＞（その３１）




佐世保から九州道を抜け中国道の広島付近で力尽き
目覚めたら朝霧に包まれて上空は朝焼けだった