ん～

帰りの通勤電車

比較的空いていて立っている人はまばらだけれど座席は全て埋まっている

外は傘をささなくても何とかなるくらいの雨

朝の広告をしつこく見ながら｢む～？｣と相変わらず悩んでいた


途中の駅からご老人が乗り込んで来た

乗り込んだ途端にドアの横の手すりに傘を引っ掛けて・・・・

そのまま奥へずんずんと進んで来た

？？？？

あの傘はどうするつもり？？？

まるで店の入り口の傘立てに傘を置いて店内に入る・・・みたいな


片手に缶ビール

もう一方に新聞

傘を持つと邪魔ってことか？


次の駅で席が一つ空いて、そのご老人が座った

缶ビールを一気に飲み干して、缶を座席の下に・・・


おいおい、その缶はどうするんだ？ちゃんと持って降りるのか？

電車の揺れに合わせて転がる空き缶は不快なものだ
今のところは転がってないけれど

もしかして放置癖の有る人？


ん～気になる

私より先に降りてくれれば良いのだけれど
（別に答えを見たからといってどうこうするわけではないけれど気になる）


私が降りる一つ手前の駅でご老人は腰を上げた

やった！答えが見れる！


と思ったら新聞を網棚に
そのまま腰を下ろして眠り始めた


あ～その新聞はどうするんだ～
まぁ新聞はおそらく放置されるんだろう、迷惑に感じる人も少なかろう


しかし、この人は自分の駅でちゃんと降りれるんだろうか？


どうでも良いことなんだけど何だか気になったまま自分が降りる駅に到着してしまった


雨はやや本降りになっていた