お話が有ります パート２

２月２１日の精密検査

ＣＴの撮影を終えて循環器外来の受付に書類を出したところで
診察室から、先程診察してもらった医師が飛び出して来た。

あたりを見渡して私を見つけると早足で近づいて来て
｢○○さん、お話が有ります。すぐに診察室に入って！｣

医者の｢お話しがあります｣という言葉には妙～な重さが有る。

医師の後について診察室に向かうと、
医師は通話状態でそのままにしていたらしい電話の受話器を取り上げて
｢ああ、今、本人が来ました。ケロッとしてます。｣と言って受話器を置き、
私に向かって
｢とにかく座って、いいですか、先ず落ち着いて｣

え～っと、落ち着くのはそちらのような・・・と思いつつ・・・なんだか悪い状況みたいだなぁと
ちょっとビビリつつ、こりゃぁ入院かなんかさせられそうだなぁとか手術はイヤだなぁとか
ネガティブな妄想が駆け巡った。

｢今、ＣＴ検査室から連絡が有って・・・まだ私も画像を見てはいないのですが・・・
大動脈が裂けてるようです｣

え～っと、裂けてるってのは～・・・どんな感じなんだろう？？
インターネットで見た症例のいくつかのイラストを思い浮かべつつ
更なるネガティブな妄想が駆け巡るのだった。

（続く）